久しぶりにサンライズに乗りました!
区間は東京→琴平
サンライズとは
東京~出雲市、高松を結んでいます。毎日運転。
サンライズ出雲とサンライズ瀬戸があり、両方が連結して東京~岡山は14両で運転。その先7両ずつに分かれて、四国の高松と山陰の出雲市へ向かいます。
ということで上りと下りともに7両編成を2本ずつ使い、4本が毎晩走っているわけです。
で、車両は5本いて、1本はお休みしているわけです。
車両は出雲市の近くの西出雲に配置されていて、4日かかけて
出雲市→東京→高松→東京→出雲市というルートで回って帰ってきます。
JR西日本の西出雲で管理してるので、全部JR西日本の車両と思いきや、3本がJR西日本所属、2本がJR東海所属です。その2本は形式上は大垣所属ですが、実態としては西出雲で管理しています。
走行距離的な問題でJR東海も所有しないとまずいんですよねたぶん。
ちなみにサンライズ瀬戸だとこのほかにJR東日本とJR四国も通るので実に4社にまたがって運行しています。
サンライズのお部屋構成
さて、サンライズのお部屋について。
A寝台シングルデラックスが6部屋。
二人用でベッドが並んでるB寝台サンライズツインが4部屋。
二人用で二段ベッドのB寝台シングルツインがいくつか。
一人用B寝台シングルがめっちゃたくさん。
一人用B寝台ソロがたくさん。
ノビノビ座席がたくさん。
という6つのお部屋タイプがあります。
一人だったらシングルかソロなのですが、シングルのほうが1000円くらい高いけど、部屋サイズが広々。そして、ソロのお部屋はモーター車なので若干うるさいです。
で、ソロは1両ですが、シングルは4両あります。
残りがシングルデラックス&サンライズツインの車両が1両と、ノビノビ座席の車両が1両。
そのほかに、車内には、ミニラウンジ、シャワールーム、自動販売機などなどが完備されています。
もちろん、トイレと洗面もたくさんあります。
チケット予約
ということでチケットの予約の話へ。
普通の平日なら余裕で予約できます。
ただ、金曜発と土曜発はクソ混みます。1か月前に発売ですが、だいたい1か月前のその日にはチケットが売り切れます。
で、買い方ですが、
JRのみどりの窓口で買う or
JRおでかけネットで買う
という方法があります。
そんなに混まない時期であれば、ネット予約ができるおでかけネットのほうが圧倒的に楽です。駅に行かなくても買えますからね。
しかーし、切符が売り切れやすい時期の予約は、ネットから予約するとみどりの窓口からやるより不利です。
ということで確実に買いたいときはみどりの窓口へ行くわけです。
乗ったのは、5/2の夜発です。つまり、ゴールデンウィーク前夜発!
ただでさえ週末は混むのに、ゴールデンウィーク前夜です。争奪戦です。
切符の発売日は4/2 ちょうど土曜日でした。なのでみどりの窓口へ行きます。
10時ぴったりに全国一斉発売なので、10時ピッタリにみどりの窓口の係員さんに端末を打ってもらう必要があります。
ということで、先客がいたら10時ぴったりもできなくなっちゃうので、朝早くから行き、確実に10時ピッタリにやってもらえるように、待ちます。
そして、9:55くらいから機械に情報を打ち込んでもらい、10時ぴったりに切符を予約!
無事に取れました。
で、ただでさえ倍率の高い日なので、少しでも倍率が低い部屋を狙います。なので必然的にシングル狙いです。
そのシングルでさえ、この日は10:00:30くらいには売り切れたっぽいです。
ちょっと後に切符買おうとしてた人がいたけど予約出来てなさそうだったので。
シングルデラックスとかだったらホントに1秒くらいで売り切れてるかと思います。
これが、いわゆる10時打ち。
これやるにはやっぱりネット予約では太刀打ちができません。窓口に並ぶ一択です。
まぁ、予約出来たので、あとは当日を待つのみです。
東京駅へ行き、乗車!
