へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

香港→マカオ→広州 フェリーと高速鉄道

つい先日、香港、マカオ、中国の広州と回ってきたのでいつものように乗り物中心にお届けします。

 

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といいつつエビ蒸し餃子

 

7月11日に羽田からHKExpressの深夜便で香港へ行き、一日中空港らへんで飛行機の写真を撮ってました。

空港から市内へはAirport Expressも走っていますが、バスが安くて便利。

ホテルは佐敦(Jordan)付近だったので、そこを通るA22というバスに乗って約40分。香港はほとんどが二階建てバスなのでキャパシティもでかく、料金は39HKD、つまり600円くらい。

 

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こんな感じの2階建てバスがひっきりなしにはしってます。乗るときにオクトパスをタッチするだけ。

 

Hostelに泊まって、翌朝から行動開始です。

 

 

では、ここからがフェリー編。

 

香港からマカオへは、以前はフェリーだけでしたが、今はバスのほうが安いです。

香港空港近くの人工島からマカオの人工島までフェリーの約半額でバスが出ており、40分ほど。しかし、そこへ行くまでに乗換が必要で、マカオに着いてからも市内まで移動が必要です。

香港市内からマカオのカジノへ直接行くバスもありますが、結局出入国手続きのときに一旦降りなければなりません。値段も少し高い。

そんなこんなで、香港市内からマカオへは今回は船に乗ります。高速船なので1時間で着き、高頻度。マカオも目的地近くのフェリーターミナルにつきます。

 

なので、マカオに行くために船に乗ります。

香港側の主なフェリーターミナルが2つ。尖沙咀と上環。マカオ側も2つあって、マカオとタイパ。

このうち、上環~マカオのフェリーは24時間運航で昼間は15分間隔なので、おすすめです。

尖沙咀のほうが九龍半島各地からは便利ですが、本数は少ない。マカオ側のタイパは、ベネチアンとかの島の方の巨大カジノへ行くには近いですが、マカオフェリーターミナルからと所要時間は10分も変わらない一方、本数は少ないです。

 

当日は、まず地下鉄で上環に行き、今回は大きな荷物を持っていたのでまずは荷物を有料で預かってもらいます。たしか、6時間までは40ドル。

身軽になったところでトラムに乗って市内をぶらぶら。そして、おひとり様OKの點心の店へ。

 

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これがおひとり用点心盛り合わせ。

 

そのあと、フェリーターミナルに戻ってついに乗船です。

値段は141HKD+大きな荷物が追加料金で25HKD。飛行機の機内持ち込みサイズを超えると取られるようです。

13:28くらいにチケットを買いましたが、13:45の船が指定されました。

国際航路なので、出国手続きがありますがこれは1分とかからず終わり、全然余裕で船に乗れます。

のどが渇いていたので、乗船口横のkioskでお茶を購入しました。

 

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乗船口から見た船。

 

座席は乗船口で割り振られるので、最初の方に並んでたら前の方の窓がないところになりました。これが悲劇。

荷物は、前か後ろの空きスペースが荷物用になっており、そこに置きます。

 

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船内は、だいぶ、広い。通路3本に横12列の座席。

 

船は13:45よりちょっと遅れて出発。キャパシティは400人以上あるようですが、半分ちょいの人を乗せて一路マカオへ。

めっちゃ揺れます。高速船だから揺れないと思ってたけど。昔何回か乗ったジェットフォイルは全然揺れなかったのに、これはタイプが違うからか、揺れます。そして、頭が痛くなる。

 

ひたすら地図を見ながら早くマカオに着け-って思ってました。窓側なら外が見えるからまだマシだったはず。

 

高速船なので、シートベルトを付けます。クジラとかに衝突したら衝撃がヤバいので。

そんなこんなで香港からマカオまで一路1時間。外は水しぶきなのか雨なのかよくわからないですがめっちゃ濡れてます。この時期の香港は晴れたと思ったらいきなりスコールが降ったり、それが5分くらいで止んでいきなりまた晴れたり。よくわからない天気です。

 

