ジャンボジェットに乗りたくてソウルへ行きました!
乗ったのはこの時以来!
ジャンボジェットとは?
ボーイング747のことです。
登場から50年が経ちながらも完成された美しいフォルムが非常に特徴的。
カッコよすぎます。
そして、その747シリーズの中でも最も完成されたのが747-400。1990年頃から製造されましたが、でかすぎるのと燃費が悪いので、日本では2010年頃にはいなくなりました。ANAもJALもたくさん持ってたのに。
で、最近はコロナによる需要減少の影響で世界中で退役が進み、今はなんと乗れるのは数社のみ。
ドイツのルフトハンザ航空は複数飛ばしているほか、韓国のアシアナ航空が1機、あとはイランのマハーン航空とか、サウジアラビア航空が不定期に飛ばしてるくらいです。
もちろん基本的にはどれも日本に来ません。
ちなみにちなみに、747-400の後継として、747-8という新タイプが2010年頃から製造されました。
が、こちらは時代に逆行したでかすぎる飛行機ということもあって全然売れず、先ほども言ったルフトハンザと、大韓航空、エアチャイナのみの導入でした。
ルフトハンザは羽田に、大韓航空はたまに成田に来るので、こちらは日本から乗ることはできなくもないのですが、やはり形が違います。747-400とは似て非なるもの。
全長も、頭も長いので似て非なるものです。
航空券予約
ということで、747-400に乗るのはもう至難の業。
そんな中、アシアナ航空が期間限定でソウル仁川~成田便にこの747-400を投入してくれました!
コロナ前とかも需要が多い時にたまに来てましたが、日によって変わったりして、乗るのは結構な運。
今回は飛ぶ2週間前くらいに突如機材が変わって747-400になったわけです。機材は良く変わるので、乗る当日までに747-400じゃなくなる可能性もあったりしてスリリング。
ですが!乗れる可能性があるなら予約するしかないわけです。
5/13(土)の成田発に入っていたので、予約予約!
普通に予約してもエコノミークラスなら往復5万円くらいで行けますが、今回は貯めていたANAのマイルから予約。ちょうど空いていました!
747-400の特徴である2階席に乗るために、ビジネスクラスに乗ることも考えたのですが、特典航空券がなかったので諦め...
マイル的にはビジネスクラスでもそんなに高くないのでアリだったのですが...
ANAと同じスターアライアンスのアシアナ航空なので、特典航空券をANAのマイルで予約できたわけです。往復15000マイルと、サーチャージや諸税で14000円になりました。
あとは、当日まで747-400から機材が変わらないことを祈るのみ。
ちなみに、5/10(水)は、747-400の予定だったのに前日にいきなりA350-900に変更されたようで、予約していたオタクは非常にかわいそうなことに...
そんな中、私が乗る日は無事に747-400が来てくれました!
成田空港へ
さて、当日の話。
OZ101便は成田13:20発です。日本人が旅行するにはちょいと微妙な時間。現地に着いたら夕方です。
ただ、韓国人にとってはベスト。ソウルを9:00に出て日本に午前中に到着し、折り返しは夕方遅くない時間にソウルに帰れるという良い時間の便なので需要マシマシです。
ということで成田空港にはのんびり行けます。
朝自宅を出て、上野へ向かい、スカイライナーで成田へ。
スカイライナーはついに20分間隔になりました。コロナ明けで客が爆増しています。乗ったのは朝10時頃でしたが、4割くらい乗っていたイメージです。すごい。
例によって、上野ではガラガラで、日暮里からめっちゃ乗ってきます。
スカイライナーは爆走してあっという間に成田空港に到着しました。
アシアナ航空のチェックインは第一ターミナル南側。ANAと同じスターアライアンスゾーンです。
チェックインカウンターは数人待ち。ビジネスクラスと、エコノミークラスと、バッゲージドロップに分かれていました。
機械でチェックインするとバッゲージドロップレーンに行けます。別に並んでもいいのでエコノミーレーンにいたのですが、係員に話しかけられて機械のところに連れていかれたのでバッゲージドロップレーンへ。
ペラペラの搭乗券を持って、カウンターに行って、荷物を預けます。
一瞬で完了しました。
搭乗前の暇つぶし
思ったより早くチェックインが終わり、暇なので展望デッキへ。
最近まで日本で撮れなかった中国貨運航空の747-400Fが成田に来るようになったので撮影。といっても雨なので微妙ですが...