さて、当日。
5/2は月曜日。
なので普通にお仕事をします。
お仕事を終えてから、おうちで夕飯を食べて、シャワーを浴びて、荷造りを完了させて、東京駅へ向かいます。
ちょっと早めに21時過ぎに東京駅に到着。
サンライズに乗る前に食料を買い込みます。
乗ったら終点まで食料を買えません。飲み物は一応車内に自販機があります。
家で夕飯は食って来たので、軽いお酒とつまめるものを地下のグランスタで購入。
21:20くらいに9番線へ。
サンライズは21:24に品川方から入ってきました。
そして、ホームはサンライズの客がたくさん。満席ですからねー
入線してすぐにはドアが開かず、21:29くらいにドアが開きました。
乗るのは2号車の2階席シングル。
今回は割とでかい荷物ですが、しっかりベッド横に収まりました。これがソロの部屋だったらスペースがないので絶望的だったでしょうね。
発車20分前から乗り込めるのはやはり夜行列車感。
昔のブルートレインとかは発車のだいぶ前からホームに入ってきて乗れましたからねー
お部屋の設備の確認をしましょう。
ドア横にはコンセント。ドアはもちろんロックできます。入り口側はベッドの足側。
そっち側にテーブルがあります。パソコンとか開けるほどは広くないですが、買い込んだ酒とつまみは置けます。
そこにはコップも用意されてます。
窓側も飲み物が置けるくらいのスペースがあります。そこに酒を置いてベッドに腰かけて外を眺めるも良しです。
そして、入口の足元には靴スペースと、スリッパも完備です。車内移動はこれでできます。
靴スペースからベッドの頭側に行ったところが丸々荷物スペースになってるわけです。
で、最大の特徴は巨大な窓です。上の方は湾曲しており、ベッドに寝転がりながらでも空がよく見えるようになってます。二階建ての二階だけの特権です。
車外にも出て写真を撮ったりしながら、発車時刻21:50になります。
出発、車内探検
東京駅9番線から出発!
発車してちょっとしたら車掌からの放送が始まります。停車駅と車内のご案内。
そのあとに自動放送もはじまって、英語放送も。
合計10分くらいずっと放送でした。
列車は新橋も品川も通過して、大井町らへん。ここで22時ちょうどくらい。
横浜に22:14に着きます。
今日は平日なので、ホームにはサラリーマン。休前日なので酒飲んできた後なのですかね~?
興味深くサンライズの車両を眺めてくる二人組がいました。
それを見下ろしながらこっちは酒を飲みます。
そして、目が合います。
なんか会釈します。ちょい気まずい。
あっちは仕事帰り、こっちは夜行列車の旅!(一応こっちも仕事してから乗ってるけど)
最後は手を振ってバイバーイ!ってなりながら発車しました。
他の部屋の人とは全然目が合ってなかったっぽいので、こういう気まずいのを避けるためにブラインド下ろしてるんですかね???
で、個室の特権ですが、個室の電気の明るさを自由に調節できます。
真っ暗にしたら、反射もなく外の夜景を眺めることができます。
もちろん、外の光がまぶしければブラインド下げて電気を消せば万事解決です。
電気以外に、ラジオの調節ツマミみたいなのもあったんですが、聴けないみたいです。
横浜を出ると、大船で前を走ってる普通列車を抜かします。特急なので。
平塚とか小田原とか通過していき、だんだん街明かりが減っていきます。
次に停まるのは熱海。
23時に「おやすみ放送」です。
夜行列車じゃないと聞けないやつですねー--
今やサンライズじゃないと聞けない...
この辺で、車内探検でもしてみます。
お隣3号車は電動車でソロのお部屋。
写真のように、荷物スペースがありません。ちょい狭い。高さも微妙。
車両の東京寄りにはミニラウンジとシャワースペースがあります。
シャワーをやるときはここでシャワーカードを買う必要があります。満席のときは大体東京駅でドアが開いたらみんな買ってすぐに売り切れます。
ミニラウンジは片側4席で合計8席。喋りながら飯食ったりできます。
ミニラウンジとシャワー室の間には、飲料の自動販売機もあります。
次の4号車はシングルデラックスとサンライズツイン。シングルとかソロの車両は車両中央に通路があるのに対し、この車両と次のノビノビ座席は、山側(北側)が通路になってて、逆側が全部客室になってます。
上に上がったら6室のシングルデラックス、下に下がったら4室のサンライズツインです。
お隣5号車は、ノビノビ座席。
昔はよく乗ってましたが、さすがに社会人になったら個室に乗りたいオタクだったので最近はご無沙汰です。
音も出せないし、着替えも満足にできないし、布団もないので...
ただ、指定席料金で乗れるのは魅力的ですねー--
その後ろ、6号車、7号車もシングルです。
そして、7号車の後ろの自動ドアを開けるとそこは貫通路になってます。
抜けるとサンライズ出雲の8号車に。
8号車~14号車は1号車~7号車と同じ構成です。
そろそろ就寝
列車は23:21に熱海駅に着きます。が、ナチュラルに3分くらい遅延してた気がします。
熱海まで東海道新幹線のこだまで先回りすることができて、東京でサンライズに乗り遅れても熱海まで追いかけることができます。素晴らしい。
熱海を出ると、来宮を通過して、長ーいトンネルへ。
抜けたら函南、三島と通過して沼津に停車します。
沼津も3分遅れくらい。ここからの乗客もちょっといました。
沼津を出ると、富士、静岡とこまめに停車していきます。
さすがにこの辺で寝ます。が、なかなか寝付けません。
駅に停まるたびに気付きはするくらいの浅い睡眠で過ごします。
静岡の後は、浜松で客扱をして、名古屋、米原にも運転停車。たぶん。
翌朝、岡山へ
大阪の運転停車でしっかり目が覚めます。
大阪駅3番線に着きます。普段は新快速とかサンダーバードの12両が最長ですが、サンライズの14両も入ります。
向かい側2番線は大阪環状線ホーム。始発前ですが、もう電気がついてます。
時刻は4:33でした。
そのあと再度就寝。
5時台に姫路に着いたっぽいですが、寝てました。
6時過ぎに「おはよう放送」です。
列車は5分遅れくらいで走ってて、もうちょいしたら岡山に着くこと、岡山で切り離しをすること、切り離したら瀬戸はそのまま出発することなどなどでした。
若干遅れてるっぽいですが、許容範囲ですね。
6:33に岡山に着きました。定刻だと6:27なのでちょい遅れてます。
瀬戸は4分停車で発車します。
岡山到着は8番線です。山陽線の下りは1番線なので、上りとかめっちゃいろいろな線路をまたいで入線します。なのでめっちゃ揺れます。
瀬戸大橋線が5~8番線からの発着なのでその関係があるのと、5番線と8番線くらいしか14両に対応していないからという問題だからですかね?