そして、1時間ほどたったころ、左手に澳門の空港の滑走路、右側に港珠澳大橋が見えてきて、減速し、タイパ島へ繋がる橋をくぐったらマカオフェリーターミナルに到着です。

荷物はそのまま自分で持って下船し、入国審査へ。外国人レーンは少し混んでいて10分ほど待ちました。出国の時はすぐだったのに。

 

そして、歩いてこの日のホテルへ。

澳門は総じてホテルが高いです。カジノリゾートなので。その中では比較的安い4つ星のカーサレアルという場所に泊まりました。それでも日本円で1万円ちょい。

何が良いかって、マカオフェリーターミナルや、サンズが徒歩圏内であり、セナド広場などにも比較的近いこと。また、フェリーターミナルやサンズから無料バスを使えばだいたいマカオのどこへでも行けます。

 

そして、このホテル自体も小規模ながらカジノを備えているので、軽く遊ぶ分には建物内で完結です。

 

そして、私が予約したときは一番安い部屋だったのに、なんとたぶん一番上のスイート?????にアップグレードされました!!!

 

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10000円ちょいで泊まれたホテル。これでも室内の1/3しか写せてない。

 

部屋にトイレがふたつ、テレビが二つ、角部屋の丸い窓から90度見渡せる、コンセントは無限、バスタブがシャワーと別にある。などなどヤバい部屋。びっくりしました。

 

2×2mくらいある巨大ベッドを独り占めしながらグダったあと、サンズで少しカジノをやるも全然勝てず。

気を取り直してタイパ島のリゾートを見に行きました。

 

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マカオ、やばい。ホテルがエッフェル塔立ててるんだもん。(パリジャンマカオ)

 

全部カジノの無料バスでマカオを回れるのは素晴らしい。ベネチアン、パリジャンあたりを回って、マカオのフェリーターミナルまで戻り、歩いてホテルへ帰宅。

 

 

そして、翌日です。

 

朝起きて、朝食を食べ、少しスロットを打ってまた金を減らし、10時前にチェックアウト。

ここから2.5kmくらいで中国との国境なのですが、荷物が巨大だったのと現金が余ってたことからタクシー利用。

56HKD(なぜかトランクを使うと5HKD取られた)とリーズナブルなお値段で移動出来ました。ちなみにここからお友達2人も合流し三人旅。

 

この日の懸案事項は、11:40の高速鉄道に間に合うかどうか。

乗るまでに、

マカオの出国手続き

②中国の入国手続き

③切符の発券

④駅に入場するための荷物検査

が必要で、マカオの出国のところに着いたのが10:10

余裕そうですがどうでしょう。

 

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マカオ側のゲート

 

 

①は5分もかからず終わった気がします。

そこからちょいと歩いてこんどは中国の入国。中国もしくはマカオや香港の身分証を持っている人は自動ゲートですいすい行けるはず。しかし、外国人ゲートはたった2つで、しかも中国の入国カードが必要だったり日本人じゃなければVISAが必要だったり、指紋認証が必要だったりと、時間がかかる。

 

日本人の場合、事前に機械で指紋登録が必要です。(審査場の手前に必ずあるのでそこで登録) 二回目以降は不要。

あと、入国カードが必要で、それを記入してから並ばなければなりませんが、見当たらず並んでから書きました。

 

そして、入国検査は30分くらいかかって、10:45くらいに中国に入国。珠海を刊行する暇はないので、出てすぐ左に曲がり、珠海駅へ入ります。

 

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数年前にできたばっかりの珠海駅。週末は北京行きの夜行列車とかも来る!

 

 

そして、最大の難関の切符の発券です。

 

中国の列車は基本的に実名制で、パスポートと名前の登録が必要です。

これも身分証があれば自動で買えるのですが、外国人はパスポートが必要なので必然的に窓口に並びます。

 

そして、各窓口とも混んでいて、しかも人民は一人10分とか平気でかかる。ヤバい。進まない。間に合わない。

 

で、警備員みたいな人がパスポートなら2番窓口に行けと。

2番は空いていたのですが、港澳台なんちゃらと書いてあって、要するに香港マカオ台湾人用。

我々はパスポートなのに大丈夫か?とか思いつつほかの窓口並んでたら電車間に合わないのでここに並ぶ。

20分ほど待って、自分たちの番。パスポートを渡すと

発券してくれました!!!

