2018年12月の搭乗記です。
成田から上海まで朝イチのエアチャイナに乗って行ってきました。
時刻表的には、成田8:55→上海11:20という午前便です。
日本と中国の時差は1時間あり、日本時間だと12:20到着予定です。
今回乗った機材はエアチャイナの737-800
この写真は別の日にCA158便を撮ったときのものです。
今はコロナですが、本来であれば東京上海間はめっちゃ飛行機が飛んでいます。
まず、
羽田から上海浦東は
羽田から上海虹橋は
成田から上海浦東には、
フルサービス系でJAL、ANA、中国東方、中国南方、中国国際、吉祥
LCCで春秋、春秋日本、ピーチ、jetstar
が飛んでいます。
しかも各社一便とかではなく数便飛ばしているところも多いです。
ちなみに、羽田と成田と違いはもうご存知の通りですが、
上海虹橋と上海浦東の違いは、
虹橋が市内西部にあり、中心部から地下鉄で30分ほど。隣には高速鉄道の一大ターミナル上海虹橋駅があり、中国各地へ乗り継げます。
一方で、国際線はほとんど飛んでおらず、ほぼ国内線です。日本からの便も虹橋行きは少ないわけです。
浦東は東部の東シナ海沿いにあり、中心部へは地下鉄で1時間かからないくらい。途中をマグレブという最高速度430km/hのリニアモーターカーに課金すると30分ちょいで市内に行けます。
つまり、どっちもまぁまぁ市内に近く、虹橋はより市内に近いわけです。
で、今回の航空会社選びはズバりコスパ。
フルサービスの中で、値段を比較し一番安かったのは、中国国際航空(英語名はAir China)でした。
結果的には、成田→上海、北京→羽田という変則的な航空券を3万円台で購入しました。
成田→上海のエアチャイナは、朝便と、午後便と、夜便の3便があります。
迷ったのは、時間的に上海に着いてからを有効的に使える朝便か、成田を午後に出るので早起きせずに乗れてしかもA330で運行される昼便か、どちらにするかです。
数記事前でエアチャイナの搭乗記を書いたときに説明しましたが、中国の航空会社は、小型機と大型機で機内設備が違いすぎるのです。モニターの有無とか。
なので、機材的には午後便が良かったのですが、結果的には朝便を予約しました。
機材は737-800です。中国の航空会社は国内線国際線関係なく同じ機材を飛ばしているので、国内線を飛びつつも、韓国とかベトナムとか日本にも飛んでくる機材です。
そろそろ、当日の話をしましょう。
2018年11月29日。国際線に乗るときは、通常は出発の二時間前までには空港に着くのが望ましいです。
朝8時55分に成田を出る飛行機に乗るためには7時前に着かなきゃいけないわけです。
で、たしか、アクセス成田の始発便に銀座から乗って7時前に成田空港に着いたはずです。記憶がありません。
あの頃朝早く成田に行くときは睡眠重視ならスカイライナー、値段重視ならアクセス成田って感じだったのでどっちに乗ったかあまり覚えていないのです。
あと、早朝に成田から飛行機乗る方法としては、前日とか深夜バスで成田に着いて、ベンチで野宿。これは、第一ターミナルは閉鎖されるので第二か第三ターミナルで可能です。
ほかには、成田空港近くの芝山のカプセルホテル。
ほかにも空港周辺の各ホテルに泊まるというのもあります。が、安い朝の飛行機とっても宿泊費かかったら本末転倒ですね。どのホテルもだいたい早朝に空港までのシャトルバスを出しています。
とにかく、7時前には成田に着きました。
着いたらちょっとだけ寄り道して、マレーシア航空のA380を撮影。展望デッキは7時からしか開きません。なので、これは7時過ぎに撮った写真のはずです。
でけえ
かっこいい。
メキシコからアエロメヒコも来ました。
さて、エアチャイナは第一ターミナル南側でチェックインです。
第一北側がスカイチーム、第一南側がスターアライアンス、第二がワンワールドというのが基本になっていて、エアチャイナはスターアライアンスなので、第一の南です。ANAの牙城です。
エアチャイナのチェックインカウンターはまぁ許容範囲内の普通の行列だったはずです。中国便といえば、日本で大量に買い物をした段ボールマシマシの中国人がめっちゃ並んでいるイメージがあるのですが、今回はそうでもなかったです。
ちなみに福州とか厦門に行く厦門航空のチェックインは特に混んでるイメージ。
エアチャイナは、成田の国際線で一番早く出ます。(今は春秋日本の早朝枠の方が早いはずですが)
他のチェックインカウンターは静かな中、エアチャイナだけ賑わっていましたが、普通に荷物を預け、出国へ。
この時間のエアチャイナは上海行きのほかにももう一つ成都行きがあります。
こちらは737-800、あちらはA320-200です。どちらも小型機なので合わせてもそんなに客がいないのでしょう。
成都までは飛行時間5時間くらいのまぁまぁな距離です。
ちなみに、こちらの飛行機、正式には上海が経由地で重慶まで行きます。重慶行くなら成都まで行って陸路で戻ったほうが楽だとは思うけど。
成田の保安検査と出国手続きは7:30に開始されます。それまでは、ひたすら列が伸びるのみ。エアチャイナ以外も9時台は続々と出るので、まぁまぁ列が伸びるのです。
しゃーないので並んで、7時半を過ぎてから出国します。成田は顔認証レーンなので一瞬です。
8時前に出国したら、コリアンエアーラウンジ。安定の。
Priority Passで入るのです。
スタアラ上級会員なら、ANAラウンジが使えるんですがねぇ。しゃーない。
第一ターミナルのエアラインラウンジだと、あとはユナイテッドが持ってるらしいです。デルタの有名なデルタスカイクラブは3月まではあったけど撤退してなくなっちゃいました。
時間をつぶし、搭乗口36番へ。割と出国検査から近いところです。お隣には成都行きもいます。
搭乗開始時刻過ぎに搭乗口に着きましたが、なんともう最終案内中!