ちなみに貨物用のジャンボは2階部分が短いのです。
肝心のこれから乗るアシアナ航空の747は、ソウルからの到着が遅れてたようなので、撮らずにそのまま出国。
成田13:20発ですが、2時間前の11:20にソウルからやってきます。この日は11:40くらいに着陸し、11:50くらいにスポットに到着する感じでした。それでも折り返しは1.5時間くらいあるので、定刻で出れそうです。
ということで、11:20過ぎに出国します。この時間の出国はガラガラ。荷物検査も待ち時間はほぼゼロで、出国審査も顔認証ゲートで一瞬です。
ここで気付いたのですが、アシアナジャンボの到着がまだなので、窓越しに撮れそうです。なので到着の31番ゲートへ。
ほかにもカメラを構えたオタク的な人が数人。さすがアシアナジャンボ。お隣にいた人と喋ると、やはりこのジャンボに乗るために急遽2週間前に予約したのこと。同じだ。
ジャンボはB滑走路からはるばるやってきました。でかい!!!
思う存分撮ります。
着いてからもいろんな角度で眺めて、満足したらANAラウンジへ。
例によってプライオリティパスで入れちゃうのでお気軽にラウンジを満喫できます。とはいってもごはんはヌードルバーとカレーくらい。あとはおかずがすこしとおにぎりとパンは置いてあります。
お酒もありますが、こんな昼間からそんなに飲まないのでジュースだけ。
いよいよ機内へ
12:45搭乗開始なので、それに合わせて31番ゲートへ戻ります。50番台ゲートあたりにあるANAラウンジからはちょっと遠いです。徒歩7分とか?
ちなみに、31番ゲートの目の前にはユナイテッド航空のラウンジがあり、こちらもアシアナ航空のビジネスクラス利用とか、ANAの上級会員なら使えます。
搭乗時刻になると、列がめっちゃできています。さすがジャンボ。そして、まぁまぁな人数がカメラを持っていたり構えていたり。これもさすがジャンボ。
ただ、大半は韓国系っぽいです。やっぱり日本旅行需要なのでしょう。
12:47くらいに、事前改札と上級会員の搭乗が始まりました。そのあと、12:52くらいにエコノミーの搭乗も開始。めっちゃ人がいて列が長いです。
3列に分かれてパスポートのチェックをし、そのあと2列でゲートの機械を通ります。
ボーディングブリッジは2つで、左がビジネス、右がエコノミー。ただ、2階のビジネスクラスに行くなら右のブリッジから行った方が階段が近いんですけどね。
13時過ぎに機内に入り、一番後ろのほうまで歩きます。今回は相当後ろの方の席を予約したので。その方が空いてると思ったので...
ただ、実際はほぼ満席でした~ 着いたらすでに3人席のお隣に2人いました。ジャマイカの方っぽいです。乗り継ぎで国へ帰るのかな?
機内の作りは一昔前のジャンボジェットなのでもう最高です。ちっさい荷物棚とか、古っぽいライトとか。
そして、安全のしおりは747-400のもの。ジャンボに乗ってます!
PAXというのは旅客ってこと。貨物機じゃないよ~
客が多いわりに搭乗はスムーズにいき、定刻13:20より早い13:12にはドアが閉まりました。アシアナ航空は客室乗務員がドアのチェックをするとき、"L1 clear..."みたいに、ドアごとに確認の放送を入れます。
ジャンボジェットはなんと片側5つのドアがあるので、L5まで放送が入ります!!! ジャンボすごい!
ちなみに777-300ERとかも片側5つですが、アシアナは777-300ERは持ってません。
ドアが閉まるとすぐに安全ビデオが流れます。747-400専用!
しっかり絵が747-400です。しかもよく見ると翼に描いてあるレジ番号は、HL7428。これはアシアナ航空で唯一残るジャンボジェット。つまり今乗ってるやつです。この機体だけのビデオなわけです!!!
13:18にプッシュバックが始まります。
この時真横に白いアトラス航空の747-400が来ました。あちらは貨物機。
プッシュバック後、13:24に動き始めます。第一ターミナルの展望デッキの前を通って北へ。デッキにはたくさんの747ファンの人々が。
ただ、中国郵政航空の737と並走。被ってないかな?
離陸!
飛行機は滑走路の一番端までいき、13:31に16Rから南に向かって離陸しました!待ちはありませんでした。
悪天候で、向かい風も強かったのか、だいぶ早い位置で離陸しました。第一ターミナルの前ではもうだいぶ浮き上がっている感じ。
離陸したらすぐに雲に突っ込んでしまい、地上は見えません。しばらくすると右旋回をして韓国へ向かい始めたようです。
離陸から9分後、13:40にベルト着用サインが消えました。地図を見ると千葉県の八千代上空らしいです。
その後、13:45にすぐにベルトサインが再点灯しました。結局このあと仁川空港まで消えることはありませんでした。
日系では考えられないのですが、海外の航空会社だと基本的にベルトサインはつけっぱのことが多いです。ただ、歩き回っても大丈夫だったり。
このパターンだと、客がベルトを着けてくれる可能性は高いですが、いつ歩き回っていいのか分からず、本当に歩き回っちゃいけないベルトサインとの区別がつかずに大変です。
今回の場合は歩き回っても大丈夫系のベルト着用サインだったようで、サインが点いたまま機内サービスも始まりましたし、トイレに行く人も出てきました。
機内食
13:56に機内食がやってきました!
