今年2度目の沖縄へ行きました。
今回もJALの修行しようかと思ったんですが、沖縄で飛びまくらなくても解脱できそうだったので、今回は沖縄往復のみ。現地ではフリータイムという旅です。
ということで沖縄来たら必ずレンタカーしているので今回もレンタカー
那覇市内で一泊してから、日曜日の朝。活動を開始します。
- 730バスとは?
- 国立劇場おきなわの前でじっくり撮影
- 東急バス最後のキュービックとの再会
- 浦添市勢理客らへんで撮影
- 南城市佐敷らへんで撮影
- 南城市役所の折り返しを眺める
- 東陽バス馬天営業所をチラ見
- 那覇市上間で撮影
730バスとは?
今回の目的は730バス!
1978年7月30日に沖縄の交通が一斉に右側通行から左側通行に変更された際に導入された車両の通称です。7月30日だから730
車両が右側通行から左側通行になると、ドアが片方にしかないバスは使い物になりません。なので、総取り換え。1000台くらい一気に導入されたそうです。
その時のバスが今も2台だけ保存されているんです。
一台が沖縄バス、一台が東陽バスにいます。
で、沖縄の路線バス事情ですが、昔から4社が入り混じって路線を構築しています。
とくにエリアが分かれているわけではなく、4社で路線番号も合わせて被らないようになってます。
その4社が、
沖縄バス
琉球バス
東陽バス
で、
それぞれ
沖縄バス→三菱
琉球バス→日産、日野
東陽バス→日野
を伝統的に導入してます。
今は必ずしもそうではありませんが、730のときは各社がこれらの車体を導入しました。
なので、今残っている沖縄バスの730は三菱車、東陽バスの730は日野車です。
で、今は新車も多いですが中古導入も多く、本土から型落ちがたくさん流れてきます。特に京急バス中古とかが多いですが、関東を中心にいろんな会社の中古を導入しています。
で、最近になっていろいろ新興会社が入ってきてます。
有名どこは東京バス。沖縄なのに東京バスです。
貸切をやってきた会社ですが最近は路線にも参入し、東京~名古屋、大阪や羽田空港リムジンなどをやってます。で、全国にグループ会社を作ってます。例えば北海道バス。札幌~函館とかの路線があります。
東京バスグループって、各地にグループ会社を作るときに現地の名前で作るのですが、沖縄の場合琉球も那覇も沖縄も使われてたからこうなったのでしょうね。
東京バスは、那覇空港~赤嶺~瀬長島~豊崎とか、国際通り~那覇空港~糸満とかの路線を開設しました。新車ばっかりです。良い。
あと、那覇~名護方面の高速バスは競争が熾烈です。
既存系のバス会社4社は、那覇~名護、美ら海水族館で117番という高速バスを共同で運行中。ほかに下道で3時間くらいかけていく120番や77番という路線もあります。ヤバい。
で、
やんばる急行バスが那覇、てだこ浦西~名護、美ら海水族館まで運行しているほか、沖縄エアポートシャトルも同区間を運行中。
3社入り乱れの競争です。
この中でやんばる急行がオタクに楽しい中古バスの宝庫で、二階建てバスとかも導入しています。ちょっと前までは前事業者の塗装のままで走らせたりしてて面白い会社でした。
そんな沖縄のバス事情です。那覇バスターミナルとか県庁北口に行けば大体なんでも眺められて最高です。
そろそろ本題へ。
国立劇場おきなわの前でじっくり撮影
730バスは保存車なので、基本的に日曜の午前中と7月30日だけ走ります。
路線は公開されてませんが、大体いつも同じなので予想できます。
この日は、沖縄バスが39番と339番。東陽バスは191番でした。
なので、それを車でおっかけ。ほんとは乗りたかったけどレンタカー借りてるとバス乗れない...
まずは朝、那覇市内から58号線を浦添方面に走り、国立劇場おきなわの前へ。
58号の勢理客という交差点から曲がったところなのですが、勢理客、読めませんね。じっちゃくと言います。
今は海沿いに西海岸道路というバイパスができ、そっちを走るともっと快適です。あと、西海岸道路沿いにはサンエーパルコシティというクソでかい商業施設ができて、那覇市内行きのバスがそこまで延伸されることも多いです。ただ、その手前の国立劇場おきなわまで微妙に延伸されるバスもあって、それが、南城から来る339番という路線です。
39番が南城から那覇までの路線ですが、その延伸として国立劇場おきなわまで来るのが339番。
で、これに730バスが入るので待ち受けます。
同じく南城から来る309
国立劇場おきなわに来るのは一日一本で、他は那覇止まりかパルコシティまで行きます。
そして、5分後
43年物のボロ車に初めて遭遇!
