へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

香港空港撮影地ガイド HKG Spotting Locations

海外空港撮影地ガイドシリーズ第二弾です。

 

香港空港。日本からも行きやすく、面白い飛行機も多く、それでいて滑走路が2本なので撮りやすいのです。

私が香港に行くと必ず曇りなので、作例は曇りばっかですがご容赦ください。

 

 

①Asia World Expo前の広場

光線:朝から夕方まで

対象:25R着陸機

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撮影ポイントの地図

香港空港は、東西方向に平行滑走路が二本あり、北側が07L/25R、南側が07R/25Lです。

運用は単純で、北側は着陸専用、南側は離陸と一部のカーゴの着陸に使われています。

あとは風向き次第で方向だけが変わります。

 

西風の際の着陸は、一部のカーゴを除いてはすべて25Lなので、そこを狙えば効率よく撮影できるのです。西風時の撮影地は長らく香港空港展望台が有名でしたが、香港のデモやターミナル2の閉鎖に伴って使うことができなくなり、代わりの撮影地として使えるのがここです。

空港からは徒歩で15分ほどですが、今第二ターミナル閉鎖に伴って工事をしているのでルートがわかりにくいです。バスでもたぶん行けます。

一番楽なのはMRTで、一駅乗っちゃえば行けます。市内から来るMRTは空港が終点じゃなくて一つ先のAsia World Expoなのです。

駅を出てAsia World Expoの入り口方面に1分歩けばすぐ撮影地です。ちなみに窓越しですがAsia World Expo駅でも飛行機撮影はできます。

 

そもそも、Asia World Expoとは、そんなに大きくはないですがパシフィコ横浜とか東京ビックサイト的な展示場です。それが空港に隣接しているのが香港。そういう施設なので目の前は開けています。

 

作例はこちら

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KLM 747-400M

時刻:10:30頃

レンズ:120mm

割と広角めで撮れます。晴れれば順光です...

飛行機のすぐ下にはAsia World Expo駅の屋根があるので、これ以上広角気味で撮ると写りこんでしまいます。飛行機メインで映す分には問題ないです。

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EVA A332

時刻:10:00頃

レンズ:150mm

 

②香港空港展望台(現在閉鎖中、撮影不可)

光線:25Rは朝から夕方まで、25Lは終日逆光

対象:25R着陸機、25L着陸機(光線悪い)

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撮影ポイントの地図

第二ターミナルにあったAviation Discovery Centerという航空博物館の上のほうにエレベーターで上がると撮影できます。有料です。50HKDくらいとられた記憶があります。

 

いい撮影地ですが、今は入れませんので参考として。

海外空港ってそもそも展望デッキみたいなのがあるのが非常に珍しいです。

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UPS 747-400F

時刻:13:00頃

レンズ:160mm

真横で撮ると、背景に海を絡められます。ただ、晴れていてもガスがきついです。

 

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Singapore Airlines 777-300

時刻:17:30頃

レンズ:160mm

天気が悪いと微妙ですが、海バックの真横で世界中の飛行機のスぺマを狙えます。

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Lufthansa A380

時刻:15:30頃

レンズ:170mm

斜め気味で撮ると、山バックで撮ることができます。

 

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EVA A321

時刻:16:30頃

レンズ:280mm

小型機は望遠で抜くと山肌バックで撮ることができます。曇空背景よりはいいと思います。

 

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Finnair A359

時刻:17:00頃

レンズ:400mm程度

割と強い望遠を持っていればタキシングとかも撮れます。

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Ethiopia Cargo 777F

時刻:16:30頃

レンズ:250mm

この一枚は、25L着陸機。ガスが酷すぎて霞んでいます。空気がきれいな日に行けば背景に香港らしいマンションを入れて絡められるでしょう。ただ、終日逆光気味です。あと、真横は障害物があって撮れません。

 

③Regal Hotel Airportの近くの路上

光線:朝から夕方まで

対象:25R着陸機

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撮影ポイントの地図

空港の展望デッキが閉鎖されたいま、空港近くでササっと撮れる場所がここです。

が、障害物が多く撮りにくいのでお勧めできません。Asia World Expoに行ったほうがいいです。

撮影地開拓しながらお散歩していた時に見つけたので一応載せています。

 

空港からは、第一ターミナル2階?の北側の通路を通って屋内からリーガルホテルへ直接繋がっているので、ホテルへまずいきます。ホテルをを逆サイドまで抜けて歩道を少し歩くと目的地です。

 

滑走路直前で飛行機が低い一方、倉庫みたいなのの屋根が被るのでタイミングは一瞬です。

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Cathay Pacific Cargo 747-400F

