乗りながら車内で書いてます。暇すぎるし、ずっと圏外なので。
オーストラリアのメルボルンからシドニーまで鉄道で移動してみました。

XPT
メルボルンからシドニーは直線距離で約800km、鉄道の線路はおよそ900kmあります。これを日本に例えると、東京から山口県らへんまでの距離。日本なら新幹線が走ってるので約4時間半です。
ただし、オーストラリアには高速鉄道がありません。在来線の列車です。なので、11時間半かかります。
乗った列車はXPT624 メルボルン8:30→シドニー20:01という一日を使い果たして移動するすごいやつです。実はこの区間、夜行便も走ってるので一日2往復列車はあります。が、せっかく楽しむなら昼便がいいということでこちらを選択。
ちなみにシドニーからメルボルンに来る時は飛行機を使いました。飛行時間は1時間半もかからないくらい。LCCのタイガーエアで、有料預入荷物代を合わせて日本円で9000円ほど。お得です。

行きに乗ったタイガーエア
対してこちらのXPTは11時間半で6000円ほど。荷物はもちろんタダで乗せられます。乗り物好きにはたまらないし、そうじゃなくてもふつーに安いです。あとは、途中駅にも停まるのでそこの利用者とかは意外にこちらも選択肢に入ってくるのでしょう。
さて、XPTというのはNSW(ニューサウスウェールズ州)train linkが運行している列車で、シドニーが拠点(シドニーはニューサウスウェールズ州)です。メルボルンはビクトリア州で、Vlineという別のところが列車を運行しているので、この列車はメルボルン側ではVline
に乗り入れるという形になっています。(たぶん?)
XPTはシドニーから南へはこのメルボルン方面を運行する他、西へはブルーマウンテンを超えてブロッケンヒルへ、北へはニューカッスルを超えてカジノ(クイーンズランドとの境あたり)や、一日一往復はブリスベンまで運行しています。
シドニーからブリスベンに至ってはメルボルンより時間がかかり、15時間ほどです。
在来線だからのろいわけでもなく、120km/hまでは出します。が、単線なので行き違いがあったり、都心部ではノロノロだったりするのでまぁまぁかかります。
列車は両端に機関車が1両ずつのほか、中間に客車が5両です。長距離列車にしては意外にも短いです。エコノミーが2両、ファーストが1両とファーストとビュッフェが一緒になった車両が1両、スリーパー(寝台)が1両です。
昼行の時は、スリーパーはベットを三分割して3人がけの席にして売り出されます。夜行の時は個室になり、部屋の中にシャワーとトイレも完備されている(はず)です。ただし、エコノミー6000円、ファースト9000円ほどに対し、スリーパーは15000円ほどになります。それでも日本の新幹線より安いくらいと考えれば全然ありですけどね。
エコノミーとファーストは座席に違いはなく、シートピッチがファーストの方が広いだけです。エコノミーに乗りましたがエコノミーでも十分なのでファーストにわざわざする必要はあまりない気がします。

こちらはエコノミー


このふたつはファースト この椅子をベッドにできます。シャワー付き
ところで
電話番号を登録してたので乗る前日にSMSが届きました。内容は、CarBのファーストの車両は都合によりエコノミーで運転します。該当者には差額を返金します。みたいなもの。エコノミーで予約してたのに来て不思議でしたが、当日見てみたらBはエコノミーになってました。
号車番号は数字ではなく、ABCの順で付けられます。乗った車両はDで、座席番号は27でした。通し番号の座席番号なので、窓側とか通路側とかは乗ってみないとわかりません。
今後乗る人のために一応書くと、Dのエコノミーの場合、4の倍数の席は左の通路側、4で割って1あまる席は右の窓側、4で割って2あまる席は右の通路側、4で割って3あまる席は左の窓側。27だったので左の窓側です。
ところで、XPTはよく一部区間をバス代行運転します。メルボルンでの折り返しが1時間ほどしかないので、間に合わない場合とか、オーストラリアはよく休日に線路工事をやるので物理的に走れない場合などです。その場合、途中駅までバスに乗せられて、乗り換えとなります。正直それは嫌だったのでなんとか運行してくれと願っていたら、乗った列車はふつーに時間通りにメルボルン駅から発車しました。
そろそろ本題に入らないと
乗ったのは8/13火曜日
チケットはオンラインで予約し、eチケットをメールで受け取ります。印刷する必要はないっぽかったのでそのまま駅に行きました。
メルボルンの出発はサザンクロス駅です。終着駅っぽい雰囲気が最高。


