当ブログで三度目の中国夜行列車の旅です。
- これまでに乗った中国の夜行列車
- 中国の国際列車
- 中国北朝鮮直通列車
- 切符の予約
- 中朝友誼橋で今から乗る国際列車を眺める
- 丹東駅で暇つぶし
- いよいよ乗車
- 軟臥車見学
- 丹東を出発
- 食堂車で暇つぶし
- 本渓駅でのひととき
- 瀋陽
- 翌朝まで爆睡
- 北京郊外を走る
- 北京駅到着
これまでに乗った中国の夜行列車
前回は烏魯木斉局の看板列車、喀什号でした。
あれって中国の在来線列車で一番速いんですね。表定速度126.3km/hらしく。
その前はコロナ前。
上海→重慶まで乗りました。
中国の国際列車
そして、今回は北京局のK列車です。
K列車とは、120km/hを上限に走る快速列車です。客車夜行の中では遅い種別。
そのうえがT列車。160km/hを上限で走る特快列車です。
さらにそのうえがZ列車。160km/hを上限に走る、停車駅の少ない列車で、直達と呼ばれます。
前回と前々回乗った列車はZ列車でした。爆速でした。
今回はK列車です。客車が違うタイプです。
そして、何よりもこの列車の特徴は国際列車であるということです!
中国は大陸国家なので、接してる国との間に国際列車が走ってます。
コロナなどの影響で今走ってないのもありますが、
・モンゴル
・ロシア
・北朝鮮
・カザフスタン
・ラオス
・ベトナム
・(香港)
との国際列車があります!
特徴的なものとしては、
ロシアの直通列車はモスクワまで1週間かけて行ったり。今は運休中ですが。
香港直通列車は香港の駅までが中国扱いで、香港の駅で入出国を行うおもしろい運用だったり。
などなど、日本では味わえない陸路国境越えを味わえるわけです。
中国北朝鮮直通列車
そんな中、今回乗るのは北朝鮮直通列車。いちばんおもしろいです。
ただ、残念ながら北朝鮮に入国するのはハードルが高すぎます。なので、今回は国際列車の中国国内区間だけ乗ってます。。。
この列車、
平壌→丹東→北京 という運行区間なのですが、
平壌→丹東と、丹東→北京は毎日運行。ただし、平壌→北京の直通は週4日という変わった運行の仕方をしています。つまり週3回は同じダイヤだけど丹東で乗り換えが必要だということ。
そして、直通する日は、平壌→丹東は8両くらいで運行していて、電源車は除いた前の2両が北京に直通し、後ろの6両は丹東止まり。
平壌から来た2両は、丹東始発の14両の後ろに付けられて、16両で丹東を出発して北京に向かいます。
そしてそして、
週4回の直通のうち、週2回は中国国鉄25G型客車、週2回は北朝鮮国鉄タチム30型客車なのです!
今回乗った日は北朝鮮持ちの日!!!
ただし、北朝鮮客車は直通車両だけです。乗った丹東始発の客車は普通に中国客車です。
切符の予約
チケットの予約は、おなじみTrip.comで。
中国国鉄公式の12306で取るのが最安ですが、日本人旅行者としては何かとお世話になっているTrip.comが結局一番楽なので、使っちゃってます。手数料もそんなに高くないし。
中国国鉄の予約は2週間前から。ギリギリまで予定が確定しないのは難点ですが、2週間前に無事に予約できました。
車両は硬臥が圧倒的に多いので、硬臥が予約しやすいです。ただ、3段寝台は嫌なので、2段寝台の軟臥を確保しました!!!
日本でもよくあった、4人用コンパートメントなんですが、上下では取れず、友人と私で上2つの並びになりました。
下段の方がちょい値段が高いですが、人気です。そりゃそうだ。通路からベッドに行くときに上によじ登る必要がないし、窓もあるし。
取れたら当日を待つのみ。
中朝友誼橋で今から乗る国際列車を眺める
当日は、丹東市内の有名な北朝鮮ビューのホテルに泊まってました。
丹東中聯大酒店です。
このホテル、鴨緑江断橋の目の前にあり、橋の向こうの北朝鮮までも遮るものがなくよく見えます。
リバービュールームを選ぶべし。
当日は丹東でクルーズをしたりしてから夕方に。ホテルの目の前で、北朝鮮からやってくる直通列車を狙います。ただ、いいカメラで構えてると怪しまれるので、直前にサクっと撮ってサクっと退散。
この列車が2時間くらい丹東駅に停まって、一部の車両がそのまま北京行きになるわけです。



