へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

ハートランドフェリー ボレアース宗谷/アマポーラ宗谷 稚内~礼文乗船記

礼文島に行ってきたので、フェリーに乗りました。

ハートランドフェリー

 

 

 

礼文島の行き方

 

礼文島は、フェリーじゃないと行けません。

空港はありますが、定期便が飛んでないので。

 

行くならフェリー。

どこから乗るかというと、利尻島か、稚内からです。

 

なので、東京の人間が行くとすると、

①利尻まで飛行機で行って、礼文にフェリーで渡る

稚内まで飛行機で行って、礼文にフェリーで渡る

 

ですが、まぁ普通は稚内から行きますね。

 

ということで、稚内まで来ました。

札幌から列車で。

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

運行しているのはハートランドフェリーという会社です。

稚内から利尻、礼文航路と、江差から奥尻航路。

前者は3隻、降車は1隻で運航中です。

 

利尻礼文航路は複雑で、稚内~利尻、礼文の他、礼文~利尻が2航路あります。

利尻には港が2つあるので。

で、ちょいと複雑な運用をしているっぽいです。

 

今回乗るのは礼文航路なので、単純に礼文島の唯一の港である香深港に行くだけです。

 

で、稚内から礼文島行きのフェリーは、一日三往復です。

6:30

10:30

14:50

 

札幌からの特急は12:41に稚内に着くし、羽田からの飛行機は12:35に稚内空港に着くので、稚内に前泊するか夜行バスで降りたたない限り、14:50の便に乗るしかありません。

 

ということで、行きは14:50の最終便で礼文島へ向かいます。

 

稚内のフェリーターミナルは、稚内駅から徒歩10分程度。

なので、歩きます。

 

バスも来てますが、空港から行くバスか、札幌から行くバスのみです。市内から行くなら徒歩かタクシー。

 

行き-稚内港へ

 

14時過ぎに歩いて、14:15くらいに港に着きました。

ハートランドフェリーの乗り場は埠頭の北側ですが、その向かいの南側はサハリン航路の乗り場です。

そう!

稚内からは出国してロシアに行けるのです。しかも割と近いです。

ということで2019年頃までは不定期にサハリン航路も運航してたのですが、今は運休中。

コロナとかロシアとの関係性とかもありますが、それも関係なく単純に経済的な問題とかで運休してるっぽいです。

稚内から出国したかったなー--

 

ロシア語併記の青看板

立派なフェリーターミナル

 

礼文行きのフェリーの切符は、港にある券売機で買います。

2等なら当日にそこで買えばOKです。

 

港には立派な売店も。軽食スタンドもあります。

ソフトクリームを食べました。

 

行き-ボレアース宗谷に乗船

 

2階の乗船待合室で待機し、14:35に乗船開始です。礼文は2番乗船口。利尻は1番っぽい?

だいたい乗るのは50人程度っぽかったです。クラブツーリズムの団体もいました。

 

乗船口2番

 

本日乗船するのは、ボレアース宗谷という3隻の中では一番古い船です。

 

見えてきたお船

 

2等なので、カーペットのところでゴロゴロします。

船の後方のカーペットゾーンが基本ですが、実は前方にもカーペットゾーンがあるらしく、そっちはガラガラでした。

そこをキャンプ地とします。

 

メインのカーペット席

前方のカーペット席

私のキャンプ地

 

あとは、ずっと滞在するのはきついですが、屋外にも椅子がたくさんあります。ちょっとなら気持ち良いです。

 

椅子がたくさん

 

ちょっと早い14:49くらいには離岸しました。

 

行き-出港

 

船内探検。

船内中央には売店とかがあります。自動販売機もあります。

で、階段があって上の階にも上がれます。が、上の階は一等室なので二等の民は上がれません。

 

船内中央

売店

自動販売

二階への階段





船の後方は甲板になってて、風を感じられます。ここは上の階にも上がれます。

 

お外

ここから車もやってきます

これが上がったら出航

 

出向してしばらくすると、左にはノシャップ岬が見えてきます。

稚内港は東に向いてるので、西にある礼文に向かうにはいったんノシャップの北側に出てからぐるっと西に向かうのです。

 

ノシャップの先のなだらかな丘がよーーーーーく見えます。

北海道っぽい。

 

ノシャップ

現在地はほぼロシア!!!



 

で、そのあとは横になったりして暇をつぶします。

ここで想定外のことが。

相当揺れて相当酔います。

船旅の前半で頭がくらくらしてきました。

日本海舐めてました。

 

横になってるのがつらい時は船内散歩で気を紛らわせます。

 

16:00頃には左前方に利尻富士がよーーーく見えてきます。

 

利尻富士

 

ただ、その後はだんだん雲が増えてきて、船の揺れはそのまま続き...

