へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

ウラル航空748便 新千歳→ウラジオストク搭乗記

初めてのロシアに行くために、新千歳空港からウラル航空に乗ってウラジオストクへ向かいました。

 

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短距離ですが、乗る人も少ないと思うのであえて記録に残しておきます。

ちなみに搭乗直後の9月にこの路線の運休が発表されました。なのでこれを参考に乗る人も現れないでしょうね。

 

 

まず、ウラジオストクに行くことは半年前くらいに決まったのですが、成田からの直行便は3万円近くするため、どこか経由しようかと考えました。値段的には、ソウル経由や釜山経由で、札幌経由とだいたい同じ値段ですが、今回は日本にほとんど来ないウラル航空というのに魅力を感じて新千歳経由となりました。さらに、ちょうどサプライスの日本発海外航空券3000円引きキャンペーンをやっていたので、諸税込15800円のところを12800円で新千歳→ウラジオストクを予約することが出来ました!

その後予定がはいり、結局この日の朝は福岡から新千歳に飛び、ウラジオストクに向かうという意味わからないルートになってしまいました。そうすると距離的には韓国経由のほうがだいぶ近いですね。

 

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福岡から新千歳はANAで。大型機なのに満席でした。

 

新千歳空港は飯屋がめっちゃあります。ウラジオストク到着は夜遅いので、早めのお食事として15時過ぎから国内線ターミナルで美味しい美味しい寿司を食べてました。美味しいけど学生にはちょいと厳しい出費。けど美味しいのです。

 

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函太郎というチェーンですが、それでもめっちゃ美味しいです。

 


ウラル航空の出発時刻は17:30。ちなみに予約した時点では16:30だったのにあとから勝手に変更されました。

チェックインカウンターは15:30に開くそうですが、そんな混まないと考え寿司を食ったあとお買い物をして16時にカウンターへ。案の定ほぼ誰もおらずすぐにチェックインができました。

ロシアは観光でもビザが必要なので、ビザの確認と、帰りの飛行機の確認をされます。

ウラル航空は荷物が厳しいらしく、事前の案内では機内持ちこみは5kg、預けは10kgまで無料となっていましたが、私の預け荷物をカウンターで測ったら10kgでギリギリでした。もっとも、新千歳空港発であれば新千歳の係員が担当するのでロシア発より緩いと思われ、特に機内持ち込みの重さとかも計られていません。実際巨大なスーツケース機内に持ち込んでる人も見かけました。

 

 

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国際線側は最近リニューアルしたのかめっちゃ綺麗です。が、増設したと思われるC,Dカウンターはまあまあ遠いです。その分ピカピカでガラガラでした。


諸々を3分ほどで済ませて、出国します。新千歳の出国は、中国便や韓国便と時間が被らなかったからか、非常にスムーズでした。荷物検査も向こうが客を待っている状態ですし、出国審査も待ち時間ゼロ。ちなみに顔認証の自動ゲートはありませんでしたので、スタンプを押して出国。

 


ここまでやって16:10くらいだったので、もうちょい寿司が食べたくなり、出国後エリアのレストランゾーンへ。どの店もくそガラガラです。出発便がないからか。

カウンターのお寿司を4かんだけいただいて16:30頃にお店を出て、カードラウンジへ。

 

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カウンターのお寿司


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ラウンジはクソガラガラ


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というかこの時間国際線が出ないから全部ガラガラ

 


こちらもガラガラでほんとに他に2人しか人がいなかったです。喉の乾きをここで潤し、トイレをすませてから搭乗口へ。

 


この時間は国際線全然来なくてゲートもがら空きなのにウラル航空はバス搭乗です。そのほうが空港使用料安いんですかね。

 


16:40頃にゲートに来てとの案内で、16:50にはゲートクローズするとの案内だったので、16:43くらいに行ったらみんな並んでました。まだゲートはオープンしていないみたい。16:47にオープンして、バスに乗車。バスは2台にわかれており、私はあとから並んだので2台目に。16:50すぎにはすぐに全員バスに乗車し、発車かと思いきや、ひとり来てないみたいで5分以上待ちましたが、結局来ませんでした。17時に飛行機に搭乗。前方は有料席なので人は少なく、後方の無料席にはひとがいっぱいです。私は事前に無料の後方25Dを指定していました。

一番前の2列はビジネスクラスで2-2の配列、後ろのエコノミーは3-3の一般的なA320の座席配置で、28列目までありますがなぜか26-28列目は座席を指定できず、乗っても空席でした。座席移動できないかとも思いましたが断られました。なぜ空いてるんだろう。

ちなみにこの空いている後ろ3列には、離陸後しばらくしてからぞろぞろと中国人が勝手に移動してきて外を眺めたり寝始めたり。何やってんだ。俺もやりたいのに我慢してるんじゃ。

 

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バスゲートの502番


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バス搭乗だと飛行機を見上げられるのは楽しい

 

実質最後列の25列目に座ると、周りは8割中国人で、ロシア人と日本人は1割ずつくらいしかいませんでした。乗る前に聞こえてきた無線によれば、ウラジオストクトランジットの北京への荷物が大量にあるみたいで、なぜこんな経由をするのか知りませんが中国人の団体みたいなのが乗っていたのでしょう。直行より安いのかな?

