バンコクとパタヤの移動であまり使われない鉄道を敢えて利用してみました。
- パタヤとは
- パタヤへのバスでの行き方
- パタヤの鉄道事情と米軍基地の話
- dticketで列車の予約
- パタヤで撮り鉄
- パタヤ市街から駅へ
- バンコク行き快速に乗車
- どんどん遅延しながらチャチュンサオに向けて走行
- チャチュンサオからのバンコクまでの後半戦
- フアランポーン駅でオタク
- 翌朝の撮り鉄活動
パタヤとは
パタヤと言えば、バンコクから行きやすいビーチリゾートです。バンコク市内からだいたい車で2時間半とかで行ける距離感です。
そして、ただのビーチリゾートなだけでなくいろんなアクティビティも。昼より夜の方が盛り上がる面白い街です。


一度は行ってみたいということで1泊ホテルを予約しました。
パタヤへのバスでの行き方
パタヤへの行き方は普通、車です。公共交通機関であれば、バスかタクシーです。
市内からなら2時間半くらい、スワンナプーム空港からなら1時間半くらい。
タイのタクシーは安いので、複数人で行くならタクシー割り勘も全然ありです。
バスはというと、いろんなタイプがあります。
区間は、バンコク市内なら東バスターミナルや北バスターミナルから。あとはスワンナプーム空港からも出てます。
ハイエース的なやつから、しっかりしたバスまであるみたいです。
私もパタヤに行くときはバスにしました。というのもこのブログで語ってる列車は週末しか走らないからです。一方で行ったのは金曜なので。
パタヤに行くバスの中で、唯一の三列シートと思われる、ベルトラベルを予約しました。
スワンナプーム空港から、パタヤの北バスターミナルまで行き、さらにそこから申し込めばバンでホテルまで送迎してくれます。
他のバスに比べると高いですが、バス代とホテル送迎全部含めてたしか325バーツ。1400円くらいです。東京駅から成田空港に行くバスより安い。全然OK。
それでいてめっちゃサービスが良いのです。
まず、椅子がでかい。でかいバスに23席しか積んでません。普通の4列シートなら40席近く載せられる車体です。
1-2の3列シートで、前後も広く、座席もめっちゃ倒すことができます。
そして、後方にはお手洗いも完備。安心。
バンコク市内からパタヤに行くのに敢えてスワンナプーム空港発にしたのですが、要らない荷物は空港で預けて、身軽でパタヤに行けるという利点もあります。空港では、何日間も荷物を格安で預かってくれるサービスがあります。
あと、バンコク市内の渋滞にはまらず行けます。スワンナプーム空港までは渋滞知らずの鉄道で行けばすぐです。
空港のバス乗り場の真横には、格安のフードコードもあるんです。市内並みに安いし、美味しい。ガパオライスは辛すぎました。
そんなこんなで行きはバスで行きました。
パタヤの鉄道事情と米軍基地の話
で、帰りが列車です。
タイ国鉄は9ヵ月ぶり。前回はラオスから国境を越える夜行列車。
日本の中古のブルートレイン客車でした。
そんな感じで、タイの鉄道は基本的に長距離の都市間を結ぶ人のためのものという感じ。短距離輸送はバンコク近郊でちょっとあるけど、幹線沿いで人を拾う感じ。
一方で、このパタヤ、幹線はありません。東線のチャチュンサオから南に分かれる支線といった位置づけです。港があるので、貨物列車はちょいちょい走ってますが、旅客列車は全然ありません。
つまり、人を乗せる気がほぼない。
やる気出せば沿線は栄えてる街もあるので、需要はあると思うんですけどね。
なので、高速鉄道建設が計画されてるらしいです。バンコク~スワンナプーム~ウタパオの高速鉄道。まさに今回乗る列車と同じルート。
2029年開業とか言ってますが、構造物さえありません。
ウタパオというのは、パタヤの少し南の港街。米軍基地があり、付随して空港もあります。パタヤに来る今の鉄道も、その先のウタパオ、さらにはチュックサメットという場所まで走ってます。
立派な空港があるわりに、国内線が数便と、ロシアからのチャーターしか飛んでません。なぜ逆にロシアチャーターがくるのかは謎。
高速鉄道計画と合わせて、ウタパオ空港の拡大みたいなのもやってるみたいです。そしたら海外から飛行機でバンコクではなくウタパオに飛べるかも???
米軍基地はベトナム戦争のときの前線になってたらしいです。確かに、ウタパオから少し行くとカンボジアで、そこから少し行くとベトナム。近いです。
この米軍基地があったというのがパタヤの発展に重要な要素。
軍人が遊ぶ場所としてパタヤは発展。その後、欧米系の外国人が過ごしやすいので定住する人が増えたようです。
なので、街は白人男性ばっかり。まじで。あと、タイの若い女の子。そういう場所です。
日本の米軍基地周辺でもここまで栄えたところってないですね。敢えて言うなら沖縄のコザみたいな感じ?
話は戻って、沿線は賑やかなのに全然列車が走ってないパタヤ方面の列車の話。
正確には、バンコクからスワンナプーム空港の近くのフアタケを通り、チャチュンサオまではタイ国鉄東線。チャチュンサオから南下して、パタヤ、ウタパオへと進むところが支線です。
この支線区間、平日は1本だけしか走ってません。
バンコク~終点チュックサメットまでの1往復。普通列車です。3等客車のみ。
これ乗れば一応バンコクからパタヤまで鉄道で行けます。ただし、3時間半かかります。バンコク発が朝6時台、パタヤから戻るのは午後2時台。どちらもちょい早い。
それを補完するため、休日は快速列車が走ってるのです。快速と言いながら、特急車両。ASRというイギリス製の車両です。かっこいい!
都市間の長距離特急に入る車両だったのですが、故障も多くて今はほとんどお休み中。このパタヤに行く快速列車くらいにしか今は入らないみたいです。
特急車両なので、回転リクライニングシート、冷房の設備があります。
これに乗れば、所要時間もバスとそんな変わりません。
dticketで列車の予約
ということでこれに乗りました。
サイトが重いのが難点ですが、オンライン決済ができますし、座席指定もできちゃいます。
夜行列車なら寝台の選択も可能です。
予約したら、PDFが届きます。
駅に改札とかはないので、それを印刷してそのまま列車に乗るだけ。
PDFは印刷しろって書いてありますが、スマホ画面で見せても乗れることが多いです。とはいえ印刷しろと書いてあるので、印刷する方が無難。
このサイトを使うのは2回目。前回は24系寝台車に乗りました!
事前に予約して、あとは当日を迎えるのみ。
パタヤで撮り鉄
当日はパタヤでのんびりしてたんですが、朝は少し鉄道オタク。
週末限定のパタヤ快速ASRも撮れるだけでなく、この日は臨時の観光列車としてキハ183も来てたのです。
そう。元JR北海道のアレです。
しかも車内外ほぼJR北海道のときのまま。意図的に日本語も残されています。
タイでの日本人気的なところで敢えてこうなってるみたいです。