 

16:30頃になると今度は前方に礼文島がよく見えてきました!

ここまで来たらこっちの勝ちです。

 

行き-礼文島香深港入港

 

けっこう荒れてます

近づいてきた

 

16:45に礼文島の香深港内に入っていきます。

ここでぐるっと右に180度回って、16:50に香深港に接岸。

定刻だと16:45なので、ちょい遅れて到着です。

 

 

ぐるり



このあと、近くのお宿へ行きました。

 

港にはこんなものが

 

ちなみに、この島、17:00くらいにだいたい終わります。

バスの最終もそれくらい。港もそれくらい。その辺のお店もだいたいそれくらい。

 

ちなみに礼文島の港からは東急バスが出てます

 

17時以降もやってるのでは一部のレストランと、温泉くらいです。

こんな時間の流れ東京じゃあり得なくて、これだけで島に来たあああ!っていう感覚を得られました。

 

この日は、ご飯食べて、温泉入って終わりです。

 

夕飯はホッケのちゃんちゃん焼き

 

帰り-香深港でアマポーラ宗谷に乗船

 

さて、礼文島からの帰り。

 

礼文島に1日滞在した後、翌日の夕方便で稚内に帰ります。

 

先ほど言った通り、稚内礼文航路は1日3往復です。

礼文島香深港の出発は、

8:55

14:20

17:10

の3便です。

 

ということで、乗るのは17:10発です。

16:45に稚内から到着した便がそのまま折り返します。

 

行きのときに往復券を買っていたので、乗船時間までに香深港2階の乗り場に行けばOKです。

早め港に着いていたので、稚内から到着の船を見学します。

 

冒頭にも同じような写真を上げましたが、利尻富士をバッグにアマポーラが到着。

入港!

 

この日の最終便はアマポーラ宗谷。3隻のうちで最新の船です。

ハートランドフェリーの三隻は、微妙に色が違っていて、アマポーラなら、黄色い線が入ってるのですぐにわかります。

 

ちなみに今回乗れなかったサイプリア宗谷

 

16:45定刻には船が入ってきました。後ろには利尻富士もきれいに見えます。

 

17:00頃に船に乗り込みます。

 

出港予定

 

2等は後方のカーペットゾーンと、上の階の座席ゾーンです。

 

カーペットのほうが座席よりくつろげるので、カーペットゾーンへ。

最新型なので、きれい。コンセントもついてます。

 

綺麗なカーペットゾーン

 

コンセント付き

 

もちろん、船の後ろの甲板にも出れます。

 

帰り-香深港を出港

 

出港時は甲板から礼文島に別れを告げます。

 

出港前

離岸!



さようなら礼文島

 

出港してしばらくは右手に利尻富士が見えます。礼文島にいたときはすごい綺麗に見えていたのですが、だんだん雲がかかってきました。島の天気は一気に変わるんですねー

 

礼文島に雲が

 

ちなみに、乗船率ですが、ガラガラです。

カーペットは一区画4人くらいまで。みんな横になれるくらいの乗船率です。

 

上の階の座席のところはほぼ誰もいません。

 

上の階の座席ゾーン

そして、また船内探検。

 

行きで乗ったボレアースと同じように、売店があります。自販機もあります。

 

給湯ゾーンもあります。

 

売店

自動販売

給湯

 

船外は、上の階まで行ける甲板ももちろんあります。基本的にはボレアースと同じような感じ。

 

甲板から見る夕陽

そしてそして、

行きと違って、全然揺れません。

本当にすばらしい。

 

揺れない船旅は快適でした。

 

帰り-稚内港到着

 

礼文島を出て1時間半、あっという間に北海道が見えてきました。

18:40頃に、右手にノシャップ岬が見えてきます。もっこりした丘もよーく見えます。

 

ノシャップが見えてきた

 

ちなみにこのときの気温は19度。

風の強い海上だと結構寒いです。一応7月末ですよ? 東京は35度とかの日です。

 

寒い

 

右手にノシャップが見えれば、あとはぐるっと陸を回って東側から稚内港に回り込むだけです。

 

定刻の19:00に稚内港に入港しました。

稚内は割と東ですが、緯度が高いため、19時でもちょい明るいです。

 

稚内港に着いたら、歩いて稚内駅のほうまで。徒歩10分くらい。

 

で、駅前のゲストハウスに荷物を置くのでした。