7/13日
こちらが機材。
そもそも、今回の目的地はシドニーだったので、羽田から直接行けばいい話ですが、値段とか、どっか寄って旅行したいとかいろいろな思惑が重なった結果選ばれたのは広州でした。
広州は、香港から北へ100km程度。巨大空港の香港空港が近いのはもちろん、まぁまぁ国内外に多くの便を飛ばしている深圳空港はもっと近い。さらに、珠海にも、マカオにも空港があり、空港激戦区です。
そんな地域にあり、一番巨大な空港が広州白雲空港です。2018年に、中国南方航空をはじめとしてスカイチーム系航空会社などが移転してきた第二ターミナルが開業し、ますます巨大化しました。あとは、Fedexが拠点を置いていたり。
中国内では、北京や上海に並ぶと言っても過言ではありません。北京は今年秋にはさらに巨大な新空港が出来るらしいですね。上海は虹橋と浦東の二つの空港に分散していますが、広州に空港は一つだけです。(深圳も広州の近隣みたいなものですが)
広州白雲空港は、市内から地下鉄2号線で40分ほどです。この地下鉄、世界でも有数の混雑路線。日本みたいに押し込まず、人の乗降中でもドアを閉めるので、車内は日本ほどキツキツになることはありませんが、駅で乗るときに何本か待たなければなりません。しかも、電車が着いたら降りる人におかまいなく我先にと人民が乗り始めるのでもう大変。まぁドアがすぐ閉まる仕組みなので気持ちは分からなくもない。
しかも、2号線は途中で2つに分かれていて、空港行きは3本に1本。これを狙わなければなりません。難しい。
なんとかでかい荷物を持って、空港に行く列車じゃないタイミングで前に出て、空港行きが来たら最前で乗車。
空港までは中心部から約45分。ひたすら乗ります。
今回利用するのは最近完成したばかりの第2ターミナル。ここをハブとしている中国南方航空を中心にスカイチーム系が利用しています。が、たしか中国南方航空はスカイチームを脱退したんだっけ。
あとは、ワンワールドだけどJALも第二ターミナル。これも中国南方航空ワンワールド加入への布石?
第二ターミナルだけでこの広さです。
しかし、8割は国内線用チェックインカウンター。広大な中国では国際線よりも国内線がメイン。それでも国際線もたくさん就航しているのがすごい。
ターミナルの東寄りが国際線チェックインカウンター。
国際線でも中国南方航空は自動チェックインと自動荷物預けを採用しています。中国でありがちな、めっちゃ並ぶチェックインカウンターとは無縁で、チェックインから荷物預け入れまでたった5分でできました。国内線に乗るような手軽さ。
で、しばらく空港の駐車場から飛行機ウォッチング。珍しいの来ました。787機目の787。
B-1168 中国南方航空787-9
で、余裕を持って出国検査へ。
割と厳重な荷物検査でした。そのあとちょいと歩いて出国手続き。国際線便数が少ないので人も少ないんだけど、手続きの係員が見習いばっかで一人一人めっちゃ時間がかかり、荷物検査と出国合わせて30分ほどでした。
次は、暇つぶしラウンジへ。
プレミアムラウンジ。
プラザプレミアムが運営しているラウンジ。
JALの広州での指定ラウンジでもあるらしい。
このあと、深夜便になるので、シャワーを浴びます。搭乗券を受付に渡して、シャワー利用許可をもらう仕組み。ただ、いつ使ったらいいのかよくわからず、空いたところをとりあえず利用。新しいので至極快適でした。
ラウンジはめっちゃ広い。しかも、便数が少ないのでガラガラ。素晴らしい!
で、市内でお腹いっぱい食べてたし、このあと機内食もあるので控えめにお食事を。
フルーツタルトとプリン?とカフェオレだけ。
当然充電もできましたが、なんか弱くて全然バッテリーの充電増えなかった。。。
搭乗開始時刻くらいに歩いて搭乗ゲートへ。巨大な第二ターミナルでは、国際線だけでも20以上のスポットがある(はず)ので、5分以上はかかりましたが、比較的近い方。
149番から搭乗!