今から乗る列車の撮り鉄をしたわけです!
撮ってしばらくしたら、ホテルに預けてた荷物をピックアップして駅へ向かいます。
歩いても15分くらいなんですが、荷物がでかいし、中国はタクシーが安いのでタクシー。
一方通行とか渋滞とかあるのでちょっと遠回りして、15分くらいで駅に着きました。
だいたい17時過ぎ。
丹東駅で暇つぶし
ここからが問題。暇です。北京行きは18:18です。

中国の国鉄とはいえ、今は電子チケットだし、荷物検査もそんなに混まないのですぐです。
17:10くらいに、パスポートを見せて駅の中に入り、安全検査も通ってすぐに待合室へ。

待合室には、国际联运候车室があります!
つまり、北朝鮮行き列車専用待合室!!! 激熱ですね。この時間は北朝鮮行きの列車はないので関係ないです。近づくと怪しまれそうなので行きません。

暇つぶしに、まずは有料マッサージチェアへ。
空港や駅のいたるところにあります。
これ、金払わず座るとどんどんマッサージ器の突起が出てきて人を排除しようとしてきますw

今回はしっかりお金を払います。座席についてるQRコードを読んでアリペイで支払ったら機械が動き始めます。
12分間の快適なマッサージタイムでした!
そのあとは、食事の買い出し。丹東駅はそんなに大きくないので、エキナカもそんなにはありませんが、最低限あります。
まずはLuckin Coffeeでドリンクを入手。

便利店でペットボトルドリンクも入手。
最後に、DICOS (徳克士)でチキンを入手!

ケンタッキー的なファストフードですが、中国のブランドらしいです。
乗車前には、中国らしい標語が書いてあるおトイレで用を足し、入場列に並びます。

中国は列車別改札。高速鉄道だと基本は15分前から改札開始のイメージですが、夜行列車かつ始発駅なので早めから始まると期待。
18:18発なので、17:45くらいには並びました。日本人はパスポートなので、一番端の有人レーンしか通れないこともあり、普通の人より時間がかかります。
中国人は身分証のカードでピってやるだけ。
いよいよ乗車
結局、17:53発の大連行き高速列車の改札が終わってしばらくして、17:56くらいに改札が始まりました。

というのも、丹東駅は改札1か所しかないので。駅の地下通路に入るところで改札です。他のもう少し駅とかだと、ホームごとに改札があります。
そして、ここは中国。一番端のレーンは横から人民が割り込みまくりです。いかに制するかの戦い!
人民を制してパスポートを駅員に渡して、無事入場。
入場したら奥の方の在来線のプラットフォームへ。手前側が高速鉄道のプラットフォームになってます。

階段を上がると目の前が14号車の食堂車です。前方が18号車、後方が1号車です。

14号車の後ろは11号車。2両飛んでます。
なので、実質16両編成。
ただし、18号車の前に電源車と機関車があるので、結局18両編成です。


そして、平壌から直通する北朝鮮の客車は一番後ろに2両付いてます。そちらには行っちゃだめな雰囲気。
軟臥車見学
我々は、11号車の軟臥車に落ち着きました。2つ目のコンパートメントの6番と8番の上段。
寝台は単純で、1~4, 5~8...の寝台がそれぞれ同じ部屋。1,3,5,7...が下段、2,4,6,8が上段です。



