へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

JL781便 嵐ジェット ホノルル→成田搭乗記

 

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JALの嵐ジェットに乗りました!!!

ハワイから日本に帰る便です。JALのハワイ線は非常に本数が多く、成田〜ホノルルが一日四往復、中部、関空〜ホノルルが一往復ずつ、成田〜カイルアコナも一往復飛んでいて、一日七往復がハワイ線で運行されています。そのうち、成田〜ホノルルの二往復と、中部、関空〜ホノルル線は2018年以降に導入された最新の787-9、ほかの三往復は767-300ERという布陣です。昔はといえばリゾッチャ塗装の747-400などで大量輸送をしていましたが、今は中型機で高頻度という世界の流れに乗っています。

一方のANAは成田ホノルル線においてJALには完敗で、成田線二往復と羽田線一往復のみの運行です。が、昨年から成田線の一往復にA380を導入し、2020年中には二往復がA380となります。大型機での大量輸送のほか、2020年3月までは日系で唯一の羽田ホノルル線を飛ばしています。一方3月からはJALも二往復を羽田に移管します。

 

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ANAのホヌ


ほかにハワイ線は、デルタが成田、中部、関空、福岡、ハワイアンが札幌、成田、羽田、福岡と成田カイルアコナを飛ばしててこの二社は地方都市に強いです。あとは、ユナイテッドが成田、大韓が仁川〜成田経由でそれぞれ一往復、LCCエアアジアがクアラルンプール〜関空経由で一往復という布陣です。いずれにしよホノルル便は充実極まりありません。昨年まではチャイナエアライン台北〜成田経由を飛ばしたり、スクートがシンガポール関空経由も飛ばしていました。

 

 

 

で、JALはホノルルに強いので、JALパックとかで自社ツアーの観光客を半端なく取り込めています。ホノルルではJALパック利用者専用バスを至るところに走らせてます。最近になってANAもそれを始めましたが、路線網がJALのほうが上です。

JALパックのホノルルっていうのも昔からの定番で、格安ツアーに比べると少し値段は上がりますが、往復ともに日系のJALでしかも世界最高レベルのエコノミークラスなので、快適性は段違いです。

 


一方の私はと言いますと、JTBの格安ツアーで航空会社未定プラン。出発の2週間前にJTBから航空会社が通知されるという制度です。ホテルのランク的にJALパックでだいたい3泊5日12万円くらいの内容ですが、ホテル代と飛行機燃油諸税含めて7万円台でした。クソ安い。

そんなツアーなので、大韓航空あたりになるかと思いましたが、送られてきた航空会社はなんとJALだったわけです。大当たり。こういうツアーはANAA380を導入してから供給座席が増えてANAになったり、昔から本数の多いJALになることも意外にあるようです。

そして、JALカードでツアープレミアムにも申し込んでいたので、往復ともに100%マイルを貯められます!!! 格安ツアーなのに。ちなみにブッキングクラス的に普通でも50%は貯められるものでした。

往復で約8000マイル。学生会員なので国内線往復が余裕でできます。神。

 

 

 

そんなホノルルで、乗る飛行機は11:35発だったので、市内のホテルを9時前に出て、uberで空港まで。空港まで20分ちょいで着き24ドルくらいなので安いです。路線バスなら一人2.75ドルだけど下道から行くので1時間くらいかかっちゃいます。

着いてからはJALに荷物を預けます。さすがのJALはホノルル空港でのスペースも圧倒的にでかかったです。なんてったって6便が飛ぶので。

JALカウンターは空いてましたが、コリアンとハワイアンはめっちゃ並んでました。コリアンは成田とソウル便が時間が重なるようで、ハワイアンも成田と札幌と福岡便あたりが重なる時間のようでした。

 

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空港のJALゾーン

 


ちょびっと飛行機観察をしたあと、保安検査へ。30分くらい並びました。が、出国審査はないので、これでもう手続き完了です。

 

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こんな感じで、駐車場の屋上からは飛行機を一応眺められます。


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この写真の左側では、鉄道を建設中。鉄道でアラモアナまでアクセスできるようになればとても便利です。

 


ホノルル空港、通路から窓無しで直接外に通じており、半屋外のコンコースです。開放的だし中央には庭園があるし、すごい構造ですね。

 

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こんな感じで通路から外がそのまま。


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真ん中にはガーデン。

 


至る所にJALが止まっててほんとにすごい。ちなみに全航空会社が同じターミナルで、バラバラの場所を使い、特に規則はないようです。

 


乗るJAL781便の成田行きはF1ゲートという、保安検査から一番近いところでした。そして、止まっていたのはなんと、嵐ジェット!!!