荷物を預けるなら30分以上前には来いと書いてたので行ったら、全く荷物預かる様子もないし、なんなら人も全然集まってない。シドニーからの折り返し車両が到着したばっかで車内整備中でした。
てっきり荷物は機関車の荷物スペースにいれるのかとおもってましたが(シドニーで何回かそんな光景を見たし、先人のブログとかにもそういう記載があった)、皆車内にそのまま持ち込んでました。ドア横にラゲージラックがあって大きい荷物は置けるし、網棚も機内持ち込みサイズくらいなら置けます。

こんな感じ
ホームは端から150mほど歩かないといけない1番ホーム。乗車開始は8:15頃。お隣ホームからは8:05にアデレード行き豪華列車ジオーバーランドが出ていきました。


サザンクロス駅は自動改札がありますが、XPTに乗る時はeチケットなので通れません。そういう人向けに通れる場所があるのでそこを通ってホームへ。車内に入って出発する時くらいにチケットの確認があります。スマホ画面を見せればOKでした。

本日乗車のXPT2016
定刻の8:30より2分ほど遅れて発車しますが、のろい。サザンクロス駅の頭端ホームから出る列車は貨物線を通るのですが、朝ラッシュで非常に混んでいるからかな?そのまま7分遅れくらいになりました。
北に行く通勤路線はふつーはノースメルボルンから北に進みますが、この列車は一旦西へ行き、サンシャイン駅を通って北へ向き、貨物線を通ってウエストエアポートら辺を通過し、ブロードメドーでまた通勤路線に合流します。ここが最初の停車駅。降りれません。乗車専用です。お隣の席の人が乗ってきました。
このブロードメドーは、バスに乗り換えて20分ほどで空港に行けます。サザンクロス駅からスカイバスに乗っていくのがふつうのルートですが、ブロードメドー経由の方が10ドル以上安いです。難点は電車が20分に1本、バスは30分に1本なところ。
線路は2本が通勤線用、1本が貨物線で、しばらくずっと貨物側を走ります。
メルボルンはずーっと雨だったり曇りだったりぱっとしない天気ですが、しばらく走っていくと晴れてきます。車窓はひたすら緑の平原。所々で羊や馬や牛が放牧されているくらい。
定刻だと11:55にAlburyという駅に着きます。ここはVictoria州とNSW州の境界。一日数本ここまでサザンクロス駅からVictoriaの客車列車が入ってきます。着いたのは12:13
ナチュラルに少しずつ遅れています。
この駅から意外にもたくさんの人が乗車しました。20分遅れで発車。
12:30頃になると、車内放送で、お昼ご飯のメインメニューの予約を受けつけますという内容。しばらくしていると車内を巡回する係員が注文を聞いて回ります。みんな頼むのかと思ったら意外にも注文する人は1両で数人程度。4種類ほどから選べて9.5$ドリンクセットだと12$です。
定刻13:07のWagga Waggaという駅に着くとまぁまぁの人数が降りました。そして、まぁまぁな人数が乗車。沿線では比較的大きい街なのでしょうか。実際の時間は20分遅れの13:30頃で、相変わらず遅れています。
ところで、12:30に予約したランチをいつ受け取ればいいのかわかりません。通路の反対隣のおばさんが頼んだものの全然受け取ってなかったのでまだかと思ってたら、さすがに1時間だったのでビュッフェへ。受け取れました。ちなみに、その数分後に、もうできてますよ!っていう放送も流れました。
選んだのはローストポーク&ベジタブル。味は可もなく不可もなく。車内で温かいごはんを食べられるのは素晴らしい。

こちらは頼んだランチ
機内食みたい 有料だけど

ビュッフェ

色々売ってます
その次のJuneeでは、車内が少し慌ただしくなって、何事かと思ったら、「medical issueのため停まっています」みたいな放送が。急病人対応的な感じしょう。大丈夫かな?そして、しばらく停車。車内には救急隊が入ってきたものの、担架に人を乗せず帰って行った。謎だ。
けど、何故か遅れは回復して10分遅れで発車。もともとJuneeあたりで余裕のあるダイヤが組まれていたんでしょうか。急病人がなければほぼ定刻に戻っていたということに。
14時過ぎからだんだんと山の中を走るようになって、カーブが多くなります。ここで私自身はAmazon primeの映画を見始めました。
14:44に着いたcootamundraでは、遅れがさらに減って5分遅れになりました。ここの駅には、列車から接続するCanberra行きのバスがいました。

