小海線を走る「乗って楽しい列車」であるHIGH RAIL 1375に乗ってきました。
- HIGH RAIL1375とは?
- とりあえず横川へ
- 碓氷峠~軽井沢へ
- 軽井沢~小諸へ
- やっとHIGH RAIL 1375に乗車からの車内探検
- 小諸から野辺山へ
- 野辺山駅到着!
- ラストスパートで小淵沢へ
- 小淵沢から都内へ
HIGH RAIL1375とは?
JR東日本は「のってたのしい列車」、つまり観光列車を各地で走らせてます。
そのうちの一つ。
HIGH RAIL 1375は、小海線に2016年くらいから走り始めたみたいです。
名前は、JR最高地点である野辺山らへんの標高1375mにちなんでます。
野辺山は星を眺めるのに適した場所らしく、列車も星をコンセプトとしたものになっていて、天井が星空になってたりします。
あと、夜の小淵沢→小諸だと、野辺山に50分停まって星空観察会も行われるみたいです。
そういう列車です。
で、なぜ乗ったか。
4/10までが期限の春の青春18きっぷの残り一回分を使う旅をしたからです。
4/9にやることにしてたんですが、行先は当日まで決めず。
前日までに静岡方面か、高崎方面に行くことまでは決めて、朝に方面を決定。
とりあえず横川へ
とりあえず起きたら高崎線方面に行くことだけ決めて、新橋駅へ。
8:24の快速アーバンに乗ります。前日3時まで飲んでたので爆睡。
乗るときに気付いたのですが、前5両は籠原止まり。
ただ、もう乗っちゃったので籠原までは前5両に乗ります。そっちの方が空いてるし。
爆睡したら熊谷に着きました。熊谷で車内清掃が発生したので、その間に後ろ10両へ移動。
前5両はガラガラなのに後ろは結構混んでました。座席が埋まるくらい。
ちなみにグリーン車も窓側が全部埋まるくらいでした。
一応席には座れて、そのまま高崎へ。ちょっと遅れて10:18くらいに到着。
で、最初はここから上越線に乗り換えて水上、越後湯沢方面に行こうと思ってたんですが、なんと鹿を轢いて運転見合わせ。
ということで急遽信越線方面へ。
10:23の横川行きに乗ります。この辺でスマホで小海線の予約をします。えきねっとで、HIGH RAIL 1375を見ると、なんと△。当日でも席がありました。
2人席だと知らないオタクと相席になっちゃうので、唯一空いてた2号車の1人席を予約。ちなみに窓側向きの1号車の1人席は満席でした。しゃーない。
ちなみに乗った車両はA36編成。
数年前までは高崎線の5両付属編成として走ってたヤツ。
A36ってなんか聞き覚えあると思ったら、高崎線の付属編成で唯一の幕だったやつです。
今回も先頭車に「信越線」っていう幕を出してました。ほかのやつはLEDです。
高崎から30分ちょいで横川に到着。10:57着です。
横軽廃止前のEF63だらけだったころに思いをはせつつ、寂しい終着駅になってしまった現実を見ます。
峠の釜めしを買っても良かったのですが、パス。
次の軽井沢行きのバスは12:05なので、1時間暇です。
そこで、碓氷峠鉄道文化むらへ。
碓氷峠~軽井沢へ
保存車両を眺めて回ります。
動態保存のEF63が動いてたし、189系とか楽しいのがたくさん。
そして、充実の機関車ラインナップ。EF30, 60, 63, 65, 80らへんはいました。かっこいい。
で、12時前に駅へ戻り、バスに乗ります。1日7往復だけ走ってる横川~軽井沢のバス。520円。18きっぷもICカードも使えないので課金です。
車両はJRバス関東小諸支店H657-12419 まさかのびゅうバス塗装。
この車は元東京支店で、東京駅~スカイツリー線に入ってました。が、トイレなし、補助席付き60席車両なのが合わず、地方へ。びゅうの貸切とかで使われるように。
そいつが乗合登録として横軽にも入ってるわけです。
その座席数の多さが役に立ち、正座席49席がほぼ満席な状態で横川を出ました。