CZ325 広州21:00→シドニー8:25
機材は国際線で最も快適(だと思っている)A330-300です。
2-4-2の座席配置はどこからでも通路にアクセスしやすく、幅も狭くない。会社にもよるけど間隔もだいたい充分。そして、だいたい古くない。
今回の機材は2014年製のB-5939。A330-300自体は日本路線にも入っているものの、この機材は長距離がメインで日本線には滅多に入らない模様。
あと、中国の特徴として平気で国際線機材を国内線で使う。というか区別がない。ので、国内線のドル箱とかでも結構飛んでます。
南方航空だったらA380もロサンゼルスのほかは北京だし、中国国際航空も747を広州や深圳や上海に飛ばしてます。国内外の機材がほぼ分かれている日本とは大きな違い。
そんな機材ですが、エンターテイメントには日本語があり、日本映画も多数。
この通り。
色々見たいとは思いましたが、深夜フライトだしなるべく休みたいので何も見ず。タッチパネルも感度良好で、もちろんUSB充電もできます。
広州では3つある滑走路のうちの20Rから離陸し南へ上昇。深圳や香港上空を経て海上へ。
機内はオーストラリア系と中国系が半々といった感じ。
まずはドリンクサービス。夜で温まりたいのでホットコーヒーを。アルコールも頼めます。
コーーーヒーーー 砂糖がふんだんに入ってて美味しい。
しばらくすると夕食の機内食です。ずいぶん経ってたからこれを書いてるので何か忘れてしまいましたが、たしかビーフライス。
めっっっちゃ塩っ辛いです。が、まぁ許容範囲。機内食は濃いめに作られるとは言いますが、めっちゃ濃い。けど別にまずいわけでもなく美味しく完食しました。
機内食の配膳の時、私は何もリクエストしてないのにいきなりベジミールが置かれるハプニングがありました。
客室乗務員に違くない?って言ったらお隣さんも困惑した顔で、これ私のじゃない?ってなって、配膳ミスでしたとさ。手をつけないでよかった。
しららくするとブラインドを締めて機内照明を落とします。夜なので。
その後は眠りにつこうと思いつつ眠れません。が、目を閉じます。
途中フィリピン上空などを通過します。
次に朝に起きるとこの辺でした。
オーストラリア大陸に入りダーウィン上空を過ぎたところ。シドニーまであと2時間ほど。
シドニーと広州の間の時差は2時間あるので、シドニー時間では朝6:00くらい。広州時間ではまだ朝4:00くらいに朝食です。ちょいと早いが8時間のフライトなのでしゃーない。
朝食はスクランブルエッグとコロッケがメイン。もう一種類あったはずだけど忘れた。
こちらもサイドディッシュは微妙だったので残したもののまぁふつーに朝飯として良かった。
相変わらずドリンクはコーヒーを。
しばらくするとブラインドを開ける人たち。
着陸前のトイレ行列から撮った機内はこんな感じ。
東の(左の)窓から南半球の朝日が差し込みます。
中国の航空会社だからと言って、何か心配する人がいるかもしれませんが、客室乗務員も機内の客もいたって普通です。騒がしくもないしレベルが低くもない。ふつーに快適です。
中国南方航空最高なんですが、JALにもANAにもマイルを貯められないのだけはクソ。
今回はその先の行程と合わせて安い航空券だったので購入したのですが、ワンワールドに加盟しない限り今後使うことはあまりないかも。
日本から広州とか行くなら香港経由でもいいし。
そんなこんなで間も無く着陸。
シドニー上空をちょいと通り越して南側から34Lに降り立ちました。降りる前には綺麗な海も見えます。
すぐにドアが開くと思いきや、誘導路上で一旦停止。15分ほど動きません。その間に他の飛行機が出てきたり抜かしたり。
どうやらスポットが空いてなかったようで、大韓航空のソウル行きが横を通過してしばらくしたらそこに入りました。
隣のスポットには747-400が。おそらく羽田から来たカンタス便です。
朝8時前後のシドニーは国際線到着ラッシュです。北半球のアジア各都市を夜に出て朝シドニーに着くフライトが多いので。
日本便だけでも羽田からのANAとカンタス、大阪からのカンタスが同じ時間に降りてきます。あとは少し早い時間のソウルからのアシアナとか大韓航空。そして、中国各地。
遠方だと中東ドバイカタールアブダビ、アメリカ方面はロサンゼルスダラスなど。全部朝到着。
シドニー空港、国際線ターミナルは驚きの小ささです。中国の巨大空港を見たあとだと。羽田の国際線ターミナルよりコンパクトなくらい。そして、建物も2階建て?という低さ。オーストラリアの玄関口としては驚きでした。
そして、中国系の便が本当に多い。北京上海広州はもちろん、青島成都武漢西安杭州重慶昆明長沙南京深圳福州廈門海口までぜーんぶ直行便。
日本なんて東京大阪だけなのに。中国人の移動は半端ない。
実際シドニー市内でも中国語は飛び交ってるし、チャイニーズタウンもいたるところに。日本やシドニーに限らず世界中が今こんな感じなんですかね。
シドニー空港は、市内からは鉄道で10分ほどと非常に近いですが、料金が馬鹿高い。通常2ドルくらいなのに、シドニー空港駅を使う人は12ドルくらい追加されます。今は円高で1ドル71円ほど。地下鉄に10分乗るだけでこの値段は少しおかしい。これは、空港利用料らしくて、運賃ではないらしいです。
京急も羽田で加算運賃はあるけど、こんなに極端ではないですね。
そんなシドニーに着いたら、一応留学ということになってるので送迎の人と合流して目的地へ向かいましたとさ。