この駅キャンベラから遠いはずなのに、謎
車窓はひたすら単調ですが、オーストラリアらしさがあり飽きません。大体は緑の草原に羊だらけです。

ひたすらこんな感じ
16時を過ぎるとだんだん日が暮れてきます。このへんで14時から始めた映画は終わり(ちょいと感動してた)、夕暮れを眺めます。17時が近づき、goulburn駅に近づくとだんだんとカーブは減り直線が増えて再びスピードが上がります。
ちなみに、昼過ぎあたりはまた外の天気が曇っていたのですが、夕方になると雲ひとつない青空です。8月のシドニーはもともとメルボルンとは対照的にほとんど雨が降らないので、完全にシドニーの天気になったという感じです。
17時過ぎ、車内放送では再び温かい食事の予約をとるという旨が流れました。ちょっと早めディナー予約です。定刻ならシドニーに3時間で着くので、車内でディナーを食べるならこの時間から考えなければいけません。が、シドニーに着いてから食べるつもりなのでパス。
定刻17:18のGoulburnは17:22に出発し、ほぼ定刻の運転です。

そういえば車内には水が飲める機械があります。使ってないけど。
メルボルンを出て1時間したくらいから、シドニー郊外まで、永遠に圏外です。何もインターネットは通じません。古いヤツなので車両にはwifiもない。電源もない。なので、モバイルバッテリーを使っていたら、お隣さんが使わせて欲しいと。オーストラリアの人はまぁ優しい人が多いし変なことされる訳でもないので快く電気を分け与えて差し上げました。
真っ暗になった18:11にMoss valeに着きました。ここからは、シドニー郊外のCampbelltownまで30分ごとに列車が出ている、シドニーの外れです。あと2時間!
18:30頃、ディナー予約した人は取りに来なさい放送が流れます。放送流れる前でも受け取れるっぽいですね。
このあたりだと外は全く暗くて何も見えません。圏外なので地図も全然参考にならず。少し山越えをしているみたい?
キャンベルタウンを目前にした19時、シドニーまで1時間のところでビュッフェ閉店のアナウンスが流れます。たぶんシドニー到着までに片付けとかも必要だろうし、ディナーは既に配布済みなのでまぁこのタイミングなのでしょう。
19:15 キャンベルタウンに2分遅れで着きました。ほぼ定刻です。ここからはシドニートレインのT8に沿って市内へ向かいます。ここに来てやっと電波がまともに開通。長かったあああ。
お隣さんと少しお話したんですが、なんで12時間もかかる電車にしたの?って聞いたら、ヒコーキとバス乗ったことあるから電車も試してみようってなって乗ったらしいです、が、二度と乗りたくないと。同じ体勢で足が痛くなるし、スモーカーとして12時間禁煙は致命的だと。バスなら休憩の度に吸えるけど電車は無理。飛行機ならせいぜい2時間耐えればいい。とのお話。拙い英語でなんとか。
T8のRevesbyの手前で詰まりましたが、ここで前の列車を抜いて加速。19:48頃にWolli creekからはトンネルに入ったら空港に行ってしまうので、T4に合流してTemple方面へ。もうシドニーはすぐそこです。ここで、シドニー到着10分前放送が流れました。
シドニーの一つ手前Redfern少し前でまたノロノロになり、止まります。順番待ちでしょうか。T1T2T9の下を越えて西側のintercityホームへと行く線路へと移動します。そして、20:01定刻にシドニーCentral駅の3番線に到着しました。メルボルンからの11時間半の長旅終了です。
そういえば、荷物預けはあることにはあるんですね。預け荷物を先頭から取り出してました。
メルボルンではもっと早く行かなきゃいけなかったんでしょうか?
まぁ預けなくても持ち込めたので問題なし。

疲れた。

慣れ親しんだシドニーのタウンホールです。
シドニーのバーでこれを書き終わりました。