ということで線路際で待機。
湿度が高すぎてカメラが曇ります。まずい。
必死に乾かして列車通過までになんとか。東南アジアはキツいね。




パタヤ市街から駅へ

ちょい荷物があったのでタクシーで行こうと思ったのですが、車は渋滞しがち。
やっぱり時間を考えればバイクタクシー一択ですね。
でかい荷物を背負ってバイクタクシーに乗って、パタヤ駅へ。だいたい20分です。
パタヤ駅はほんとに何もないところにあります。道路の横。
駅の建物はあり、一応有人です。切符も買えます。
あと、駅の横にはちっさい売店があります。

駅の待合室には20~30人くらいいます。
そして、外は今にも大雨が降りそうなどんよりとした天気。バイクタクシーに乗ってるときに降られなくてよかったです。

平日は1日片道1本、休日は片道2本しか来ない駅にしてはしっかりしています。
トイレもあります。
駅は1面2線。とは言っても、1つは通過線です。何が通過するの?って思いますが、貨物の行き違いとかで使うんですかね。


バンコク行き快速に乗車
バンコク行き998列車はチュックサメットから来ます。1時間くらい走ってからパタヤ。
なので、遅れてくるかと思いきや、めっちゃオンタイムです。
パタヤ駅には16:20くらいには列車が入ってきました。
自動放送もあるし、到着時には駅員が旗を持ってホームに出てきます。
このタイミングで大雨が降ってきました。間一髪。
列車はゆっくりと入線。ASRです。かっこいい。