時刻:9:30頃

レンズ:120mm

晴れれば順光です... 見上げるアングルで曇りは最悪でした。これより引きで撮ると障害物が被り、真横ポジションでもう一回全体が映ります。

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Cebu Pacific A320

時刻:9:00頃

レンズ:130mm

小型機なら真横気味でも障害物をかわせます。大型機だと街灯が被りそうなのでタイミングが一瞬です。

 

④HAECO横テトラポット

光線:朝から夕方まで

対象:07L着陸機

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撮影ポイントの地図

①から③までは西風運用の撮影地でしたが、こちらは東風運用のときの着陸機が撮れます。

ただ、300mm以上必要で、小型機だと400mmくらい要ります。そんな望遠を香港に持っていってなかったので作例ではトリミングしています。

空港の西側は海なので、東風の着陸の撮影地はここしかありません。なので、その時はまぁまぁな人数の撮影者でにぎわっています。

 

ただ、アクセスは少々面倒。

空港ターミナルの真逆の位置なので、歩いていくのは不可能な距離です。MRTの東涌駅からS56というバスに乗って終点の飛機維修區で降りると行けます。20分ごとくらいでバスが走っています。香港おなじみの2階建てバスです。

 

作例はこちら

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Air Mauritius A333

時刻:11:00頃

レンズ:350mm

香港はアジアでは珍しく、モーリシャスが撮れます。

 

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China Airlines A359

時刻:11:00頃

レンズ:300mm

晴れててもガスってます。

 

⑤沙螺灣の山の上

光線:朝から夕方まで

対象:25L離陸機、07R離陸機

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撮影ポイントの地図

空港の南側の山から空港全体を見渡せる撮影ポイントです。いいロケーションなので結構有名ですが、アクセスが最凶です。

まず、ここには道路がありません。なので、船で行く必要があります。空港からだと、まずバスでMRTの東涌駅に行き、そこから徒歩10分ほどの東涌港へ。

そこから船に乗って、一つ目の沙螺灣で降ります。船に乗る時間自体は10分ほどですが、船の本数が問題。平日に行ったら一日4往復でした。目当ての飛行機とかよりも船の時間に撮影時間が規定されます。

船自体は、空港の反対側の陸地であり、深圳にも近い屯門のほうから来る船です。空港からそっちに行くときは便利ですね。船もオクトパス(香港版のSuicaみたいなもの)が使えるので乗るのは簡単です。が、沙螺灣は何もないところなので、降りる人???って聞かれたときに反応しとかないとたぶん通過されます。

しかも、夏に行ったんですがペットボトルの水2本じゃ全然足りませんでした。湿度が高く高温の中での登山ですからね。食料、水をたくさん持っていかなければいけません。沙螺灣は船の乗り場こそあるものの、家もないような山道です。自販機もコンビニもありません。買ってこないと死にます。あと、スコールが降ってきても死にます。

 

さらに、船を降りてから山道を20分ほど歩きます。途中までは海岸沿いです。ちなみにその辺でも離陸が早い飛行機は撮れます。

そこから山を登り切ってやっと撮影地です。

ハードな撮影地ですが、達成感もありますよー

 

作例はこちら

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KLM 747-400M

時刻:13:30頃

レンズ:250mm

このポイント最大の特徴は、空港バックに離陸する飛行機を上から撮れることです。見下ろす俯瞰アングルのために登山する価値ありです。

 

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Cathay Pacific 777-300ER

時刻:12:30頃

レンズ:250mm

飛行機によって離陸の位置が違い、高さが変わるので毎回アングルが変わります。

 

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Singapore Cargo 747-400F

時刻:13:30頃

レンズ:170mm

真横もいけます。大型機だと低い位置なのでいい感じの横アングルになりますが、ギアは閉まりません。晴れれば青空バックの順光のはずです...

 

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春秋航空 A320

時刻:14:00頃

レンズ:300mm

小型機は離陸が早いので、高いところを飛んでいきます。お腹気味の写真になりますが、ギアが閉まっています。

 

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Polar Air Cargo 747-400F

時刻:14:30頃

レンズ:120mm

登山はめんどくさくても、沙螺灣の船乗り場の近くからでも離陸機が撮れます。

これも晴れれば順光なのですが...

 

 

離陸で07R運用のときは、ランウェイに待機する飛行機を撮ることができます。また、一部の07R着陸機は高さ的にも真横で撮ることができます。が、作例はありません。

 

 

まとめ

 

このほか、07Rの離陸機を撮れる観景山展望台という場所もありますが、あいにくその滑走路運用のときに撮影をしていなかったので作例がありません。ここは、船に乗る必要もないので25L離陸よりはだいぶ楽だと思いますが、やはり登山しなければなりません。東涌から歩いて行けます。

 

そんなこんなで、香港空港はいろんな飛行機を様々な角度から撮れる最高の空港であり、しかもLCCも多く就航していて日本からも安く行けるしなんなら週末旅行とかもできちゃうのでお勧めです!

ぜひ!!!