嵐はJALのCMをずっとやってて、こうしたラッピングもちょいちょいされます。今は国内線のA350と国際線の787-9に1機ずつ。その国際線バージョンです。このJA873Jという機材は、skysuiteⅢ787-9のうちエコノミーを増やした仕様で、ホノルル線を中心に、関空〜ロサンゼルスや成田〜マニラ、大連などにも入っています。1月にロサンゼルスに行った時も撮影しようと思ったのですがニアミスで撮れなかった機材です。ホノルル線が日本では夕方から夜が多いので、今乗っているJL781の着陸くらいしかまともに撮影できず、日本で撮るのが意外に大変な機材なのです。

 

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左から。


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上から。


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右から。


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正面から。

 


JA873Jは2018年に導入された機材ですが、そこから2年でJA880Jまで増えました。この最新の機材がホノルル線を中心についているので、787のホノルル線ははとても新しい機材に必ずあたります。

 


そして、JALの787は世界で唯一?エコノミークラスを2-4-2で配置しています。通常は3-3-3の横9列なのですが、一列少なく8列なので、一席あたりの幅が非常に広く快適です。写真とかじゃわからないけど座ればめっちゃ広いと感じます。同じskysuite機材でも777よりも767よりも広いです。そして、エンターテイメントも最新のMagicⅥです。タッチパネルの感度も最高です。足下ももちろんくそ広い。JALの787は世界最高エコノミークラスというのも頷けます。

 

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こんな座席です。

 

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2-4-2配列。

 


さて、11:35発で、11:05くらいに搭乗開始しました。ホノルル線は相変わらずビジネス利用率は低く、大半はエコノミークラス利用者。そして、往路同様95%くらい日本人です。

優先搭乗はgroup1,2,3ともに十数名ずつしかいませんでした。明らかにほかの国際線とは客層が違いますね。

あとは、後方のgroup4と前方のgroup5です。29列目だったでgroup5で搭乗。

 


11:30過ぎにはドアが閉まりました。しばらくは動かず、安全ビデオが流れ終わってから11:45にプッシュバックをし、11:50に滑走路に向けて動きます。前方にはANAの11:30発成田行きフライングホヌのA380がいたようです。その後を追うように海側の滑走路9Rから離陸し、旋回して西へ向かいます。ハワイの青い海を眼下に眺めながら、上昇すると次に見える陸はもう日本までありません。

 

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青い海。

 


ハワイ線は気流の影響をもろに受けるので、成田からホノルルは6時間20分くらいですが、ホノルルから成田は8時間50分くらいかかります。行きは深夜フライトだったため、機内食は一回と朝食としてパンが配られるだけでしたが、帰りは機内食が二回です。

行きはアイスクリームの提供も味噌汁の提供もなぜかなく、トイレには歯ブラシもありませんでした。帰りはしっかり味噌汁アイスクリーム歯ブラシといったJAL長距離国際線の標準サービスがしっかりありました。あと、787はエコノミーでもトイレにウォシュレットがついていてとてもびっくりです。

 


窓のシェードは787特有の明るさ調節するやつです。3年ぶりくらいに787に乗ったのですっかり忘れていました。ちなみに3年前は成田から台北までのスクートでした。

 

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シェード

 


アメリカ線はだいたい現地を昼に出て太陽を追いかけるようにして東京に夕方に着くのが定番です。この便も例に漏れずそういうダイヤなので、窓の外はずっと昼です。9時間くらいなのでまぁ仮眠は取りましたが、基本は起きていました。

 


結果的に映画を3本消費。なぜか行きの767よりも映画の本数多かった気がします。

 

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話題のパラサイトも追加されてました。

 


そういえばビジネスクラスにもしホノルル線で乗るなら圧倒的に787ですね。skysuiteでも767と787では快適性が段違いです。繁忙期になると長距離用の787-8や777-300ERが入るのでそのビジネスクラスが一番広くて快適ですが。