サンライズ出雲は8番線からまたたくさんの線路をまたいで山陽線下りへと戻ります。
瀬戸大橋線はちょいちょい単線が混じってます。もともと瀬戸大橋が開通する前は宇野線というローカル線だったわけで。そこに無理やり快速とか特急を走らせまくってるのです。
岡山駅を出たところも単線です。
眠いので、横になりながらぼーっと過ごします。
茶屋町を通過すると瀬戸大橋線の高規格線路に入り、まもなくすると児島に着きます。
児島でまた乗務員交代。ここからJR四国の乗務員になります。
いよいよ瀬戸大橋を渡り、高松へ
児島を出ると左にはボートレース場。そこを過ぎるといよいよ瀬戸大橋に突っ込みます。
それにしても、瀬戸大橋はうるさいです。走行音が車内まで結構響きます。
そして、瀬戸内海と太陽! サンライズです。
いくつかの島を経て、渡り終わったら四国に上陸。左の車窓には坂出のコンビナートが見えます。
線路は宇多津方面と坂出方面に分岐。
坂出方面はめっちゃカーブします。そして、坂出に到着です。
坂出は、高松方面は1番線なのですが、あえてポイントを渡って2番線に入ります。
向かいの3番線から多度津とか、松山とか高知方面へ乗り換える人が階段を上り下りしなくてよいように2番線に入っているのですねー。たぶん。
坂出からは高松まで15分ほどのラストスパート。
定刻7:27から数分遅れて高松駅に到着しました!!!
高松から琴平までのアディショナルタイム
普段だったら高松駅が終点ですが、今日は延長運転です。
なんと、7:27に到着してから8:02まで35分も高松に停まります。
しかも、高松から琴平までの半分は今来た道を戻るだけです。
ということで、本当に琴平に行きたい人は坂出で降りて乗り換えたほうが早く行けます。
私はというと、琴平に用があるわけではないですが、琴平まで乗りたいだけのオタクなので、いったん停車中に高松駅の改札を出て、でっかい荷物をロッカーに預けます。
35分も停車してたら改札を出て荷物を預けたり買い物をしたりしても余裕です。
ちなみに、琴平まで乗る人は高松で改札を出なければ、高松~坂出の二回通る区間の運賃はかかりません。
ただ、どうしても高松駅に荷物を預けたかったので今回は仕方なし。
高松から先は琴平までICカードが使えるので、それで入場。
高松で大体の人が降り、残っているのは1割程度です。
そして、8:02に高松を定刻で発車します。ちなみに、高松から先は少しでも遅れそうだった場合は運休になります。
単線区間で行き違いがあったり、多度津~琴平間の電力容量の問題からです。
予讃線は、多度津~琴平間だけ電化されているのですが、そこに電気を食いまくるサンライズが入ってくるとほかの列車が走れなくなるみたいです。
なので、サンライズの延長運転の日は前後の普通列車がディーゼルカーで運転されます。
そこまでしてサンライズ走らせたいんですかねぇ。
高松を8:02に出ると、坂出まで来た道を戻ります。坂出はさっき停車したので通過。
宇多津、丸亀、讃岐塩屋も通過して、多度津に8:25に着きます。
ここから予讃線方面へ分岐。
この辺りで降りる準備をします。琴平はすぐです。
次はすぐに善通寺にも停車。善通寺を出たらすぐに終点の琴平に到着です。
琴平は一番駅舎から遠い4番線に入ります。この列車は7両なのですが、ホームは6両くらいしか対応してなくて、1号車の前方はホームから外れた位置に停車します。
ただ、客用のドアは1号車後方にしかないので乗客の乗降に支障はありません。
残り少ない乗客がパラパラとホームに降りてきて、旅は終わりです。
私はというと、琴平に用はないのでとっとと高松方面へ戻りましたとさ。