上段の寝台の横には荷物スペースがあります。通路の上。

コンセントは、下段の窓の下に1個だけ。コミュ力でシェアしましょう。
そして、窓のところには固定式テーブルがあります。

なんとお花が飾られてます。さすが軟臥。
あとは、人数分のペットボトル水。そして、この列車の時刻表。そして、トレーがあります。

コンセントは最悪、通路にもあります。数か所だけですが。
枕とお布団は上段にまとまってるので、下段の分は下ろしておきましょう。

丹東を出発
丹東は定刻の18:18に出発です。
お隣のホームにはCR200Jがいます。

丹東出発時点で、7番の人はいましたが、5番の人は不在でした。しばし下段で買い込んだご飯食べたり。ドリンク飲んだり。
車内探検。
軟臥車のトイレはなんと洋式!素晴らしい。

そして、洗面台が3つも。素晴らしい。

丹東を出たらすぐに山の中を走ります。そして、いきなり天気が悪くなり雷雨。
ただ、中国の客車は防音。空調完全。外の天気や温度や音に左右されず車内は快適です。


さらに、この列車には車内販売が回ってます。
同行者が白酒を買いました。56度です。ヤバい。死ぬ。そして、燕京ビールも買ってました。ただし常温。

車内販売はすべて常温です。
車内には、お湯供給スポットもあります。中国の列車じゃもはや当たり前の設備。高速鉄道にもあります。
自分の水筒にお湯組んでお茶作ることもできるし、カップ麺持ち込んでアツアツのラーメンを食べることもできます。なので、車内販売にもカップ麺がいっぱい。
食堂車で暇つぶし
列車は丹東を出ると次の大都市は瀋陽です。
それまでの間に、鳳凰城、本渓に停まります。
鳳凰城を出たあたりで、めっちゃ暇だったので食堂車に行ってみました。時刻は19時台。
混んでるのかと思いきやガラガラです。なぜ誰も来ないんだろう?
誰もいないし、中国特有の緩さのおかげでとりあえず着席。
ちなみに誰もいないですが、車掌と鉄道警察と食堂車の職員が座席に座ってスマホいじりながら雑談してます。緩くて最高な働き方。


せっかくなので、ある程度食べてはいたんですが、食堂車メニューを注文。頼めるのは、お弁当みたいなのだけでした。


ちなみに営業は北京局。短距離列車だからしょぼいんですかね? よくわかりません。
食堂車と言えば、四川局の列車は本格四川料理が食べられるとか。乗ってみたいです。
お弁当も普通においしいです。お米がちょっとぬるかったけど。
部屋に戻っても上段寝台にいるだけになっちゃうので、食堂車でひたすらたむろ。
ほかの人は来ても買い物して自分のところに戻って行ったりとかで、まじで食堂車利用者はちょっとしかいませんでした。
一人で燕京ビールを10本くらい飲んでるやべえ人民はいましたが。

食堂車のテーブルにもお花があり、調味料とティッシュも完備。素晴らしいです。列車の中で食事なんて、日本じゃ豪華な体験です。
本渓駅でのひととき
列車は21時過ぎにちょっとおくれて本渓に到着。この駅は高速鉄道も下に降りてきて、在来線と横並びになる駅です。

こちらが出発するころ、丹東から追いかけてきた高速鉄道が入ってきました。
この区間は幹線というほどではないので、1時間に1~2本。最高速度も250km/hまでです。

幹線区間はもっと間隔が詰まってて、350km/hとかになります。
ただ! この区間も各地への直通列車が運転されていて、長距離列車で言うと、北京行きとか上海行も一日一本走ってます。そいつらは幹線区間は350km/hで走り、この区間は250km/hに抑えるみたいな走り方をします。
だから、ここは遼寧省なのに、上海局の車両が一往復走ったりしてるわけです。
そんな感じで、中国は高速鉄道網が入り組んでるんですが、支線にも各都市からの直通列車が走るようにめっちゃいろんな行き先が混ざり合ってます!面白い。
横に入ってきた列車は、夜なので瀋陽までの短距離便。この区間でおなじみの瀋陽局CRH5Gです。
本渓を出ると、夜景が広がります。
日本にいたら知りもしない街ですが、それでも立派なビルがたくさん建ってて、ライトアップされたきれいな橋とかもあって、中国のデカさを感じます。