 


離陸は11:56でした。日本時間で言えばまだ朝6:56。長い旅です。しばらく飛ぶと、定番のドリンクとナッツ。ナッツは3月から新規就航路線の宣伝パッケージになっていました。ウラジオストクベンガルール線です。

 

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ナッツとキウイ。

 


そして、離陸から1時間ちょいの13:15に機内食一食目が出てきました。選択肢はビーフカレーか、マッシュルームのクリームソースとターメリックライス。お勧めは後者と言われたので(余ってたから?)そちらを。普通に美味しかったです。サイドのサーモンとチキンも。そして、行きはなぜかなかったお味噌汁もしっかりいただきました。

 

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おいしい!


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ハーゲンダッツではないアイスクリーム。

 

そのあと、寝ます。一本目の映画は見終わったあと。2時間ほど寝ましたが、まだまだ。9時間近いフライトなので。ちなみにこの飛行時間は東京→サンフランシスコより長いです。

 

だいたいハワイ時間で16時とかになったくらいに、時計を5時間回します。日本時間で1日進んで11時になります。成田到着は15:55なのてまだまだ。

2本目の映画を見ます。

 

ちょいちょい機内でジュースとかお茶とかは配ってましたが、一食目の機内食にペットボトル水も入れてくれていたのでそれでしのぎます。

 

今回は窓側ですが、ハワイから東京までひたすら海なので面白くありません。なので、映画をひたすら見続けます。

 

日本時間の13:45くらい、ハワイ時間で18:45くらいに到着前の機内食が出ます。とはいっても到着まではまだ2時間あります。昼のフライトなので特にギリギリを攻める必要もないのでしょう。

二食目はなんと、うどん?そうめん??

つゆをかけていただくもので、海外帰りには嬉しい味です。他の路線だとサブでそばが出たりもしますが、ここでは単独でうどん。ふつうに美味しい!

そして、しゃれた菓子と、パイナップルもついています。

そしてそして、嬉しいのがなんと、ドリンクでホットのコンソメスープがあるんですね。あれてっきり国内線でしか飲めないのかと思っていたので最高でした。あったまります。

 

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おいしい。

 

で、あっという間に完食。ちょいと量が少なかったのでこのあと空腹に。

 

日本時間で14:30くらいになると、Cabin crewの放送で、あと1時間10分で着陸のアナウンス。さらに、14:50には副操縦士からのアナウンスで、あと20分で降下を開始し15:40に着陸するとのこと。

 

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青い空を突き進む。


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間も無く日本! とても見やすいフライト地図でした。

 

 

ささーっとお手洗いも済ませて、座り、15:20にベルトサインが点灯しました。

 

右手には鹿島の工業地帯が見えます。そこから霞ヶ浦なども眺め土浦方面まで回り込んでから、旋回し、北側からrw16Lのアプローチコースに入ります。右側には並行滑走路に着陸するANAの仙台からのDHC-400が見えました。

 

そして、ちょいと遅れて15:46に着陸。この時期にしては珍しく南風運用で少し遠回りしたからでしょうね。

で、到着したら第二ターミナルだから近いかと思ったらまさかの一番南側の68番スポット。タキシングも長く、着いたのは15:55。定刻ちょうど。そこから数分でドアが開きますが、一番端なので500mは歩かされます。

 

ちなみに68番、国内線共用です。なんでかなーって思ってたら、このあとこの飛行機は伊丹行きになっていました。

 

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着く直前。


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今回のフライト情報。

 

で、検疫ですが、普段よりは強化していて、アジア方面から来た人は一人一人チェックしていましたが、ホノルル!って申告したらスルーできる仕組みでした。まぁ相変わらずゆるゆるな感じです。

 

で、荷物。割と早く回り始めましたが、優先搭乗はあんまいなかったのにプライオリティタグの荷物は大量に出てきてよくわかりません。

なので、結局荷物を受け取ったのは16:20くらい。で、税関をささっと通過して、成田エクスプレスに乗ります。

16:22のには間に合わないので、16:48の大船行き。

武蔵小杉まで乗ってお家に帰りましたとさ。