最近日本にもやってきているバティックエアマレーシアに乗りました。
- クアラルンプール~シンガポールの飛行機
- バティックエアとは
- やらかし発覚
- クアラルンプール空港にて、やらかしの結果
- マレーシア出国
- プラザプレミアムラウンジ
- 搭乗ゲートにて
- いよいよ機内へ
- ドアクローズからの離陸
- 爆速で着陸
- シンガポール入国
- シンガポールでインシデント回避
クアラルンプール~シンガポールの飛行機
区間はクアラルンプールからシンガポール。距離にして350km。東京から名古屋くらいのめっちゃ近い距離です。
が、国境をまたぐし、高速鉄道とかはないので飛行機移動がベストです。
この区間は、
シンガポール航空
マレーシア航空
バティックエアマレーシア
などのフルサービスに加えて、
などのLCCも飛んでいる激戦区。
あとは、変わり種だと、
以遠権のエチオピア航空も飛んでます。
なぜバティックエアマレーシアを選んだかは後程。
飛行時間は短めですが、シンガポールチャンギ空港は上空がクソ混むのと地上滑走も長いのが特徴なので、それも含めるとまぁまぁ時間がかかります。
で、バティックエアです。
本家はインドネシア。そして、本家の本体はライオンエアです。
つまり、インドネシアにライオンエアっていう巨大LCCがあり、そこのフルサービス版の会社がバティックエア。
バティックっていうのはインドネシアの有名な布です。
そのバティックエアのマレーシア版がバティックエアマレーシアなわけです。さらにややこしいことに、このバティックエアマレーシアは、ちょっと前までマリンドエアという名前でした。
ちなみにライオンエアはライオンエアで、タイライオンエアというのもあります。
そしてこのバティックエアマレーシアですが、日本便が飛んでます。737MAXのおかげで航続距離が伸びたこともあり、成田にはクアラルンプールから7時間くらいかけて直行便が来ています。
さらに、台北桃園経由で、那覇、関空、中部、成田、新千歳にも飛んできます。なので、日本人としては台湾に行くときによく乗る航空会社かもしれません。
ただ、日本に来るのは737MAX8ばかり。薄っぺらい座席を積んでます。これで長距離は苦痛。
私が今回乗ったのは、737-800。しかもガルーダインドネシア航空の中古。ふっかふかの座席です!
バティックエアとは
なぜバティックエアを予約したかです。
この時は、朝クアラルンプールを出て夜までにインドネシアのジャカルタに着きたかったのですが、ふつうに行くのもつまらないということで、トランジットでシンガポールも観光しちゃえ!!!ということを考えました。
そうした時に、通しで買える航空会社はバティックエアと、シンガポール航空。シンガポール航空も魅力的ですが、お値段的に2区間で14000円くらいで買えたバティックエアに軍配が上がりました。
つまり、
クアラルンプール→シンガポール バティックエアマレーシア
シンガポール→ジャカルタ バティックエア
の2区間の航空券を1枚で買って、しかもシンガポールで7時間もトランジットしちゃうという流れです。シンガポールに行ったことなかったので、7時間で有名どころをスピード観光するわけです。
やらかし発覚
ということで搭乗までわくわくの日々を過ごしていたわけですが、前日に嫌なことが起こります。
予約した時から、予約番号を入れても予約内容をを読み込めないから何かおかしいと思ってたんです...
けど、バティックエアとマティックエアマレーシアとマリンドエアとライオンエアのなんかいろいろ会社があって入れる箱が間違ってるだけだろうって思って特に気にせず過ごしていたんです...
が、前日に試しに苗字と名前を逆にして入力したら、なんと予約見れてしまいました...
最悪です。
航空会社での名前の管理は超厳しいです。
ANAやJALでは、苗字と名前が逆だったら一発アウト、搭乗拒否です。だって苗字と名前が違ったら別の人ですから。
別人を海外に送り込んだらまずいですよね。
やらかしました。
必死にいろいろ調べますが、搭乗拒否の可能性が高いので、絶望します。
一方で、この日は朝から夜までにクアラルンプールからジャカルタに移動できれば最悪OKなので、当日購入でも安いLCCの運賃を調べます。
うろ覚えですが、確か2万円くらい出せば当日でも移動できた記憶です。
最悪2万円...
とか考えながらクアラルンプール空港へ...
クアラルンプール空港にて、やらかしの結果
さて、当日のお話。
実は、前日の夜に羽田からクアラルンプールに向かってまして、朝5時台にクアラルンプール空港に着きました。
なので、激眠い朝5時過ぎにT1のサテライトからバスで本館に移動し、入国審査。トランジットで一瞬だけ入国します!って言って入国。
飛行機を降りるのは遅い方でしたが、バスに最後に乗り込んだのでバスを一番最初に降りて、入国は一番乗り。ラッキー。
クアラルンプール空港T1のサテライトシャトルはしばらく運休中です。なので、バス。
で、入国してからが運命のチェックインです。
入国したら速攻出国フロアのバティックエアのカウンターへ。
チェックインしたい旨と、正直にやらかしたことをお伝えします。
すると、第一声が、「No problem!」
キターーーーー
その後、係員の人がカタカタカタカタとパソコンをいじり、何やら操作中。普通にボーディングパスが出てきました~
神か?
