新年一発目はキャセイで行く香港旅行です!
- 予約の仕方
- キャセイの777-300、77P
- コロナとキャセイ
- 突然の欠航
- 旅行会社からキャンセルされない?
- 振替のご連絡
- 成田へ
- チェックイン
- 出国
- いよいよ機内へ
- 離陸からの、ドリンクサーブ
- 機内食タイム
- 機内エンターテイメント
- のんびりタイム
- いよいよ香港に着陸
- 香港入国
予約の仕方
今回は私にしては珍しく、旅行会社のツアー商品での予約です。
とは言っても、添乗員なしで、行きと帰りの飛行機と、現地のホテルだけセットになっていて、あとは完全自由行動なやつです。
旅行会社のそういう商品だと、極端なやつだと航空会社や便が直前まで確定しないものも多いんですが、今回はキャセイの便が確定してる商品です。
ということで、
行きはCX543で羽田→香港
帰りはCX542で香港→羽田
が確約されていました。
ただし、旅行会社商品あるあるで、直前までeチケットの予約番号は送られてきません。なので、それまで座席指定とかマイレージの紐づけとかもできません。
当初の案内の通り、10日前くらいにeチケットが送られてきました。
なので、その後にJALのマイレージを紐づけて、座席指定です。
キャセイの777-300、77P
今回乗る(はずだった)のは、羽田を午前に出る香港行きのCX543便です。
需要が多いので、12月末からは777-300で運航しています。キャセイの中でもっとも座席が多いやつです。777-300ERではなく、777-300。世界的にも珍しいやつ。
調べてはいませんが、今も世界で飛ばしているのはキャセイとANAくらいじゃないですかね?
この機材はキャセイの内部では77Pと案内されています。
ちょっとのビジネスと、たくさんのエコノミーを積んだ2クラス438席構成。すごいです。ANAは777-300ERとかは同じサイズの機体に212席しか積んでないので、だいぶ詰込みなことがわかります。
ただ、ANAの国内線用773は514席なので、キャセイよりもさらに詰め込んでます。
座席はビジネスクラスはしょぼいやつ。2-3-2でフルフラットにならないやつです。キャセイでフルフラットにならないのは、A333-300の一部と777-300、そして最近入ったA321だけです。同じお金払ってこれがきたらハズレですね。
エコノミーは3-4-3ですが、新しい座席に載せ替えていて、エンターテイメントの画面もスイスイ動くので特に不自由はありません。エコノミーに乗る分には全然問題ない機材です。
そして、座席番号がすごいです。一番後ろの列は80列目。途中飛び番はありますが、飛行機の座席で80列目ってキャセイ以外で聞いたことないです。
この777-300、だいたい製造から20年以上経っていて結構古めなので、どうやって置き換えるんでしょう?
キャセイ生え抜きのほかに、エミレーツ航空からの移籍機が数機存在します。合わせると結構な陣容。
香港から近場の高需要路線に入りまくってます。札幌、成田、羽田、関空、上海、台北、バンコクなどなど。つまり、日本に来まくりです。
だいぶ昔にこの機材乗ってます。台北から成田まで。2019年初頭。5年前!!!
その時の記事はこちら。
コロナとキャセイ
そんなキャセイの777-300ですが、コロナでは大打撃。香港は入国禁止だったり隔離だったりで入国できないし、香港乗り継ぎもある程度制限されていたので、国際線の需要は下がりまくり。
ということで、2022年頃まではこのでかい機材はお休みしまくりでした。お休み場所はオーストラリアの砂漠、アリススプリングス。
777-300は特に多かったですが、キャセイの多くの機材がこのアリススプリングスでお休みしていました。
燃費の良いA350だけを残していたのか、777-300ERを含めてトリプルセブンはキャセイで全く飛んでないような時期も長かったです。
2023年に香港の入国がまた自由になって、再度需要が爆上がりして、やっといろんな機材が飛びまくるようになったわけです。
2023年頭にキャセイに乗って香港乗り継ぎをしたときもありましたが、あの時はまだ香港の入国は検査が必要でしたし、香港空港では飛ばずにお休みしてる機材だらけでした。
その時の記事はこちら。
突然の欠航
そんなこんなで年を越し、1月3日の香港行きのフライトを待っていたわけです。
しかし、前日の19時頃にニュース速報があって、テレビをつけると衝撃の光景が。
JAL516便と海上保安庁機が羽田で衝突する事故が起きてしまったのです。当然羽田空港は閉鎖です。
事故自体ももちろん衝撃的ですが、気になることはもう一つ。翌日の朝の香港行きのフライトです。
羽田から香港へ行くCX543便は、朝羽田を出るのですが、飛行機自体は前日の夜に香港からCX542便でやってきます。
事故が起きたときにCX542便はもう香港を飛び立っていたのですが、事故の後香港に引き返してしまいました。
ということは翌朝のCX543便の機材はありません。欠航の可能性が高まります。
その後、キャセイからメールがやってきます。だいたい夜10時くらい。
「CX543便は欠航になりました。代替フライトを探しています。」
みたいな英文。
これ、旅行会社から予約した後にキャセイの予約番号に自分のメールアドレスを紐づけたから届いたけど、慣れていない人とかは旅行会社が動かない限り欠航連絡さえ来ないんですよね? たいへん。もうフライトまで12時間くらいで、下手したらもう寝てる時間帯なのです。
旅行会社からキャンセルされない?