 


17時過ぎには全員搭乗し、17:10に機内安全設備の説明。しかし、なかなか飛行機が動き出しません。まぁそもそも定刻は17:30なのでめっちゃ早いペースですが。

17:22にプッシュバックをはじめました。

新千歳空港の滑走路は国内線側にあるので、ここから反対側までまわり、17:32に離陸しました。

 


離陸後はしばらく揺れ、シートベルトサインは15分程は消えなかった気がします。

機内ですが、基本はロシア国内線に使われる機材なのでモニターやコンセントは一切なく、足元もLCC並に狭いです。まぁ2時間のフライトなので問題ないです。

機内食があるのか全然分からなかったのですが、18時頃になってジャムを挟んだワッフルみたいなお菓子だけ出てきました。あと、水は無料。

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機内食というか、お菓子。

 

その後はやることもないので、音楽を聴いたり仮眠をしたりして過ごします。

 

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空席な後ろ4列


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夕暮れ


ところでこの飛行機の経路、新千歳を出るとしばらくは真北に進み、稚内を超えてサハリンにかかる所で左へ進み、間宮海峡を超えてからロシア沿岸を通ってウラジオストクに行くという遠回りです。札幌からウラジオストクへ直接向かう航空路が設定されていないからこうなっているようですが、詳しくはわかりません。

 

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こんな感じ

 


なので、夕日が左に見えてたのがだんだん前になり、そのあと右から見えるようになるのです。それでだいたいの位置を感じられるのです。

 

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右から見える夕暮れ


19時過ぎライトがつき、19:07にシートベルトサインが点灯し同時に降下を開始しました。さすがに外はほぼ真っ暗になってきました。

目的地のウラジオストクは、経度は日本の広島とか岩国あたり。なので東京より時間的に(太陽の南中時刻)は30分くらい遅くなるのですが、ロシアの時間設定はおかしくなぜか東京より1時間早い時間設定になっています。

なので、気分的には、広島にいるのに1時間早い世界。朝7時起きは日本の6時起き。

なんか意味わかんなくなってきたのでやめます。

とりあえず、新千歳を17:30に出て2時間で着くので、日本時間19:30頃、現地時間ではもう20:30頃になっているというわけです。

ちなみに日本より時間が1時間早いと、シドニー時間です。シドニー時間は先月たくさん経験したのでそんな感じだと思えばまぁそんな感じ。

 


ウラジオストク空港は直前まで街の灯りも全然見えず、日本の明るさとは対照的でした。ところで着陸1分前ににやにやしながら歩き回ってる中国人がいましたが何考えてるんでしょうね。

19:30に着陸してから、タキシングが少し長く、19:39にスポットに着きました。シートベルトサインが消える前に中国人はみんな立ち始めるし

 


降りるときもバスでした。ウラル航空はウラジオストクもハブじゃないので安く済ませてるんでしょうか。ちなみにこの後この飛行機は北京に行くはずです。

 

バスは1台にエコノミーを全員乗せてたみたいで、一番後ろだから最後に降りたら、バスは当然最後。けど、バスを降りる時一番最初に降りれたので、めんどうなイミグレーションを一番最初に通過することが出来ました!

 

日本人は特にビザのチェックもあるので他の国よりイミグレーションは時間がかかります。最初に抜けるのは大事です。

そして、そんなに大きくない空港なので、イミグレーションを通って数分後には荷物が出てきました。スムーズに全てを済ませて空港ロビーへ出て友人と合流しました。

 

ここからが大変。ウラジオストク空港のアクセス鉄道は1日数本。夜着では終電が行ってしまっています。目的地的にバスも使えないのでタクシーを検討します。タクシー配車アプリはタクシーがいないとか言って捕まりません。なので空港のタクシーカウンターに並んだのですがこれがまた全く進まない。20分以上待ってもラチがあかないので、白タク覚悟で空港の外に出でます。ちなみに空港は一回出ると入るのにまた荷物検査が必要なので出るのを躊躇っていました。

外に出たらふつーにタクシーが待ってました。しかも値段を聞いたらぼったくりでもなく割と良心的な値段で。

なのでこれに乗ってやっと空港を脱出しましたが、乗るまでに30分以上ロスしてしまいました。

 

ちなみにウラジオストクはほとんどが日本の中古車です。特にタクシーは圧倒的にプリウスだらけです。車内の機器が日本語だし、右ハンドルなのですぐにわかります。

タクシーは高速で160km/hでぶっ飛ばしてて若干怖かったですが、ホテルには早く着きました。