いやーーー、古い。
すごい。
ここで、折り返しのため30分くらい待機します。
エンジンは切ったら再起動が難しいようでずっと付いてますw
路上で待機。
ここは交通量全然ないので問題なし。
造形が、ヤバい。
沖22とかいうナンバー
FUSOのエンブレム
幕
普通の道にこんなスゲエバスが待機してます。
南城から来た309とともに折り返しまで待機。
東急バス最後のキュービックとの再会
撮ったら移動。こんどはこの近くまで来る東陽バスの730バスを撮りに行きます。
58号を数キロ北上し、城間へ。右に入って大平インター、浦添市役所方面へ。
途中の交差点でバスを待機します。
ここで面白いバスが来ました。
琉球バス 沖縄200か915
なんと、昔追いかけまわした東急バスの車両でした。東急最後のキュービック。
東急バス虹ヶ丘営業所にいたNJ1856です。
懐かしいので昔の写真を。
あの車が、今沖縄を走ってるのです!!!
センター北~たまプラーザのた91に珍しく入ったときの写真
たまプラーザ~新百合ヶ丘を結ぶ新25
市ヶ尾方面の路線から営業所に帰るときに田んぼを走る風景
浦添市勢理客らへんで撮影
そして、やってきました730バス。
191番は南城のほうの馬天から、首里とかを通って58号の城間まで行く路線です。
城間ではぐるっと循環して折り返し。この交差点らへんで撮ると循環で帰ってくるのをすぐ撮れます。
東陽バスの730車!
日野のエンブレムがかっこいい!
10分ほどで城間から折り返して来ました。
ちなみに、このあたりは屋冨祖ってところですが、めっちゃ坂道だらけです。坂道をダイナミックに切り取ってくとスゲエ写真が撮れそうです。
こっからは、バスをおっかけ。
とはいっても向こうも車なのでなかなか追っかけも大変。なので思い切って10km以上先の南城まで別ルートで先回り。
てだこ浦西とか通って西側から回りました。
南城市佐敷らへんで撮影
そしたら、さっきの国立劇場おきなわから南城に折り返した沖縄バスと城間から折り返した東陽バスを両方同じ場所で撮れます。
那覇から1時間かけて南城にやってきた沖縄バスの730
同じ場所で城間から戻ってきた東陽バスの730
ヤバい!
東陽バスとすれ違い
近くには東陽バスの本社があり、廃車体が並んでました...
廃車...
東陽のブルーリボンシティ
かっこいい!
ちなみに沖縄バスの39と東陽バスの37はほぼおんなじ路線
南城市役所の折り返しを眺める
このあと、山を登って南城市役所へ。
急こう配ですが、ここをがんばって730も上るのです。
で、頂上の南城市役所にはバスターミナルがあります。
待機してました。730バス
折り返しは39番の那覇バスターミナル行き。真新しい那覇バスターミナルにも入線します。
出てきました。ここから1番乗り場に入って那覇へ。
そして、方向幕。那覇は那ハです!
折り返していきました。山を下ります。
反対からは神奈中バス中古のふそう。あちらも那覇から来た39番です。
これで沖縄バスの730とはお別れ。
東陽バス馬天営業所をチラ見
南城の山を再び下り、東陽バスの馬天営業所へ。
さっきの730バスが待機中。お隣の日野もだいぶ古い車。
リアもめっちゃボロい。最高。
トップドアです。
こちらは前後扉。
ボロの宝庫でした。
191番にはいろいろ面白い車が入るんですね。
那覇に行く37番は新しめの車が入りがち?
那覇市上間で撮影
馬天からは再び城間に向かう730バスを撮るため先回り。
南風原の先の上間交差点へ。
交通量多くて、絶対被ると思ったのですが、回避できました。
城間行き
おけつもしっかり撮影。
こちらもボロの東陽バス
こちらは那覇行き
309の那覇経由パルコシティ行き
最初の国立劇場おきなわのもっと先まで行きます。
これは神奈中バスの中古。
東陽バスの37番は新しめの車。黒いガラスがクソかっこいいですねー。
で、ここまで撮影してお昼過ぎ。
満足したので退散します。
そもそも730バスもこのあと入庫していしまいます。
沖縄の日曜午前は激アツです!
以上、バスの撮影記でした。