碓氷バイパスを通って軽井沢へ。駅の北口に回ってほぼ定刻の12:40に到着しました。
軽井沢~小諸へ
ここで、ランチ。
その後、軽井沢の指定席券売機で切符をひきかえます。
なんと、さっきの横川や、このあとの小諸はJRが来てるのに、えきねっとの切符をひきかえられないのです。
小諸に至ってはHIGH RAIL 1375の始発駅なのにきっぷが買えないわけです。
なので軽井沢でやっておく必要があるわけですね。
ランチ後乗るのは、しなの鉄道です。小諸行き。
まだまだ元気な115系です。つい最近新潟から消え、ちょっと前には中央線からも消えましたが、こちらでは元気。
旧長野色リバイバルに当たりました。
ただ、車内は更新車で、ワンマン対応のために自動放送とかも入っています。原型からは少し遠い。
軽井沢13:49発に乗ると、小諸に14:13に着きます。
小海線の2両編成、長野からのしなの鉄道の2両編成もほぼ同時刻に到着し、それぞれ乗り換えられます。これに加えてHIGH RAIL 1375も入ってきたので、5番線まであるうち4つが列車で埋まりました。
ただ、改札前にある1番線は使用せず。
しなの鉄道は長野方面と軽井沢方面の対面乗り換えのために2,3番線を使い、小海線はもともと4,5番線なためなので。
やっとHIGH RAIL 1375に乗車からの車内探検
ということで、やってきましたHIGH RAIL 1375
よく分からないですが、ずっと小諸駅で待ってるわけではなく、中込?から回送でやってきたみたいです。
小諸の5番線で14:25くらいに乗り込みます。
ドアは2号車前方の1か所だけ。ここで乗るときに切符の確認をします。
とは言っても車掌は乗ってないのでアテンダントさんが確認します。
乗務員は、運転手一名、アテンダント二名。そのうち一名は中込から乗車です。
さぁ、車内探検へ。
この列車の特徴としては、2両編成ですが、前と後ろで車種が違います。
前、つまり小淵沢方はキハ110。20m車です。後ろ、つまり小諸方はキハ100。16m車です。
同じ見た目でも長さが違います。
で、キハ110側は先頭に売店スペース。売店より前側にはドアがありますが締め切ってます。
売店スペースの後ろには客席。進行方向左側は窓に向かって2人座席。進行方向右側は窓に斜めに向かって1人座席が並んでます。
その後ろは連結部分。
そこを渡ると2号車です。
2号車の連結部分寄りには、乗車記念ボードやスタンプがあり、その後ろに唯一開くドア。ここで乗り降りをします。
ドアの後ろは車いす対応トイレ。トイレの後ろに2号車の客席があります。客席前方は車いす対応のために1席だけ並んでいて、後ろの方は2席ずつ並んでます。
で、2号車後方にはライブラリ的なスペースがあり、天井はプラネタリウム的な感じ。おいてある本は星関係のものです。
その後ろに2号車の運転台があり、横は前面展望スペースなのですが、コロナで締めきりです。
楽しい楽しい車内です。
小諸から野辺山へ
車内は8割方小諸から埋まってました。
14:33に定刻で発車します。
すぐに佐久平に着きます。ここで私の前に座ってた人が下車。普通に利用したい時間の列車がたまたまこれだったせいで指定券840円支払ったんですかね???
で、佐久平からまた5名くらい乗ってきて、車内は9割くらい埋まりました。
佐久平を出るとすぐに岩村田に着きます。佐久平から歩いてもすぐくらいの距離感です。
小諸から中込らへんまでは小海線の駅めっちゃ多いです。チャリでも全然移動できるくらいの距離感ですが、これくらい駅があると鉄道も利用しやすいでしょうね。
中込駅は5分くらい停まります。
で、駅員さんの大歓迎があります。いいですねこういうの(笑)
中込から二人目のアテンダントさんが乗ってきて、一号車先頭の物販カウンターもオープンします。ドリンク、アルコール類、お菓子、記念品などなどいろいろ売ってます!