ここで、気になることが。
予約した旅行会社のサイトを見ると、
「自然災害等で海外ツアーの往路の飛行機が欠航になった場合、旅行を中止し全額返金します。」
と書いてあります。
自然災害ではないですが、往路欠航です。このままだと香港行けません...
代替便でもいいから香港に行って旅行したい私としてはこれが適用されて旅行自体がキャンセルされたら最悪です...
そろそろ寝ようかというタイミングだったのに、行きの飛行機がキャンセルで代替便は確保されず、旅行自体がキャンセルされようかという状態でもやもやのまま夜を過ごします。
振替のご連絡
そしてそして、日付が変わる23:50くらいにキャセイから再度メールが来ました。
「あなたのフライトは成田発のCX527に振り替えました。」
という内容です!
さすがキャセイ様! 日本便がたくさんあることを生かして、羽田の欠航の乗客を成田便に振り替えてくれました。しかも、出発は成田14:20。羽田の欠航便よりちょっと遅いやつなので、乗り遅れることもありません。
旅行会社経由の予約でも、しっかり自動で振り替えてくれるあたり、さすがフルサービスキャリアです。もしLCCだったら欠航で即払い戻しになって旅行はできません。
ということで、香港には行けそうなので寝ました。ただ、旅行会社の規定によってキャンセルされる恐怖を残したまま... もう当初のフライトの出発10時間前くらいですが、旅行会社からは一切連絡はありません。夜だし年始だし欠航多すぎて大変なんでしょうね。
翌朝、羽田10時台ではなく成田14時台発になったので、のんびりゴロゴロしていると、朝6時頃に携帯電話が鳴ります。こんな時間に何事か?と思って電話に出ると、旅行会社の人でした。
お疲れな感じの声で、「フライトが羽田から成田に変更になってます。」という連絡をしてくれました。早朝からありがとうございます。
ということで、フライトを変更して香港に行っていいとのことでしたので、往路が欠航になったけど旅行継続確定です!!!
あとは成田に行くだけ。
成田へ
ということで、当日の話。
当日は羽田10:10ではなくなったので、ゆっくり起床。
神奈川県内某所から、成田へ向かいます。
武蔵小杉10:39の成田エクスプレスに乗車し、一路成田へ。空港第2ビルに11:53に到着します。
空港に着く前にキャセイから連絡が来ます。「あなたのフライトは14:20から15:20に変更されました。」とのこと。
香港から成田に向かう便では、昨日の羽田行きが折り返して欠航になったので、振替の客をたくさん乗せて、調整で遅れたんでしょうね。
実際に、この便は当日いきなりA350-900から777-300に変更されました。ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの人はかわいそう。座席がダウングレードです。
A350-900は280席、777-300は438席なので、これだけで150人以上振り替えられます。素晴らしい。
チェックイン
で、成田に着いたら買い物をして、キャセイカウンターへ。
成田の午後は、キャセイ連発です。
14:20 CX527 香港行き
15:20 CX451 台北経由香港行き
16:45 CX521 香港行き
18:00 CX505 香港行き
と、ほぼ1時間ごとに出ます。そして、乗った1/3はなんとすべて777-300。438席×4です。1700人以上乗れます。
その人たちがすべてキャセイカウンターに来るので大繁盛です。
ということで、カウンターは大混雑です。エコノミーは自動チェックイン機+荷物預け。ビジネス、ファーストは専用レーンです。
