新シリーズ、ビジター&地方球場遠征記です。
まず大前提ですが、このブログを書いてる人は横浜ベイスターズファンです。
ということで、全国のビジター球場や地方球場に行った時に、行き方とか球場の話とか、試合の結果とかをまとめてみよう!という企画をやってみようと思い立ちました。
ホームの横浜スタジアムで見るベイスターズの試合ももちろん面白いのですが、圧倒的アウェーな敵地とか、普段プロ野球が来ない地域で見るベイスターズの試合もまた燃えるものがあって面白いのです!
さらに、関東以外の球場なら、そもそも行くだけで旅行を兼ねられます! のりものとか旅行好きの人間がプロ野球の遠征をしたら二重に楽しめちゃうわけです。
では、第一回は富山アルペンスタジアム!!!
地方球場だーーー!!!!!
ここ数年だと、日ハムと読売が主催試合を開催しています。
富山というと中京圏ですが、中日の本拠地名古屋も遠く、どこのファンが多いのかもわからないような場所。結局そういうところは読売のファンが多かったりします。が、プロ野球を見に行くという習慣があんまりなさそうです。
そんな富山で見るのは、読売主催。
2018年9月5日 巨人vsDeNAです。
このときは暇な大学生だったので、1週間ほどの旅行に出かけてた終盤にこの富山に立ち寄りました。
富山に着くまで、18きっぷで常磐線で相馬に一泊しながら仙台に行き、仙台に二泊したあと、18きっぷで乗り継いで新潟に出て燕三条でまた一泊し、北鉄高速バスで三条燕から金沢に出て、富山の前日には金沢に一泊していました。
実はこの前日、2018年9月4日は金沢の石川県立野球場でも巨人vsDeNAが組まれていたのです。で、石川県立野球場は公共交通機関でのアクセスはめっちゃ悪いのですが、真横にホテル付きの健康ランドみたいなのがあって、そこに泊まってました。高速の金沢西インターのそば。
ですが、!
試合が、!
中止。
というのも猛烈な台風が本州直撃で、この日9/4の夕方にまさに関西から金沢にかけて台風の目に入るようなコースで天候がやばかったのです。
なので、そもそも金沢にたどり着けるかも怪しかったのですが、午前の高速バスだったので金沢に入ることはできました。で、この日は16時以降市内の北鉄バス全便運休!
ということで、早めにお宿に向かったのでした。バスがないといけない場所なので。
試合は当然中止ですが、ホテルは取ってるし、立派な健康ランド的な場所でお風呂が充実してたので、台風の目の中でお風呂に入りながら一晩を過ごして、9/5を迎えました。
燕三条から金沢にはこちらの車で移動。38席車で快適!
台風接近
まさに金沢に台風直撃でした。
さて、
当日は金沢市内をぶらぶらして、昼頃に富山へ。
金沢から富山は高速バスが30分か1時間毎に走ってるので、それに乗っちゃえばオッケーです。
充電もできる車。補助席付きトイレなし60席の富山地鉄か北鉄のバスがやってきます。
富山には1時間ほどで到着。
金沢から富山へこちらのバスで移動
プレイボールは18:00なので、夕方16時過ぎに富山駅へ。
富山アルペンスタジアムは、何もない田んぼのど真ん中にあり、鉄道でのアクセスは皆無。路線バスも田んぼには来ません。
なので、試合開催日は球場までの臨時シャトルバスが出ます。
運行は富山地鉄バス。余ってる車をなんでもつぎ込んでる印象で、十数台を回している形。試合前に関しては客の数に対して充分な車両が供給されているようでした。駅に数台待機して、満席になり次第発車。球場に着いたらすぐに駅に回送で戻るみたいな感じ。15時前にはもうシャトルバスは走り出してたと思います。
車両は、普通の路線車から、高速車まで。同じ値段なので高速車に当たったらラッキーですね。確実に座れるしいい席だし。
乗り場は富山駅のロータリーの1番乗り場の前に0番乗り場みたいなところを作り、係員が整理して乗せてました。乗り場で往復切符を手売りするスタイル。まぁ乗る人は基本往復なので。
値段はちょっと高めの往復1000円という設定。たった20分くらいのバスなのに。
ただ、このバス以外ないからしゃーないです。
1000円という設定だとおつり渡す手間も減るんでしょうね。
そして、今回当たったバスというか狙ったバスがこちら!
富山22こ 95
なんと1989年製。30年モノです。ヤバかったです。
こいつに揺られて球場へ。
ボロ車!
車内もボロ!
球場周辺はマイカーで若干渋滞しており、17時前に球場に到着です。
マイカーで来る人は、17時ころになると駐車場が埋まり、周囲の田んぼの道路も路駐でいっぱいで、停める場所がなく困ってたようです。
かわいそうに。
球場のバス停。周りはほんとに何もない田んぼです!