オープンして十数分の、臼田発車のタイミングらへんでせっかくなのでお買いものへ。
アルコールはいらないので、普通のドリンクを買って自席へ。
買ったのは、八ヶ岳サイダー。それっぽいやつ。
ここからしばらくは大人しく自席で過ごします。
途中には、小海線の名前の由来となった小海駅も。ただ、停車時間はわずかですぐに出発です。
次にイベント?があるのは、信濃川上駅です。だいぶ山を登ってきた山奥。
15:50に到着すると、小諸行きとすれ違います。
この小諸行きには、レアなキハE200が入ってました。
試作的につくられたハイブリッド車で、3両しかいません。それを2両つなげてました。
これ以外は全部キハ110系列です。
乗ってるやつも含めて。
お隣のキハE200はこちらが着いたらすぐに出発。こちらは7分停車していて散策できます。
野辺山駅到着!
15:57に信濃川上を出ると、さらにさらに山を登っていき、開けた場所に出ます。ここを走り抜けていけば、野辺山に到着です。16:10到着予定ですが、流しめに走っても16:08には着きました。
この駅が、日本のJR最高所。標高1345mだそうです。すごい。
停車時間は16:22まで。
車内放送で、「切符を持たずに改札を自由に出入りしていいですよ」って言ってました。田舎の駅ならではの緩さ。この列車に乗ってる人なんてみんな切符持ってるし、座席ですぐにわかるのでいいんでしょうね。
駅には最高地点を示す標識があり、そこで写真を撮れるほか、駅舎の天井には星がちりばめられています。
駅を出ると、The高原という感じでいい空気を吸えます。最高です。
良い空気を吸い、車内に戻り、16:22に発車します。
ラストスパートで小淵沢へ
発車後、列車はさらに山を登り、JR最高地点の1375m地点を通過します。通過時にはゆっくり走ってくれます。
そういえばそういえば、この列車にはWifiがついてて、リアルタイムで全面展望、後面展望を見ることができます。なので、最高地点でスクショ!
ちなみにこのWifiでインターネットは使えません。
ここからは坂を下っていき、清里に到着。
野辺山と清里の間で県境を越え、長野から山梨に入ります。
そして、清里は昔来ました! 5年前くらい。懐かしい。
清里で5人くらい降りていきました。いいですねー--
ここも野辺山と同じく、高原です。牧場とかあります。牧場行って羊と触れ合った記憶があります。
車内放送で言ってましたが、清里から小淵沢で500mくらい下るだしいです。やばい。
途中、滝とかがあって、そこでは放送が入って徐行してよーく見せてくれました。
最後に右から中央線が合流して来たら、小淵沢に到着です。
定刻の16:57に小淵沢に着きました。
小淵沢から都内へ
お乗り換えは、17:12の新宿行き特急あずさか、17:22の高尾行き普通列車。
金持ってる人はあずさに乗ります。
ちなみに、小淵沢駅ではチャリでやってきた人がチャリ畳んであずさに大量に乗り込んでいったり、なんかのスタンプラリーをやっててオタクらしき人達もたくさん。
一方で、特急停車駅なのにみどりの窓口が廃止されてて、しかも指定席券売機が1つしかないのでめっちゃ並んでました。なんとかならないのかね...
私はといえば、青春18きっぷなので、17:22の高尾行きを待ちます。
ここから高尾は遠い...
高尾到着は19:44です。2時間半近い普通列車の旅です。
乗る列車は小淵沢始発の6両編成で、前3両は211系1000番台、後ろ3両は3000番台。つまり、前3両はセミクロスシートで後ろ3両はロングシート。
だったので、先頭車両に並んで、無事にクロスシートに着席し、ひたすらお尻の痛みに耐えながら高尾へ向かったのでした。
高尾からは最後に中央特快に乗って東京まで行き、旅の終わり!!!