ワンワールドのプライオリティがあるので、ビジネスクラスに並ぼうと思いましたが、混んでたのでエコノミー側のほうが早いと判断して、そっちで自動チェックインしました。そして、荷物を預けようとすると、係員から、「Priorityならビジネス並んだ方が早いよ」って言われました。
そんなことはない気もしますが、言われたのでビジネスの列へ。
結局30分くらい並んで、荷物を預けられました。ファーストレーンはガラガラ。さすが。というか午後便にファーストクラスの設定は一つもないので、並べるのはワンワールドエメラルドだけです。
出国
手続きが終わったら、出国します。
昼の出国はすいすい。並んでません。
13時前には、保安検査、パスポートチェックを秒で通過します。ただし、飛行機の出発時刻は15:20。
暇つぶしタイム。今回は同行者がいるので、フードコートへ。ご飯食べます。
そのあと、さらに暇つぶしタイム。
サクララウンジへ。キャセイラウンジでもいいんですが、しょぼいのと、今回は60番台ゲートなので、サクララウンジのほうが近いので。
安定のカレーライス。
そして、14:45くらいに搭乗ゲートに行きます。ゲートはなんと62番。だいぶ近い優遇されたゲートです。ちなみに61番には夕方のJALのロサンゼルス行きでした。
我々と同様に羽田便から振り替えられた人も多いと思われ、438人満席の様相。待合スペースも激混みです。
そして、62番ゲートから61番ゲートあたりまで、100m近い直線の行列が出来ています。たいへんだ!!!
搭乗開始時刻はさらに遅れて、結局15:10くらいに始まりました。
いよいよ機内へ
キャセイはグループ制ではなく、事前改札と、ビジネスと、エコノミーの3段階。
ワンワールドサファイアなら、ビジネスクラスレーンが使えます。が、同行者は不可。
ただ、満席っぽいので、荷物を持って先に中に入りたくなりました。ということで、クソ長いエコノミーの列を回避して、ビジネスクラスレーンから機内へ堂々入場!
めっちゃでかい777-300の、2区画目から4区画目まで全部エコノミークラスの座席が整然と並んでいます。私の席は一番後ろの区画の72列目。
国際線はめっちゃ搭乗に時間がかかりますね。ぬるぬると人が乗り込んできます。15:45くらいに30分かかってやっと搭乗が終わりそうな感じになりました。
キャセイの特徴ですが、搭乗が終わるくらいのタイミングで機長が放送を入れます。アジア系の人ではなく欧米系の人でした。
離陸からの、ドリンクサーブ
15:50くらいにやっとプッシュバックが始まります。
その後、滑走路に向かいますが、キャセイのタキシングはのろい!!! めっちゃのろいです。一時期問題になったのでちょっとは速くなったらしいですが、のろいです。
のろのろとタキシングをし、滑走路34Lへ向かいます。
そしてそして、16:12に34Lから北側に向けてやっと離陸しました。
当初は14:20発だったのですが、結局15:20発のCX451便にも追い抜かれました。向こうは台北によってから香港に来るので、香港に行く途中で追い抜くのですが。
羽田便が飛んでいれば、本当だったらもう香港に着いていたはずの時間なのですがね...
成田を出たらあとはまっすぐ香港に向かうだけです。
ですが、この時期の西風はエグいです。成田から香港まで5時間くらいかかります。逆に香港から成田までは3時間ちょいで着きます。
ということで、5時間のまぁまぁ長いフライトの始まりです。
成田を出たら右旋回をして成田空港の上空を飛んでから西へ。西日がまぶしいです。
離陸から20分以上たった16:33にやっとベルト着用サインが消灯されました。
16:45に最初のドリンクとおつまみが配られます。無難にジュースにします。このドリンクタイムですが、アサヒを含むビールや、ワインも頼める豪華仕様です。キャセイのエコノミーのサービスは素晴らしい!