やっぱり仁川線。短区間なのですぐに出てきます。チョイスはとんかつ一択。
とんかつ!!!
そして、ドリンクは3種類から。水かオレンジジュースかコーラ。充分ですね。
とんかつですが、普通においしいです。ほかに、ワッフルとたまご豆腐。たまご豆腐ってよく分からないですがまぁ可もなく不可もない味。
というか、機内食は日本積み込みですね。なのでメニューも日本っぽい。しっかりコチュジャンは付いてますが。
機内食後には、食べたものを回収すると同時にもう一度ドリンクを配ってくれます。だいたいお食事から20分後くらい。
今度はホットコーヒーもラインナップに加わります。いいっすね~
機内探検
その後はせっかくなので機内探検。3人席の窓側なのでちょっと申し訳ないですが、通してもらって通路へ。
てか、オタクが多すぎです。オタクが練り歩いてます。
2番目のドアのところには常にオタクが数人います。2階席への階段があって、ジャンボっぽいところなので。
さすがにエコノミーの客が2階のビジネスに行くのはご法度なので、エコノミーの範囲内で機内を楽しみます。
ついでにトイレも。20年ちょい前の設計のトイレは一昔前の飛行機という感じでこれまた良いですねー。
満足したので席に戻ると、だいたい14:50くらいです。成田を離陸してここまで1時間20分くらい。
仁川空港に着陸
14:53に、あっという間に韓国上空に差し掛かり、仁川空港が近づいてきます。40000ftを飛行中。
14:59に降下開始しました。その後、15:02に放送が入ったのですが、音量が小さくて何を言ってるのかよー分かりません。たぶん、もうちょいで着陸態勢になるよー的なことですね。
その後、15:07に右下に街が見えます。清州の街ですね。空港がよく見えるので一瞬でわかります。
15:08に機長から、「cabin crew, prepare for landing」の放送が入ります。ずーっとベルトサインは点きっぱなしなので、これが実質のこれ以上立ち歩くな宣言ですね。
15:15くらいからめっちゃ都会の景色が続きます。15:16に水原上空を通過、右には水原の街があります。水原空軍基地があるのですぐにわかります。
水原を通過したら右旋回をし、海の方へ。
仁川市街の沖合を突き進み、高度を下げていきます。
右には仁川の埋めたて地や、仁川と空港を結ぶ橋などを眺めながら、ついに着陸です。
15:26に仁川空港の33Rに着陸しました。4本ある平行滑走路の一番東側です。
定刻15:50着なので、優秀な時間ですね。
着陸してからは、第一ターミナルに向かってタキシング。15:35くらいに第一ターミナル東側の7番スポットに到着しました。急いでないのでゆっくり降ります。
着陸後も747満喫
降りるときには機内を少し見学させてもらいました。
最前方のファーストクラス区画は、やはり最大に747を感じられます。前方から少しずつ幅が広がっていく感じ、他の飛行機では味わえません。そして、最前にはクローゼット的なスペースがあるのも747の特徴。外から見ると飛行機のお鼻になっている部分です。
そして、この区画は二階がコックピットになっているわけです。
15:45くらいに機外に出ました。大体の客がもう降りています。機外からも少し写真を撮って、入国へ。
韓国入国手続き
韓国はコロナ後しょっちゅう来ているので、もう慣れてきました。K-ETAは免除になったので、入国の時はQ Codeだけが面倒です。
健康チェックのQ Codeの列に並び、そのまま入国審査へ。ここまで5分ほど。
入国審査列はたまたま空いていて10分ほどで行けました。ただ、他の便が大量に来ていたみたいで、自分の後ろからどんどん列が伸びていきました。巻き込まれずに良かった。。。
この時点で飛行機を降りて15分。降りてから5分くらい写真も撮っていたので、16:05くらいです。
あとは荷物の受け取り。最後に降りて、写真も撮ってたので荷物はもう回ってました。
ちなみに仁川の荷物受け取りは1番から20番台まであるのですが、端の2番でした。といことで、端まで歩いてベルトコンベアにたどり着いたら回っていた荷物を速攻回収して16:10には税関へ。
税関、何も書かなくてよくなったんですね。申告書書いたら逆に質問されてしまいました。何も書かずにそのまま通るのが正解です。
ということで、入国もスムーズにいき16:12には外に出られました~
ここから、空港鉄道に乗ってホテルへ向かいましたとさ。