へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

台湾でパトカーに乗った話

まず最初に申し上げますが、台湾でパトカーに乗るような恥ずべき行為を推奨する記事ではございません。

それを自慢するわけでもなく、こういう海外トラブルがあったので気を付けましょうという記事です。

 

台北の警察の方々にはご迷惑をおかけしました。感謝感謝です。

 

1/27夜、我々3名は台北アリーナで乃木坂46ちゃんの公演を終え、Youbikeをぶっ飛ばして松山にある観光夜市へ。いろいろ食べつつ、夜市を出たところの路上に座りながら胡椒餅を頬張ったら、終電も迫っていたので松山駅へ。

この時点で現地時間23:45くらい

たしか23:52の自強号が台北に戻れる最終なので、それに間に合わせた。

 

そこで、連れが一言。「スマホないんやけど」

マジで、ない。鞄を探しても、食べ物を捨てたごみ箱を探しても。

 

で、終電行っちゃいましたーーー(+o+)

 

マジでないので、胡椒餅食べてた路上に置き忘れたかもしれないのでそこへ戻る。

ない。

 

さらに夜市の中の別の心当たりのある場所も探す。

ない。

 

ヤバくね?  なくなったやん。 海外でスマホなくしたやん?(俺じゃないけど)

 

この時点で0時過ぎ。夜市も割と店じまいをはじめている。ちなみに翌朝は帰国のためにホテルを7時台に出なければならない。時間もないぞ。

 

で、スマホには、位置情報がついていて、IPhoneだったらIPhoneを探す みたなアプリがあるんだけど、彼はそれのAndroidバージョンのを入れてたらしい。それで探知しようと試みる。ワイのiPhoneから彼のタブレットテザリングしてつないでみると、場所が出た。

 

通信無制限SIM使っててよかったー

彼のスマホの電池が76パー残っててよかったー

 

これでずっと位置情報を探知できる。

しかし、位置情報がリアルタイムで動いてる。。。

 

そして、3人のうちの1人は、深夜3時のフライトで成田に行って、そこから昼に仙台に着き午後に試験を受けるという強硬日程だったので、ここで空港へ発つ。さよならー

(ちなみに疲れて受けられなかったそうw)(それなら成田じゃなくて仙台行きの飛行機買えばよかったのにね)(こいつは行きの飛行機も乗り遅れて4万払って関空で乗り継いできたw)

 

 

位置情報が動きすぎてるのが不気味。

川に沿って時速3キロくらいで動いている。

 

考えられるのは、

・川に流されてる(ちなみに防水)

・誰かが持ち歩いてる

 

だが、しばらくそれを観察していると、川の先の橋を渡り、道路の方へ

これは何者かが持ち歩いてる...  

 

その位置情報に従ってそこに行けば取り返せる可能性は高いが、危険すぎる。そこに何者がいるかはわからない。

 

で、とりあえず頼ったのがケイサツ。やってもらえるかはわからないけど掛け合う。

 

深夜一時の松山でも、交番に行くと警察官が5人くらいいて、話を聞いてくれる。日本の交番より一つ一つの規模がでかいので小規模警察署って言ってもいいかも。

 

拙い英語で、盗まれましたわやばいっすよ  って伝えるとおおおおーってなって、一緒に位置情報を見ながら、誰かがこれ動かしてるね。みたいなことを共有する。

 

で、たぶんケータイ取った相手が台湾人なので、そこに警察が電話をかけたりしてくれるが、まぁ出ないよね

 

あとは、位置情報の近くの警察官に電話してくれてる?かはわからないけどいろいろ電話をかけてくれる。

が、それをやってる間にも位置は少しずつ移動する。しかも一旦離れた方向から向きを変えてだんだん近づいてきたり。

 

と、深夜一時から1時間近くいろいろ取り合ってくれたものの、最終的には

・位置がリアルタイムで動いてるのでなかなかそれを捕まえるのが難しい

・そもそも動いてる範囲が管轄外なのでそこに直接行くことはできない

 