日系エアラインと違ってガバガバだからか? 神。
私は飛行機に乗れるようです。
で、今回は
クアラルンプール→シンガポールと、
ということで、荷物はスルーで行けます???って聞いてこちらはSIN(シンガポール)、CGK(ジャカルタ)と書いたタグをつけてもらいます。
一方で、搭乗券は出してくれないようで、「シンガポールでもういっちょカウンターに行って、シンガポール→クアラルンプールのチケットを出してくれ。」って言われました。なんでなのでしょうかね。
まぁ、とりあえず飛行機に乗れそうなのでオールオーケー。
ということで、なんとか朝5時台にチェックインを終わらせ、荷物も預けられたのでここからフリータイムです。
なんと飛行機の時間は8:35。暇です。
マレーシア出国
が、やることないので、有名観光地団体チエシクインだけ拝んでから、即出国します。
6:20に出国後エリアへ。マレーシアに入国していた時間は1時間未満。
クアラルンプール空港T1の出国後エリアには乗り入れ航空会社の飛行機の模型がたくさん。
A380がちっさい。
サイズがバラバラで、なぜかエチオピア航空が一番でかいです。
で、ターミナル1の話ばっかりしていますが、この空港はターミナル2もあります。
ターミナル1はフルサービス。マレーシア航空もバティックエアもこっち。JALもANAもこっち。そして、長距離便は基本的にサテライトから出ます。
本館はちっさい飛行機がメイン。
じゃあターミナル2は何かというと、LCC。
マレーシアには超巨大LCCのエアアジアがいます。なので主にエアアジアが第二ターミナルです。
他にもジェットスターとかの各国のLCCが第2ターミナルに来ます。
クアラルンプール空港は2回来てるんですが、第2ターミナルは残念ながら行けてません。
プラザプレミアムラウンジ
さぁ、出国したのでラウンジへ~
この空港は、プライオリティパスラウンジが充実しております。とは言っても出国後のT1本館で使えるのは一か所。
それがプラザプレミアムラウンジです。
世界中にあるプラザプレミアムラウンジ。安定のクオリティです。一時期プライオリティパスの対象から外れましたが、最近また追加されました。
ちなみに日本には意外になくて、セントレアくらい?
ラウンジに入ったら、だいぶ時間があるのでシャワー浴びちゃいます。
夜行便で日本から飛んできたばっかりなので。
予約してSMSで呼ばれる仕組みですが、朝6時台なのでほぼ待ち時間ゼロですぐに入れました。さすが。
当然ながらシャワーはきれい!
シャワーを出たらごはんタイム。
なんとこのラウンジ、ヌードルバーがあります。
ここのラクサが美味しいんですね~ 以前も食べましたがやみつき。
ラクサというのは東南アジアのちょい辛の麺です。
朝飯おいしーーー
ちっさいケーキもあります。
お食事をのんびりして、7:50くらいになったらラウンジを出ます。飛行機の時間は8:35ですが、搭乗券に書いてあるボーディングタイプは7:50なので。東京名古屋くらいの単距離便だけど45分前です。羽田じゃありえないですね。
搭乗ゲートにて
で、この空港は欠陥構造です。
搭乗前に待合室に入るときに荷物検査があります。逆にそれまでは水とかも出国後エリアに持ち込めるんですけどね。
で、乗る直前に荷物検査なので、水とかを買って飛行機に持ち込むことができません。捨てなきゃいけません。
で、荷物検査をやるので混みます。
しかも、荷物検査後のエリアにはトイレがありません。
トイレを済ませてから待合スペースに入って、飛行機に乗ってドアが閉まるまで1時間とか。そこからさらに滑走して離陸してベルトサインが消えるまでさらに30分以上とか。窓側だったらさらに大変。おトイレに強制的に行けないタイムが長いです。
そんな感じでクソ構造ですが、荷物検査を通って搭乗待合室へ。ここがまた東南アジアの悪いところなのですが、クソ寒いです。空調がバカです。
結局搭乗開始は8:05と書いてあります。搭乗券の7:50は搭乗じゃなくて待合室に来いタイムなんですかね?
で、実際には8:08に搭乗開始。と同時にファイナルコール。
とりあえずファイナルコールをめっちゃすぐに出すのも海外航空会社あるある。まだ出発時刻まで25分以上あるぞ???
いよいよ機内へ
搭乗時にエモい光景が。
飛行機の停まる位置のアレ。
この空港の第一ターミナルはデカイ飛行機が1機で使うスペースを小さい飛行機2機で使っているので、デカい飛行機ゾーンはなにも停まってません。なのでボーディングブリッジから見えます。
機内に入ると、茶色とオレンジの重厚な座席が並んでいます。当たり機材!!!