ただ、おつまみはピーナッツオンリー。ちょっと体に良くないっすね。帰りの便はちっさいプレッツェルのおつまみでした。
ドリンクタイムが終わり、17:20頃には飛行機は高知県上空を飛行中。
機内食タイム
17:43に機内食がやってきました。5時間フライトなので、けっこうのんびりとサーブされます。
チョイスはフィッシュともう一つ。何か忘れました。フィッシュを頼みます。
サラダ、フルーツ、メイン、パンに加えて、ドリンクとハーゲンダッツがサーブされます。
さすがキャセイ。ここで、あたためたパンをエコノミーでも配ってくれるのです。
そしてそして、こちらもさすがキャセイ。必ずハーゲンダッツをくれます。
キャセイの温かいお食事を堪能したら、あとは香港までひたすらエコノミークラスのフライトを耐えます。
機内エンターテイメント
機内エンターテイメントですが、だいぶ充実してます。
映画は邦画だけで20くらいありました。海外エアラインなら日本映画なんて2つとかが普通です。
さらに、音楽もめっちゃあります。JPOPジャンルに、日向坂と乃木坂だけで5つくらいのアルバム/シングルが入ってます。すごい。
ただ、エコノミークラスのヘッドホンはチープなので音は微妙。
他にも、機外カメラもあるし、高精度なフライトマップもあるし、ゲームもたくさんあります。この、ゲームがまた面白い。20種類くらいありますが、一番後ろにあったクソゲーにはまりました。
さらに、古い機材ではありますがWIFIも完備。ただし有料なので使ってません。
ということで、飯も良いし、エンターテイメントも充実していて、キャセイのエコノミーは素晴らしいのでした。
ビジネスクラスについては機材によって椅子がだいぶ変わるので難しいですが、サービスはそちらも最高です。
のんびりタイム
18:30くらいに機内は消灯しました。沖縄の北西側辺りです。
飛行機は順調に西に進みます。18:55くらいに、香港まで2時間の表示が出ました。まだ台北の手前。宮古にもたどりついてません。やっぱり西風が強すぎる。
さらに30分飛んで、19:30についに台北上空にたどり着きました。右の窓から下を見ると、台北の街の光が見えました。
このあたりで、時差を直します。ということで、IPhoneの時計を香港時間に。19:30→18:30。
おトイレとかに行ってみます。
召喚空中服務員ってかっこいい。
いよいよ香港に着陸
香港時間の19:22に機長から放送がありました。37分後の20:00に香港空港に着陸予定で、気温は20℃とのこと。
20℃!温かくて素晴らしいですねーーー
その後、19:25に機内の照明が再度明るくなりました。
19:37にベルト着用サインが点灯します。そして、着陸に備えて再度暗くなります。
羽田の事故でもありましたが、夜間の離着陸時には機内を暗くした方が外を見やすいですからね。やってる航空会社とやってない航空会社に分かれますが、キャセイはやるっぽいです。
19:47に右側に香港の夜景が広がっていました!!!
香港島の南側を飛行しているので、手前には香港島側、その先にヴィクトリアハーバーと、九龍地区がよく見えます。すごーい。
飛行機はさらに西へ進みます。今日は東風運用っぽいです。
19:55くらいに右にターンし、再度右にターンして180度方向を変えたら、ついに最終の着陸コース。
20:01に、海沿いに新しくできた滑走路07Lに着陸しました。4時間50分フライトでした。長い。
ここから、のろのろタキシングです。一番北から一番南まで進み、左にターン。ゲートはめっちゃいいところっぽいです。
17分間のタキシングを経て、3番ゲートに到着しました。香港空港は遠いゲートだと徒歩+電車で入国審査まで向かわなければなりませんが、この3番ゲートは歩いてすぐに入国審査です。素晴らしい。
後方座席なのでなかなか降りられず、20:25に機外に出ました。途中でビジネスクラスの区画を通りましたが、やはり座席がしょぼい。フルフラットシートから変更になった人はどんまい。
香港入国
で、降りたら入国審査です。あとから降りたのと、他にも便が来ていたので混んでますが、15分ほどで通過できました。
香港の入国はスタンプじゃなくてシールをもらいます。そこに入国日とかが書いてあります。あとは、事前に入国カードの記載が必要です。機内でやっておきました。
入国したら荷物の受け取り。レーンは到着ゲートから逆サイドで結構遠め。
20:45くらいに荷物受け取りレーンに行ったら、もう荷物が流れてきました。さすがプライオリティタグ。
荷物を持って、香港の空港の出口へ!!! コロナ前以来4年ぶりの香港!!! 乗り継ぎでは10ヵ月前に来ました...
同行者はオクトパスを買うために機場快線のチケット売り場へ。
私はモバイルオクトパスですべてを解決しました。モバイルスイカみたいに電車に乗れて快適なのでオススメ。
ただ、結局夜遅くになってしまったので、ホテルまではUBERで行きます。UBER乗り場が難しくて迷いましたが、なんとかたどり着きましたとさ。
香港は成田と違って市内から空港が近くて素晴らしいですねー!!!