8:55発で、搭乗開始時刻は8:15で、搭乗口に行ったのは8:20過ぎ。
737-800という小型機材なのに加えて、搭乗人数が少なかったのでしょう。
日本の航空会社って国際線でも搭乗開始は20-30分前が多いです。国内線だと15分前とか。
対して海外だと普通に40分前とか。で、大概遅れる。そんなイメージです。
まぁ搭乗口には時間前に来てるので遅刻とかではなかったですが、急いで乗ります。8:25くらいに機内に入りました。
本日の搭乗機材はB-5622
最近のフライト動向を見ていると、重慶に配置されている機材っぽいです。
中国を縦横無尽に飛び回っています。
そもそも、エアチャイナのハブは北京と成都です。
けど、中国を縦横無尽に飛び回るので、さらにほかの都市にも機材を配置しているのでしょう。上海とか重慶とかはハブではないけど拠点としていて多くの便が発着しており、この便もその一つ。けど、やっぱりいい機材は北京や成都に集まるイメージ。
上海発着の国際線はA332程度まで。エアチャイナの国際線乗るならやっぱり北京八着ですね。
逆に上海に強いのは東方、上海、吉祥の三社ですね。その点では上海行くときもそれらに乗るほうが機材的にはいいやつが来ます。
今日乗る機材は
重慶→上海→成田→上海→重慶で一つの流れの運用なのでしょう。
というかこの短距離で経由便かよって感じです。重慶は距離的には直行できるので、春秋日本とかは成田から直行便を出しています。
さて、ドアは8時40分過ぎには閉まりました。やっぱり搭乗がスムーズで人もそんなにたくさん乗っていません。
座席は後方の34L。右の窓側席ですが、K席じゃなくてL席なんですね。日本だと右の窓側はK席なイメージ。
割と後ろの方なので、他のお客さんも少なく、同行者と3人掛けを2人で利用できました。
機内設備は、Wifiなし。充電なし。モニター無し。
日本の国内線の古い機材的なイメージ。個人用モニターはないですが、上からニョロって出てくるアレはあります。なので、一応フライトマップとかは見れました。
けど、あたたかい機内食はしっかり出ます。
朝なので、滑走路は全く混むことなく、8:55に34Lから北へ向けて離陸しました。
離陸後270度くらい右旋回をして、西へ向かいます。
この日の日本の上空はめっちゃ冬のからっとした快晴。めっちゃ陸地がよく見えます。
上海へ向かうには、東京から九州までずっと陸地に沿って進み、そこから海に出ます。なので、上空から日本旅行ができるわけです。
まず、離陸から20分ほどの9:15頃に右手には富士山。
9:22頃になると、南アルプスがそびえたち、奥には日本アルプスの山々が雪をかぶりながらそびえたっています。
9:33に中部国際空港の真上を通過し、右手には名港トリトンと名古屋市が一望できます。そこから2分ほどすると、長島らへんの木曽三川がきれいに流れているのが見えます。
続いて、9:46頃には大阪上空を通過します。ちょうど阪神間の陸地が右下に見える位置、つまりちょっとだけ陸地の南側の瀬戸内海を飛びます。
9:48に、神戸空港のほぼ上空を通過します。右手には六甲アイランドとポートアイランドが見え、その奥には神戸の街並み、さらに奥には六甲山地とすべて綺麗に見えます。ここから見ると阪神間は山と海に挟まれたところにすべてが密集しているのもよくわかります。
そして、この辺で機内食が前から順番に回ってきました。メニューはもはや選べたのか一つだったかも覚えていません。
出てきたのはこちら。料理名もよく覚えていませんが、こんな感じでご飯の上にお肉が乗っているやつと、パンと、サラダとフルーツ。
朝一のフライトで、機内食の時間は10時ごろという非常に微妙なタイミングですが、仕方がありません。向こうもこの短時間でしっかりサービスを提供しなければならないので。
メニュー的にはランチっぽいですが、時間的にはブレックファーストな機内食でした。
さて、飛行機は瀬戸内海を順調に西へと進み、10:12頃には広島の南側を通過します。
10:14に下を見ると、空港らしきものが見えます。
大阪から岩国までたった30分ってやっぱり飛行機速いですね。
上海といえば、この一年後には大阪から船で上海へ向かいました。
そのときは、50時間です。大阪を昼に出て岩国はもう夜でした。あちらはあちらで楽しかったけどさすがに50時間は長かったですねー
