国内フェリーの中でいちばん満足度の高い(個人的感想)太平洋フェリーに乗ってきました!
乗るのは二回目。
前回は2018年2月に名古屋→苫小牧で2泊乗りました。このときは千葉沖で揺れて大変でした。
今回は、苫小牧→仙台の1区間です。
ここで、
太平洋フェリーのおさらい
運航区間は、苫小牧~仙台~名古屋
苫小牧~仙台は毎日運航。仙台~名古屋は隔日運航です。
苫小牧~仙台~名古屋の通しでは、2011年就航のいしかりと2004年就航のきそのどちらかが入ってます。4日で帰ってくる運用を2船でやってるので、2日に一回は苫小牧~仙台でも通し便が来ます。
一方、苫小牧~仙台だけを往復しているのが2019年就航のきたかみ。名古屋便がない日はきたかみが入ってきて、苫小牧~仙台は毎日運航なわけです。
苫小牧目線で言うと、
いしかり
きたかみ
きそ
きたかみ
のローテで4日で一周するわけです。
きたかみに当たる確率が高いですが、今回乗ったのは、きそです。
太平洋フェリーの中では一番古いですが、それでも2004年。全然きれいでした。
で、予約について。
太平洋フェリーが最高なのは、クソ安く乗れること。
早割がクソ安いです。
1か月前までのネット予約で、通常の50%オフくらいで予約出来ちゃいます。
今回乗った苫小牧~仙台のS寝台だと6000円台。
広いベッドと移動がセットになってこの値段です。
ほかに、直前まで使えるネット割もあって、期間に寄りますが10%割引。
で、船内にはいろいろなクラスがあります。
ロイヤルスイート
スイート
セミスイート
特等
一等
S寝台
B寝台
2等
です。
スイート系は室数は少なく、特等以下はたくさんあります。
一等以上は個室です。
今回はS寝台。
B寝台は2段(とはいっても下段と上段の入り口は違うので上段も入りやすい)の一方、S寝台は1段です。
ちなみに2等はいわゆる雑魚寝。それでも横になれるので全然いいんですがね。
早割で2等は4000円台、B寝台は5000円台、S寝台は6000円台。
1等だと1万近くなります。が、個室。
船のパブリックスペースが多いので、寝るとき以外はそこで過ごせば全然寝台でも問題ありません。
B寝台、上段と下段の入り口が干渉しないようになってます。
S寝台は高さがあります。素晴らしい。
そして、乗ったときはガラガラ。
二等室でもこれだけディスタンスとってれば快適ですね。
昔乗った上海行きの蘇州号とか関釜フェリーの雑魚寝より広々してます。
さて
当日のお話。まずは
乗船まで
今回はこの船に乗るが一つの目的なので、北海道に飛行機で朝乗り付けて、夕方には苫小牧から出航するという行程です。
午前中に新千歳空港に着いて、車を借りて、安平とか厚真とか、普通は行かなさそうならへんをドライブして、夕方に苫小牧駅前に車を返却。
寂れた苫小牧駅。
苫小牧駅から苫小牧港へはバスで行きます。が、バスは札幌からはるばる来ます。
道が混んでたらいつ来るかわかりません。
札幌駅前16:00発、苫小牧駅17:40着発、フェリーターミナル17:54着というダイヤです。
実際には17:41には苫小牧駅を出ました。定刻。
ちなみに、苫小牧からバスに乗ってフェリーターミナルから船に乗るというムーブは去年の9月にもやってます。
その時は連休でバスも10分遅れ、客もまぁまぁいました。船もまぁまぁ混んでました。
そのとき乗ったのは今回の1時間前の苫小牧駅16:40発。
今はコロナでこの便は運休しています。
前回乗った大洗行きはフェリーターミナル18:45発。今回乗る仙台行きは19:00発。
ということで、大洗行きは苫小牧駅16:40発を推奨されています。が、今はそもそもないので、17:40発に乗ることになるのでしょうか。
一方仙台行きは17:40発でも大丈夫としっかりホームページに書かれてます。
で、フェリーターミナル行きのバスですが、札幌から乗ってきた客が2人だけ。苫小牧駅での下車は0人。苫小牧からは2人の乗車で計4人の乗客でした。
1時間前のバスが運休してるのに少なーい。
フェリーターミナルにもほぼ定刻で17:55に到着しました。
快適な車内です。札幌からでも余裕。
着いたら、乗船手続き。ガラガラで5分もかからず完了。
これまた去年乗った大洗行きは結構ここで並んでました。
やっぱり連休か平日かの違い。
で、もう乗船開始してたので、すぐに船に乗っちゃいます。
18時からはもう船内レストランも営業しているのです。
苫小牧港名物、電車の発車標みたいなアレもあります。
では
船内探検!