とのこと。それでも深夜に拙い英語の外国人に取り合ってくれるだけでとても感謝。ありがとうございました。

 

で、管轄内なら行けるかもよ。と別の交番を紹介されたので、行くしかない。

 

その交番までは歩いて15分ほど。途中で川を渡る。

ここで問題が。 次の交番のめっちゃ近くにケータイの位置情報がうろちょろ。怖いよ。

 

その友人「管轄範囲出たらまた探してもらえなくなっちゃうから急いで行こうや」

俺「途中でばったりケータイ盗んだ人に会ったらなにされるかわからないし怖すぎ無理。待機しようや」

といった少しの言い争いの後、ケータイの位置情報が逆方向に行ってばったりする可能性が低くなったので、別の交番へ。

ちなみに深夜2時過ぎのこと。

 

で、先ほどと同様にいちから英語で端末を説明すると、また親身になって聞いてくれる。

で、位置情報めっちゃ近いから、すごそこやん!!!みたいな反応をいただき、次の瞬間、

外に停めてあるパトカーを指差して、こっちに来い!と言われる。

 

お!動いてくれた!感謝すぎる。

 

で、とりあえず位置情報が出てたところに向かうが、当然相手は移動しているのでそこにはもういない。

警察は少し勘違いしてたようでその辺の草むらを探しているが、そういうことではない。

ので、ちゃうねん!って言ってパトカーに引き戻して最新の位置情報を伝える。どうやら近くの公園内をうろちょろしているようなので、そこへパトカーを飛ばす。

 

とある公園に着くと怪しい人影が。ホームレス?ぽいオバちゃん一人が公園内をうろうろしている。ケータイのリアルタイム位置情報と全く同じ。

 

警察がその人に話しかけに行く。

 

次の瞬間、

警察官がこっちを向いて、とったどー!!!!!つってケータイを見せてくれた!!!

解決👏

怪しい人はなんかヤバイ系の人というよりはホームレス系の人でした。

 

で、歓喜にわく我々を乗せたパトカーは交番へ戻る。

 

ここで少し疑問が。

・なぜ女の人はあのケータイを持ってたのか

・ケーサツはなぜ捕まえなかったのか

 

一つ目に関しては、ケーサツの人曰く、夜市の出口あたりにケータイが落ちてたからあの人は拾ったらしいと言っていた(それ犯罪じゃないの?)

まぁ軽い罪的な感じなのかな?ケータイ取り戻すのがメインだからまぁいいや

 

二つ目は謎。台湾はそういうところなのだとしか理解できない。

 

ともかく、海外で失くしたケータイが帰ってきました!!!台湾の警察にはマジで感謝。

 

 

教訓

※そもそも海外の路上にケータイを置き忘れては絶対にいけません。

※いざという時に「iPhoneを探す」などのアプリをしっかり準備しときましょう。

※充電たくさんしときましょう

※台湾の警察はめっちゃ優しい💗

※そもそも外人の我々が警察に迷惑をかけないようにしましょう

 

もう一度自分の名誉のために言っておくと、これやらかしたのは俺じゃなくて同行してた友達やからね!

 

で、一件落着したあと

で、ホテルは台北駅の方なので、交番の近くの流しのタクシーを捕まえ、一つ目の交番にお礼を言うために一旦立ち寄り、その間俺はなぜかタクシー運転手と一緒にYouTube見てニヤニヤするという時間を過ごし、高速で台北駅へ戻りましたとさ。深夜3時になっていた。

ちなみにタクシーめっちゃ安いよ。深夜料金含めて315元。高速使ったけど台湾の高速タダだし。

1000円ちょいくらい。距離的には東京から新宿通り越して中野くらいまでの距離なのに。

 

ホテルに着いて寝て、翌朝6時半に起きて帰国の途へ。

 

そんな台湾の旅のエピソードでした。

f:id:taiwankaeritai:20190217100400j:imageお世話になった一つ目の警察