車で来るなら相当早めから駐車場を全力で確保する気じゃないとこの球場はキツいようです。
時間に余裕がないなら富山駅周辺に停めてバス乗るしかないですね。
富山駅はこんな感じで特設乗り場を作ってバスに乗るスタイル
外野席は、自由席なので早くいったほうがいいのでは?って思うかもしれませんが、地方球場の芝生の外野席なんてどうにでもなります。
ということでこの時間から外野に行きましたが、普通に場所は取れます。
ライト側が読売、レフト側が横浜ですが、レフトバックスクリーンから40%くらいは読売ファンとか、静かに見たい系の人たちゾーンで、レフトポール側から60%くらいが横浜ファンゾーンみたいになってました。
地方球場のこういうなんとなーくの棲み分けもいいですね。勝手にファンが集まれて好きなように見れるって感じ。
12球団の本拠地だと、外野席なんて両チームの熱狂的な人たちが集まる場所ですが、地方開催は必ずしもそうではないのです。外野席が安いから買って、のんびりと試合を見る人たちゾーンみたいなのができるんです。面白い。
夕陽に照らされながら、試合開始を待ちます。
球場に着いたときのこの光景がいいっすねー
17時過ぎで外野席はこんな感じの混み方。場所取りは余裕です。
センター側から見るとこんな感じ。前方は段になってますが、フェンスが邪魔。
バックスクリーン
良い感じに照らされてます。
試合前練習の開始時円陣!
ピッチャー東の練習
内野席。オレンジが多いですが、青もちょいちょいいてうれしくなります。
場内アナウンスは、読売主催なので東京ドームでおなじみのあの声です。あれが地方で聞けるなんてなんか違和感ありますね。
そして、始球式!
富山ということで、地元出身の有名人、立川志の輔さんでした!
そろそろ試合の内容に入りましょう。
横浜が、勝ちました!
試合のハイライトはこちら。
ハイライト見ながら思い出しつつ書いてます。
先発は吉川光夫と東
先発の東はこの年ルーキーイヤーながら2桁勝利で新人王!そして、読売戦5勝という読売キラーでした。
この試合はシーズン東自身9勝で迎えたお得意の読売戦。
打線は初回から点を入れます。というのも相手の外野のお粗末な守備のパワー。
センター重信とレフト亀井がお見合いして打球が落ちるシーンがこの試合2回もありました。
そりゃー読売さん負けますわ。
そして、この試合は楽しいことにホームランが出まくります。
筒香が2発、岡本、ゲレーロもホームランを打つという。地方球場でプロ野球を見る人には楽しい展開でした。
筒香のホームランは2本ともレフト方向。つまり逆方向へのホームラン。調子のいい筒香が良く打ってた系のやつです!
そして、印象的だったのはゲレーロのホームラン。
この年ホーム横浜スタジアムでは不調な一方、ビジターでは防御率0.00だった山崎康晃が初めてビジターで失点したのがこのゲレーロのホームランです。
ただ、4点差あったのでソロホームラン打たれても全然オーケーな展開でした。
たしか、めったに投げないカットボールが甘く入ってのホームランだったと思います。
勝ったどーーーー!!!
で、結局は6-3で横浜の勝利!
東はルーキーイヤーで10勝目です!
筒香ホームラン後の守備に就くとき
勝利のハイタッチ!
ヒーローインタビューは東。
試合中の横浜応援席!
盛り上がっております。
前日の金沢で見れなかった悲しみもありましたが、これで満足。
ちなみに金沢の振替試合は東京ドームで開催され、それも見に行きました。
東と菅野の投げ合いで9回途中まで0-0とかいう超緊迫展開で、最後9回裏に三上が亀井にサヨナラホームランを打たれて負けたというすごい試合です。
亀井のホームランと言えば今年2021の開幕戦も思い出しちゃいますね... 田中俊太が大活躍で追いつきまくってたのに最後三嶋が打たれて負けるという。
試合終了は20:57くらいでした。
外野席で応援していたので、地方球場ノリの応援も楽しめました。行けば分かります。
地方球場なので相手の巨人ファンも特別多いわけではありませんが、横浜ファンも多くない中、大声で応援するのがとても楽しいんですねーーー
内野席も結構埋まっていて、ちょいちょい横浜ファンもいました。地方で横浜ファンいるの見ると嬉しくなっちゃいますね!
試合後勝ったので二次会。富山ということで進藤の応援歌をやりました。最高。1998年V戦士で、富山出身なのです。
大満足の中、球場を後にして駅に戻ろうとしたら、球場の正面に人だかりが。
何かと思ったら選手のバスが出発したあと、解説の中畑清さんが出てきました!
ちなみに選手のバスは富山地鉄北斗バスで、両チームとも2台ずつ貸切ってました。
貸切バス
選手が出発!
泊ってるのはエクセルホテルとかかな? 全日空かな?
そのあとは富山駅行きのバスへ。
負けた巨人側の人々はどんどん先に帰ってたので、試合後残ってた横浜ファンの割合が高まり、富山なのに横浜ファン多めのバス待ちをします。
試合終了から30分ほどたった21:30頃にバス列に並びます。
帰りは高速バス車両がほとんどいなくなり、路線車両だらけになってました。短時間に人が集中するから立ち乗りできる車をたくさん配車したんでしょうか?
球場前に5台以上のバスが常に待機していて、人が乗り次第出発するスタイルでした。
ただ、列が結構長かったので、欲を言えば2台同時乗車とかやってれば早かったかもしれません。
乗ったのは神奈中バス中古のエアロスター。これに揺られて20分ほどで富山駅に帰りましたとさ。
横浜ファン多めのバス待機列。
バスはたくさん待機中。
これで富山駅へ。
こういうやつ。富山市内では欠かせない交通手段です。