瀋陽
ひたすら食堂車で暇をつぶしてると今度は瀋陽が近づいてきました。
瀋陽ちょっと手前でなぜか高速鉄道の線路を走ってました。空いてるから?
ただ、高速鉄道が大連方面からの線路と合流する少し手前で、在来線との連絡線みたいなのに入って、在来線に戻ります。
なので、瀋陽南駅は通らず、高速鉄道の東側へ。
ここからひたすらのろのろ。在来線の大連方面からの線路と合流。
最後、また高速鉄道と並走して、川を越えたら瀋陽駅です。
瀋陽には瀋陽北、瀋陽南もありますが、瀋陽駅です。
瀋陽北は、北京方面~哈爾浜方面の列車が通る駅。大連方面の列車は通りません。
瀋陽は大連、丹東方面の列車の駅。ここから北京方面に直通する列車も瀋陽北ではなく瀋陽駅を通ります。ただ、瀋陽北はここからすぐです。
大連、丹東~哈爾浜方面の列車は、瀋陽も瀋陽北も通るわけです。
ということで瀋陽駅到着。数分遅れ。


そして、時刻表上では22:07着、22:24発の17分停車です。
ということでホームをお散歩。

歩いてたら、警察に捕まりました。は?????
ちょっとでも北朝鮮客車の方に近づいた瞬間に捕まります。やば。
やべー警察にパスポート出せと言われたので、自室に戻って大人しく提出。
一方で発車時間が近づいてきたのでソワソワ。
幸いにも中国の列車は各ドアに車掌がいるので、本当にヤバい時間になったら教えてくれます。
発車数分前にパスポート返されました。何されるかわからないですが、番号控えられて終わりですかねたぶん。
ちなみにその後は何事もなく帰国してます。
ということで、ほとんど何もできずに17分の瀋陽停車タイム終わり。
列車は定刻で北京に向かって出発しました。
ちなみに、寝台の下段の5番に瀋陽から人が乗ってきました。この人だけ女性。
瀋陽から乗って、私は気づかなかったんですが天津で降りたみたいです。
確かに、瀋陽22:24発、天津6:49着というのはちょうどいい時間ですね。サンライズに岡山から横浜まで乗るみたいな感じで、夜間を効率よく使える移動です。

ここからはもう夜なので寝ます。
この先は、深夜に山海関に停まった後、早朝に唐山に停まり、天津、広陽、北京と停まります。
翌朝まで爆睡
瀋陽を出たら左にカーブし、北京方面へ。
爆睡。
爆睡。
爆睡。
翌朝目が覚めたら天津を出発してました。

もう下段の人はいません。
よく寝ました。
やることないので二度寝。
起きたらもう北京の近くまで来てます。
大興地区らへん。新しい空港がある場所の近く。
途中で和諧3C型率いる貨物列車と並走します。

もう中国の線路はすごすぎて、各都市に貨物旅客含めてとんでもない量の線路が引いてあります。
天津北京間だけでも無数に線路があります。
北京郊外を走る
北京にも北京南、北京西、北京北、清河、北京朝陽、北京豊台などなどのターミナル駅があり、それぞれの間にも線路が入り組んでいて、もう意味わかりません。
この列車はと言うと、北京の南の方からきて、まずは北京豊台を通過します。
そのあと、京津城際高速線と合流して、北京南駅を通過します。
北京南の直前で、天津から時速350km/hで飛ばして30分でやってきたCR400BFと並走しました。

ちなみにこちらは天津からここまで100分。

上海方面の窓口である北京南駅を通過したら、北京駅はもうすぐそこ。
ただしここから約180度進行方向が変わります。
北京の市街地をぐるっと回るので。
北京駅到着
北京南駅を通過してぐるーっと回ったら12分で終点の北京駅に着きました!
ちなみに、ナチュラル遅延で10分遅れでした。
13番線に到着。
降りたら、駅の看板に、「平壌→北京」と書いてありました!
正真正銘国際列車です!


着いたら、向かいのホームに2分後くらいにすぐ次の列車がやってきました。
あちらは大連からやってきたK682列車です。こちらと似たような運行ルート。
駅のスロープを降りて、下の階から駅の外に出ます。
朝日を浴び、目の前にはでかい北京駅舎。

ここから、暇なのでのんびり王府井までおさんぽしました。





















































































