機械自体は同じだからどの窓口でも発券はそもそもできるはずなのです。

 

そもそも、切符の予約と支払いはオンラインで日本から済んでいるのですが、パスポートの確認のために発券が必須なのがまた面倒。

前日に空いていた香港西九龍駅の窓口で発券しようとしましたが、その時は同行者のパスポートの写しが必要といわれ、番号だけでは発券できなかったのでこの日並ぶこととなりました。

 

そして、11:10。電車まで30分の時点で発券に成功し、だいぶ余裕が見えてきました。

次は荷物検査。

 

ワイのスーツケースが引っかかりました。何言ってるのかわからなかったけどとりあえず開くと、中にあったハサミとシェーブクリームが没収されました...

 

ハサミは分かるが新幹線乗るときにシェーブクリームもだめなのかい...

ちなみに爪切りやカミソリは没収されず。謎。

11:20前には駅に入れましたので、コンビニでお茶買ったりしながら時間をつぶす。

 

そう、中国では列車の発車前にならないとホームにさえ入れません。

 

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ホームの入り口にこんなゲートがあって、ここでもう一度チェック。

 

珠海の場合は12分前から入場でき、3分前には締め切り。それ以降は電車が止まっていてもホームに入れてくれません。

 

で、11:28にホームに入るためにまた切符とパスポートの確認をし、ホームへ。

 

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見た目は完全にICE


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側面には、和諧号

 

 

停まっていました。CRH380B。G6340列車。

 

なぜ11:40発を狙ったかはこれが理由。

 

珠海から広州南は1時間程度の距離なので、大体の列車は簡易的なシートのCRH6Aという車両を使っています。座席の向きも固定で、通勤電車をちょっと良くした感じの車両。だけど最速200km/h。これが中国のすごいところ。

 

けど、同じ値段で、中国各地を走っている新幹線車両にも乗れます。それが11:40発の列車。

 

この列車は広州南までではなく、その先深圳北とかもっと東のほうまで行く列車なので、CRH380Bが使われているわけです。ほかにも、珠海には一部ですがCRH2ATなども乗り入れています。

この列車を選べば、車内は新幹線で、コンセントなども付いているのです。

 

最高速度は350km/h。速い。が、この広珠城際線という区間はカーブも多く200km/hまでしか出しませんでした。

車両のベースはドイツのICE。ただし座席は日本のものをベースにしたやつを積んでいるので、窓割が合いません。その辺はご愛敬。

 

トイレは中国の街中よりきれいです。めっちゃ頻繁に掃除しています。車内には売店もあってあたたかい弁当とかも売ってます。あとは、グリーン車相当の1等や、フルフラットになるビジネスシートもあります。中国すごい。

高速鉄道でも長距離列車なら10時間を超す中国ならでは。

 

広州南までは、途中中山北にのみ停車で55分。あっというまでした。

 

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座席はこんな感じ。日本の新幹線と同じ感じ。

 

広州南はまた、巨大駅です。各方面の高速鉄道が一同に会します。西へは昆明成都などへ、北へは長沙、武漢、上海、北京方面へ、東へは深圳、香港、厦門方面、南へは珠海方面。

とにかく多彩な高速鉄道が約30のホームにひっきりなしに出入り。出発予定表みたいなのを見たら10分に5本くらいは列車があります。

 

出口と入り口は分離されていて、ホームの上は出発ロビー、ホームの下が到着ロビーといった感じで完全に空港です。

 

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巨大な広州南でもパシャリ。この後ろ側にも同じくらいホームがあります。

 

広州南駅は、市内のハズレにあるので、ここからは地下鉄で市内へ。幸いにも始発駅なので座ることができました。相変わらず列という概念がないのは中国クオリティ。我先にと座ります。

 

 

そして、広州市内でランチをして、広州塔などを見て回りました。

 

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広州塔

 

おわり!