737-800です。737-MAX8だと薄っぺらい座席です。
そして、この座席にはなんとなんとモニターが付いてます。が、まったく動作しません。
どうやらガルーダインドネシア航空の中古のようで、座席もモニターもそのままなのでしょうね。
私は真ん中へんの通路側C席。お隣B席は空席で、A席に人がいました。
搭乗率は7割くらいっぽいです。真ん中席はそこそこ空いてる感じ。
ドアクローズからの離陸
8:35発ですが、ちょい早めにドアは閉まり8:31くらいにはセーフティーデモンストレーションが始まりました。モニターはありますが動かないので、客室乗務員による実演形式です。
8:38にやっとプッシュバックが始まります。で、8:42になったら滑走路へ向けてタキシング。
暇なので機内誌とか見ちゃいます。
フリート一覧にはA330とかもあります。すごい。
あとは、新規就航地案内が。なんと、沖縄。台北経由那覇行きが就航したばっかりなんですね~
で、離陸は南に向けて。クアラルンプール空港の3本ある滑走路うち真ん中にある14Rから8:54に離陸しました。
爆速で着陸
基本ここからは睡眠タイムです。羽田からの夜行便で寝不足だったのがそろそろ限界に近づいていたので。
ただ、眠りは浅いので主要イベントは認識しています。
9:08に機内販売のカートが横を通過しました。無料ドリンクではなく、有料機内販売。新幹線的な。
その次に、機長からの放送でかすかに目覚めます。9:20です。
「現在は17000ftを飛行中で、シンガポールの気温は26度で、到着予定は9:45です。」
みたいなことを英語で言ってました。
離陸から26分の9:20ですが、このタイミングでさらに、
「Cabin crew, prepare for arrival.」も来ました。
着陸に備えろ!!!ってことですね。はやい。
その後、9:28にベルト着用サインが点灯します。
Wi-Fiも機内マップもないので、どこ飛んでるか走りませんが、左右にぐねぐね雲の間を進んでいってるっぽいです。シンガポールが近いのかな?
あとからわかりましたが、いったんシンガポールを越して南東側から空港に向かってたみたいです。
空港の南を通過→空港の東を北へ向かって進み、空港の北東でぐるっと回って、空港には北からアプローチというルート。
で、9:40に一番西側にある20R滑走路に来たから着陸しました。
クアラルンプールを離陸して46分。やはり近い。
シンガポール入国
到着ゲートは第3ターミナルA20です。9:46に着きました。
シンガポールチャンギ空港はターミナル1~4まであり、1は東、2は北、3は西です。4は離れ小島で、LCC。
バティックエアはシンガポール航空と同じT3ですが、一番南を使ってました。
T3の一番南はT3の出入国ゾーンから遠く、シャトルに乗るとショートカットできます。
といか、この空港シャトルありまくりです。
T1内の南北、T3内の南北、T1~T2、T2~T3、T1~T3を結んでいて、さらにさらに出国前と出国後それぞれにそれが走ってます。
さらにさらに、T1~T3の出国前エリアのシャトルは、Jewelの中を通ります。そして、このJewelがやばい。空港にいながら巨大ショッピングモールでありながら、森です。写真を見ればわかる!
まぁ、そんなシャトルに乗ってT3の中心まで移動し、入国審査。
シンガポールは7時間滞在のつもりで全然何も考えてなかったのですが、入国前にオンライン申請みたいなのが必要っぽいんですね。SG Arrival Card
知らなくて、空港の入国審査の手前にあるパソコンで登録しました。
で、登録が終わったら自動ゲートを通過してすぐに入国。スムーズです。
シンガポールでインシデント回避
ここで、さあシンガポール観光だ!ってなるのですが、
ひとつ嫌な予感がして荷物のターンテーブルへ。
ジャカルタまで荷物を預けたんですが、チェックインはシンガポールまでしかしてません。そんなことある?っていう嫌な予感でターンテーブルを眺めていると、なんと私の荷物が流れてきました。
怖いのでピックアップ。
もしかしたらターンテーブル回してから、ジャカルタ行きに積み込まれるかもしれませんが、もしかしないとロスバゲしそうなので怖い。
ということで、荷物をピックアップして、出発階のバティックエアチェックインカウンターへ。
例の苗字名前逆事件のせいか、よく分からないですが、パスポートを見せると係員がどこかに行って確認をし始めて嫌な予感。
がしましたが、5分以上経って普通に搭乗券が出てきました!!! これでジャカルタに行ける!
で、荷物を預けます。係員が「そのタグにジャカルタって書いてあるやん? なんで持ってるん?」みたいな感じでしたが、しっかりジャカルタのタグをつけなおしてもらってジャカルタまで荷物を預けます。
これでロスバゲも回避!!! オタクの勘で回避しました~
なので、ここから本当にシンガポール観光。Visaタッチで地下鉄に乗れるので便利ですねー