タイ国鉄はどの列車も側面にサボ差し込みます。大変だけど面白い。
列車に乗り込むには大きな段差。低床ホームなので。

車両の中央には柱が。台鉄のDRみたい。


椅子は全部進行方向を向いています!すごい。

一番後ろのボックスだけ車掌スペースっぽくて後ろ向いてます。
せっかく窓側をとったのですが、窓が曇りすぎて何も見えません。残念すぎる。ほかの窓はもうちょい見えるのに...
どんどん遅延しながらチャチュンサオに向けて走行
列車は16:26発ですが、16:24くらいにドアが閉まりました。発車自体は16:26。早めに駅に来ないとですね。
駅を出ると、窓が曇ってて何も見えませんが、順調に走行。


タイ国鉄は線路の幅が1000mm。狭い。ということで高速走行には適さないイメージ。
ですが、110km/hくらいでしっかり安定して走ってます。意外に飛ばすなという印象。
16:47に最初の停車駅シーラーチャーに到着です。
レムチャバン港からの貨物線との合流地点。
駅には大量の機関車が停まっています。港から陸揚げした新車なんですかね? みたことない黄色い機関車。

で、外の天気は最悪を極めています。至近距離で雷が落ちまくってます。
これだからタイの雨季は嫌なんじゃ。雷は嫌い。
車内の設備を見てみますが、荷棚はめっちゃちっさいです。スーツケースは入りません。それどころか、冷房装置があるところは棚がありません。
古い車両で、でかい荷物置き場があるわけでもないので、でかい荷物のときの乗車はおすすめできません。
それでも持ってた場合は、日本の新幹線の大型荷物スペースみたいに、椅子の後ろに置くしかなさそうですね。車内中央にも壁があるので大型荷物スペースは4カ所くらいあります。

嵐の中列車は進み、次の駅はチョンブリー。
17:03に定刻で到着しました。で、まぁまぁ人乗ってきます。パタヤかそれ以上くらい。
時刻通りだったのですぐ発車するかと思いきや、まったく発車しません。
何事???
ついにASRぶっ壊れた?
結局、17分停車してました。その時、反対の線路を海上コンテナを積んだ貨物列車が爆速通過しました。こいつのせいか。
この路線、旅客は少なくても貨物列車はめっちゃ来るんですかね。
ということでチョンブリーは17分遅れで発車。
雨でめっちゃ空転します。
一度遅れるとどんどん遅延。なぜか知りませんが、次のチャチュンサオ到着時には遅れが拡大してました。
18:03にチャチュンサオに着きました。26分遅れ。
チャチュンサオの手前で、大きく左にカーブします。そして、ちょっと高いところを走るから町がよく見えます。

そして、カーブの先で東線と合流します。ちょっと立派なジャンクション駅でいいですね。
チャチュンサオからのバンコクまでの後半戦
チャチュンサオからバンコクまでの間は1~2時間に1本の列車が走ってます。
ただ、この列車は夕方のいい時間の快速なので乗る人もちらほら。