5デッキから7デッキまでが客室で、3層吹き抜けになってます。
コロナじゃなきゃ生演奏もあります。
左はシアター、右にはカフェテリア的な場所。軽食が出てきます!
中も広々!
なんとゲーセンまで。遊んでる人はいませんでしたが。
営業時間の一覧が出てます。下の、ラウンジショー出演者ってところがほんとは埋まってて、ピアノの演奏とかしてくれるわけです。
そのあとデッキへお散歩。
乗ったときは普通だったのに、今は50m先が見えないくらいの視界!
そして、こちらより15分早く出る大洗行きのさんふらわあさっぽろの出港を見届けます。
アレに乗れば14時くらいに茨城の大洗まで帰れます。
一方こちらの太平洋フェリーきそは19:00出航。
ここからは
出航後
前はさんふらわあさっぽろ 大洗行きです。
実際には18:55くらいには離岸しました。
最初は後ろ向きで出てきて、苫小牧港の中で方向を90度変え、太平洋へ。
そして、レストランへ。
夕食バイキングは2100円です。
客も少なめ。
サッポロクラシックのサーバーがあるのですが、緊急事態中は酒類の提供をしてくれないらしいです...
なのでドリンクバー
満腹になったあとは、お風呂へ。
これまたガラガラでほかの客は1人だけ。
浴槽2つと寝湯とサウナがあるのですが、サウナはコロナで営業休止中。
飯食えて風呂入れて横になれてくつろげるなんて、もうこれ旅館でしょ。
21時からは船内シアターで映画もやってました。見てませんが。
コロナ前までは船内中央のピアノの生演奏とかもありました。
安い運賃で乗れるのに旅が豪華なんですよーーー
だから太平洋フェリーは最高。
22時になると、船内放送で、二等室の消灯と言ってました。翌朝の日の出は4:13だそうです。
早い。
S寝台はカーテンを閉められるので消灯する必要はなし。
風呂のあとは、パブリックスペースで写真の編集とかしながら過ごします。
ここの壁際にもコンセントがあるので、充電しながらできます。
ちなみに、docomo回線でスマホつないでるんですが、21時くらいまでは電波拾ってましたが、そのあと途切れ途切れになり、23時くらいに青森県に近づくとまた電波が安定しました。
青森沿岸まできたら仙台までずっと陸の近くを進むので、電波は基本的に通じます。少し遅いこともありますが。
23時くらいには就寝し、翌朝7:30くらいに起床。
この時にはもう南三陸とか女川らへんまで来てました。牡鹿半島をぐるっと回るのでここから仙台港までは2時間ほど。入港作業とかで30分かかって10:00到着予定です。
朝一で、反対からさんふらわあが来ました。たしか大洗1:45発の苫小牧行き深夜便。
朝もお風呂に行きます。ほかの客は0!!!
入港30分前までは入り放題です。
そのあと、朝飯。
朝食バイキングは1100円とお得なのでまた食べちゃいます。
9:00までなのですが、8:30とかに入ったらもうほぼ客もいなかったのででっかいレストランをほぼ独り占め。
快適そのもの。
あとは、船内売店へ。
御船印をもらいます。
こういうやつ
今後も船に乗ることはありそうなので、第一弾として。
そうこうしているうちに、もう前方には仙台港!
右前方には松島。
苫小牧19時発仙台10時着というダイヤは絶妙です。早すぎず遅すぎず。
9:30には仙台港に入り、のろのろ航行。フェリーターミナルは港の奥のほうなので、進んでいきます。
正面には夢メッセみやぎ、アウトレットの観覧車。右には多賀城のイオン。
仙台港!!!高いところからよく見えます。
ゆっくりと接岸し、9:50くらいには下船開始しました。
ちなみに、この辺りは津波の被害が酷く、建物の2階くらいの高さまでは来てたそうです。怖い。
早く着いたはいいですが、接続のバスは10:20発。20分ちょい暇です。
10:20の宮城交通のバスは仙台駅行きなので、仙台駅まで乗って行こうと思ったのですが、途中の中野栄駅で降りて仙石線乗り換えたほうが安いので、降りました。
中野栄まではバスで10分。160円。
バスは仙台駅まで乗ると550円。
所要時間は同じくらいです。