10:29くらいに飛行機はついに本州を離脱し、九州上空へと向かいます。
本州のちょい南側をずっと飛行していた飛行機は、九州上空になるとこんどは右手はほとんど海です。九州は左手の南側にひろがっています。
が、ギリ右からも見えます。
10:32に右に特徴的な地形が見えてきました。海の中道と志賀島です。一瞬でわかります。そこを超えたら博多湾上空から糸島の方へと抜けていきます。
残念ながら機窓の写真はこれ以降撮っておらず、たぶん九州を抜けて東シナ海上空へ入り、海しか見えなくなったのでしょう。
さて、飛行機は順調に東シナ海を飛んでいき、外の空気がかすんできたら間もなく上海です。
めっちゃ空気が悪いです。さすが中国。
上海の南側から回り込み、北へ向かって着陸。4本ある滑走路のうちの海側のどっちかに着陸しました。
日本時間で11:59。中国時間で10:59の到着です。
成田からは3時間ちょいの飛行でした。
飛行機は第二ターミナルの北側の、沖止めでした。
まさかのね。
着いたら、右側に中国らしい飛行機が。
四川航空のパンダ塗装のA350-900です。
アメリカとかに飛んでいく機材ですが、国内線で上海にも来ているようです。日本ではまず見られません。
飛行機を降りたら、バスで空港ターミナルへ。
中国の入国では指紋照合があるので、バスを降りたところでは指紋登録機があります。
が、私は中国入国二回目だったので不要です。一度登録していればその後は指紋は向こうに保存されています。
たしか、そのあとは検疫を通過して、入国審査へ。
あんまり覚えていませんが、ちょい待った気がします。
中国の入国の際日本人はビザがいらないですが、代わりに紙の入国カードを書かなければいけません。これよく忘れちゃうんだけど、出国時にも出さなきゃいけないので保存しときましょう。出国時なくしたらまた書き直せばいいんだけど、なかなか紙が置いていないのでちょいとめんどくさいです。
中国にノービザで入国できる国っていうのは非常に限られていて、他の国の人は基本ビザ入国なので、カードを持っている人が少なく、勘違いしてしまいます。
日本人は逆にカードさえあればいつでも中国に入国できちゃうわけです。すごい。
指紋を照合して、スタンプを押して入国できます。
入国したら、荷物受け取りです。少し待ったような気もするし待ってないような気もするけど、覚えてないです。
けど、飛行機降りてからリニアに乗り換えるまでに1時間ちょいかかっていたので、どこで時間を取られたんだっけ。
入国審査か荷物受け取りでちょい待ったわけです。思い出せないけど。
とりあえず、12時頃には全てを終えて空港へ出られました。
ここから、市内へ向かいます。
地下鉄2号線でひたすら行くか、リニアで竜陽路駅まで行って2号線に乗り換えるか。
オタクはリニアを選びます。高いけど。
結局2号線に乗り換えなきゃいけないので、普通に行きたい人は2号線を選びましょう。
リニアは、なんと、最高速度430km/h。ただし、そのスピードを出す時間は限られていて、一日のうち数時間だけ。その他の時間は最高速度300km/hです。
でも速い。
そもそも7分くらいの距離なので、430と300での所要時間の違いも1分程度で誤差です。
運行は15分毎。たしか。
切符を銀聯カードで買おうとしたら、まさかの使えない宣言をいただいたため、仕方なくtravelexで両替をし、現金で購入。
今ならアリペイが外国人にも開放されているので、それで買えるはずです。
買ったのは上海交通カードというICカードです。
これでリニアはもちろん、上海地下鉄、バスなどに乗れます。話題の金山鉄路もこれで乗れます。
リニアは発車の3分前くらいにならないとホームに入れません。そこで、乗って、出発です。
7分しか乗らないので、車内は自由席。座席も陳腐です。
空港を出ると左カーブを過ぎて加速していき、あっという間に300km/h。
数分それで走ったら減速してすぐに終点に着きました。
地下鉄のショートカットをしただけです。が、まぁ日本じゃ楽しめない乗り物なので、それなりに楽しい7分間でした。
ここから、地下鉄の2号線に乗り換え、この日の目的地の人民広場駅まで向かいました。
上海は、夜景がすごいです。