で、私の隣の空席がチャチュンサオで埋まりました。ここで列車はほぼ満席に。
びっくりしたのですが、お隣の人日本語でした。日本人2人組でしたが、混んでたので席はちょい離れていたようです。
なんでチャチュンサオから日本人が乗ってくるのかは謎。在住なんですかね?
チャチュンサオからはなんとしばらく複線区間。爆走します。120km/h近い気が。
すぐに普通列車とすれ違いました。バンコク発チャチュンサオ行き379列車。
この国、普通列車は3等客車です。すげえ。その辺の通勤電車とか気動車じゃないんです。
普通列車とすれ違ったあと、また客車列車とすれ違いました。なんだこれ。
爆速で飛ばしたので、ちょい回復。
東線の主要駅のフアタケに18:28に着きました。22分遅れ。
このへんはもうバンコクスワンナプーム空港のそば。南に行けば空港です。
フアタケを出ると頭上にはエアポートレイルリンクの線路が来ます。ここからパヤタイまでずっと国鉄の上に高架でまっすぐ走ってるのがエアポートレイルリンクです。
あちらは130km/hで爆走。国鉄はここからまた単線になるのでノロノロです。
フアタケの次はすぐにラクラバーン。空港鉄道乗換駅です。ここで空港鉄道に乗り換えれば、1駅で空港です。
2分くらい停まって、遅れは24分に。
あとは空港鉄道でもおなじみの区間を走り抜けます。ただ、駅の位置は国鉄と空港鉄道で微妙に違います。
で、その微妙に違う駅の中で、主要駅だけに停まるのがこの快速列車です。
ということで、次の停車駅はフアマック。
空港鉄道の2面4線の退避可能駅です。ただ、今は全部各停。各停といっても、下を走る国鉄の快速よりスピードは速いですが。
そして、最近できたイエローラインの乗換駅。黄色いモノレールです。
フアマックは25分遅れで発車しました。本当ならそろそろバンコクに着く時間。
この辺りは、単線だし線形は良くないし、踏切とかも多いので60km/hでのろのろ走ります。
次はクロンタンに停車。19:00ちょうどの到着で27分遅れです。
クロンタンは、空港鉄道の駅はありません。
スクンビット55~63あたりの位置にあり、南に進めばトンロー~エカマイのゾーンです。もう都会。
19:06にアソークを通過して、アソークの巨大踏切を渡ります。真上はエアポートレイルリンクのマッカサン駅です。
この駅も昔は市内チェックインが出来て立派な場所だったらしいですが、今は単なる途中駅。
そのちょっと先に、国鉄のマッカサン駅があります。
19:12にマッカサンに到着。チャチュンサオ行き普通383列車とすれ違いました。3等客車で構成されてます。

マッカサンでお隣の日本人は降りていきました。やっぱり現地在住か?
このマッカサン、地下鉄のアソークにも微妙に遠いので立地が微妙。
駅の北は国鉄マッカサン工場です。数多の日本中古車を再生してる職人がいる工場。
19:16にパヤタイを通過し、エアポートレイルとはお別れ。
パヤタイの先はのろのろと左90度カーブを曲がります。
バンコクの交通量Maxな踏切を次々と通過し、バンスー方面から来た線路と合流。
最後はのろのろとフアランポーン駅構内へ進入しました。
結局、19:26に到着しました。定刻18:55から31分遅れ。
パタヤからはジャスト3時間でした。
フアランポーン駅でオタク
快速なのに3時間。渋滞してなきゃ車の方が早いのですよね。列車は車と違って遅れない!とか言いたくなりますが、遅れてます。
フアランポーンの駅そばのホテルを取ってたので、そちらにチェックイン。

ちなみにこの列車の40分後ろをキハ183の観光列車も走ってました。あちらも遅れるのか?と思いきや、ほぼ定刻で着いたっぽいです。
駅に見に来たらもう客を降ろしてました。


さらにその後は、南線の観光列車のロイヤルブロッサムも見学。あちらは、14系客車です。どいつもこいつも日本車!

タイ国鉄の長距離列車は昔はこのフアランポーンから出たのですが、今は北に行ったバンスーから。通称クルンテープアピワット駅。
なので、フアランポーンにはほとんど列車は来ません。
各線の普通列車と、観光列車のみ。
ホームにはさらに日本車がいました。24系寝台車です。

というのも、翌日にSL列車が走るので、それ用の客車でした。3等客車と日本製24系寝台車の混合編成を日本製SLが重連で引っ張るすごい列車です!
日本でこんなのが都心に走ったら大パニックですね。
そういえば駅でドラマ撮影やってました。
噂によると日本ドラマだとか?
近々タイのフアランポーン駅が出るドラマが放送されるんですかね?
夕飯はサイアムへ。

翌朝の撮り鉄活動
ということで、翌朝は撮り鉄。
SLがメイン!
雨季のバンコクですが、なんとかSLは晴れてくれました。
タイなおかげで、撮影者も少なく、快適に撮影できました。乗ってる人が窓から顔を出してて、それに手を振るのも楽しい!



ついでに14系ロイヤルブロッサム、キハ183なども撮りました。キハ183は予想に反して晴れたので微妙な結果に...


